
「光の速度」で進化すっかな
天気がいい夜、上を見上げると、そこには星空があります。最近は、そんなにたくさんの星をみることはありませんが、ひとつしか見えないということはありません。いくつかの星々がきらめいています。
そんな星々をみて思うのです。
「あれらの光、ひとつひとつが違う時代のモノなんだなぁ(しみじみ)。」
遠く遠くのオリオン座だと、
右下の星のリゲルで約770光年、
左上の星のベテルギウスだと約640光年離れているので、
約770年前とか約640年前の星の光を地球から見ているということになります。
「星の光は過去の光…?今見える太陽光は、8分以上前の光だった…」
2018年10月15日より引用
なんかすごいですよね?
例えば、リゲルとかベテルギウスとかの光が、まだ鎌倉時代や室町時代に放たれたもので、現在、それらを私たちが地球で同時に見ているって、なんだかとても不思議な気分になるのです。
一言でいうとロマン???
それと同時に面白いのが、当の光は(仮に光自体に感情があったとしたら)「え?俺、そんなにすごいことしてたの?俺、今地球に届いただけなんだけど?」みたいになるところです。
それはアレです。浦島効果ってやつのせいです。
光速度に近い速度で運動している系の時間の進み方は、静止している観測者に比べて遅くなる現象。たとえば光速度の99パーセントで進む宇宙船内の時計は静止系の約1/7の速さで進むため、宇宙旅行から帰ってくると地球上では約7倍の時間が流れている。名称はこの現象を浦島太郎の説話になぞらえたもの。
「浦島効果」より引用
光の立場からすると、光速ですっ飛んできているので、時間が止まってしまっています。
私たちのように、光の外側から観測している者たちからは、何百年、何千年と経っているにもかかわらず、光の側からすると時間が止まっているため、一瞬で地球に到達したことになってしまうわけです。
「ん?何百年も経ってたの?そんなの知らねえよ」ってなもんです。
なんか、すごくないですか?このギャップ・・・私たちが日常感じている世界とは違い過ぎる存在です。
けど、その光は、常に私たちの身の回りに溢れています。本当に、私たちはつくづく不思議な世界に生かされているものだと思います。
そんな光に絡めて、私の「心の師匠」でもある仮面ライダーカブト・天道総司は、こんな言葉を残しています。
俺の進化は光より速い、全宇宙の何者にも俺の進化にはついて来れない。
「進化が光より速い」って、なかなかのパワーワードではないでしょうか。けれども、分からんでもないです。
人間にとって、変わる・変わらないというのは、心の持ち方であり、切り替えであり、それは一瞬のできごとでもあります。グダグダ変わる人もいるかもしれませんが、「よし、こうするっ!!」というのは、一瞬で決められるものです。
その変化がどれだけ大きかろうが、どれだけ激しかろうが、決めてしまったら一瞬です。仮に、それが周りの人からみたら、とてつもなく大変なことであっても関係ありません。
それは例えば、宇宙の果てまでのような膨大な距離であったとしても、当の光からしたら一瞬で移動したと思えてしまう、それくらいのことは起こりうるということなのではないかと思うのです。
そう、要は自分次第なのです。自分次第で、いくらでも世界は変わるということです。
せっかくなので、仮面ライダーカブト・天道総司語録をもうひとつだけ、ご紹介しておきます。
人間は変われる。人間もネイティブもあるものか。この世界に生けとし生けるもの、全ての命は皆等しい。他者のために自分を変えられるのが人間だ。自分のために世界を変えるんじゃない。自分が変われば世界が変わる。それが天の道。
仮面ライダーカブトはですねぇ・・・私は宇宙神であり、人間の未来像だと思っています。
そしてコレ、ちょっとしたコツがあるものの、私たちにもできるはずだと信じています。
要は、自分が「私、神様です」と言えるくらい、自分自身や「この宇宙」のことを受け入れられるかという問題なのだと思うのです。全員にチャンスはあります。
人それぞれでしょうから、焦ることはないと思います。どっかで気付いた瞬間、そこから光の速度で変わっていくのかもしれません。私は、人間にはそういう力があるような気がしてなりません。
「光より速い」は、さすがにちょっと難しそうですが、ひらめき、覚醒、気づき、目覚め・・・いろいろな言い方がありますが、その一瞬をとらえて、変わる人が増えてくれるといいなぁと願うばかりです。