感染予防はしないワクチン?
そもそも、ワクチンにはいろいろな問題があると思っています。私は、本来の解決策である治療薬・イベルメクチンの可能性を追求していくことこそが、問題の根本的かつ迅速な解決につながると信じています。
また、ワクチンについて、最も疑問視しているのは、ワクチンの中長期的な影響であり、自然免疫を壊すのではないかという点です。
いろいろあります。本当にいろいろありますが、今は一旦、それら「いろいろ」を置いておきます。
今更ですが、ここではワクチンの有効性について、今一度、確認しておきます。厚労省のホームページをみてみると、既に承認されているファイザー社製ワクチンについて、その有効性が次のように記されています。
新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。現時点では感染予防効果は明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。
※厚生労働省ウェブサイトより引用
つまり、ワクチンを打つと本人が発症することは予防できても、感染予防に効果があるかどうかは不明ということです。このことは、ワクチンを打つことが、無症状感染者を生み出すことにつながる可能性を意味しています。ワクチン接種者は、スーパースプレッダーになってしまうかもしれません。スーパースプレッダーとは、以下の通りです。
感染症を引き起こす病原体に感染したホストのうち、通常考えられる以上の二次感染例を引き起こす者を指す。スーパー・スプレッダーは、自分以外の多くの人へ感染を拡大させることから、感染症コントロール・感染症疫学上での大きな懸念材料となる。
※ウィキペディアから引用
無症状のスーパースプレッダーは、感染の自覚がないため、外部に出歩いてしまい、多くの人と接触(接近)をすることで、通常考えられる以上の人数への感染を引き起こしてしまいます。
「スーパー・スプレッダー」と呼ばれるこうした人たちは、普通に話しているだけでかなりの量のウイルスをばらまいてしまう。ナイトクラブやバーに行けば、それだけで店内のいる人の大半を感染させる危険性があるのだ。
※WIRED「ウイルスと共存するために姿を変えたナイトクラブは、その“本質”を保つことができるのか」2020年7月20日より引用
日本のマスコミでも、多くの若者が感染しているにもかかわらず、無症状のため、スーパースプレッダーになっていて、感染を拡大させているとの指摘があります。しかし、ワクチン接種こそが、そうしたスーパースプレッダーを大量に生み出してしまうとしたら、どうでしょうか。ビル・ゲイツ氏が言うように、大半の人々がワクチンを打たない限り、状況はますます悪化してしまうかもしれません。途中で、変異株などが生まれたら悲劇です(実際に、インドなどで起こっていたことは、こういう状況であったことも想定されます)。
また、ワクチンパスポートの議論があります。ワクチンパスポートは、根本的に問題だらけですが、それについては、あえてここでは触れません。過去記事を参照ください。
ワクチンに問題がなく、そのうえでワクチンパスポートが発行されると仮定した場合、ワクチンパスポートにはどのような意義があるでしょうか。
それは、ワクチンパスポートが、「自分は発症しない」ことの証明に使われなければならないということです。
例えば、新型コロナウイルスが蔓延している病棟などで勤務する場合、「その人は仮に感染したとしても発症しないから大丈夫、立ち入りを許可する」といった具合に使うことができるでしょう。つまり、新型コロナウイルスの感染状況が酷く、そういう危険な限られた場所に立ち入る場合に使われるというのであれば、理解ができるのです。
しかし、現実は違うようです。
米小売り大手ウォルマート(Walmart)は14日、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した客は店内でのマスク着用が不要になり、来週からは従業員も同条件でマスク不要を認めると発表した。
※AFP BB News「米ウォルマート、ワクチン接種済みなら店内でマスク不要」2021年5月15日より引用
ワクチン接種者は、安全で感染させない人たちという位置づけになっています。やっていることがまるで逆です。この流れでワクチンパスポートが導入されれば、新型コロナウイルスの感染が安全とされるような公共性の高い場所への立ち入りが許可されるようなことになるでしょう。しかし、ワクチンパスポート保持者は、仮にワクチンが正常に機能したとしても「発症しない人」なだけであって、必ずしも「感染していない人」ではないのです。ずいぶんとおかしな話です。
ワクチンが発症の予防効果しか認められていないことを知っていれば、当然、このワクチンパスポートの議論に違和感を覚えるはずです。マスクや対人距離が不要などという報道もバカげています。しかし、そういう違和感を覚えなかったとしたら、このワクチンについて、きちんと理解していないからではないでしょうか。
今回のワクチンは、人類にとっても初めてのものです。どんなものかは、まだよくわかっていません。しかし、私たちの命にとって、とても重要な意味合いをもっています。大手マスコミの報道だけでなく、せめてインターネットで、自分なりに情報を集めていく必要性があるのではないかと思います。