noteは言論の自由を守れるか?
今、毎日投稿をさせていただいているnoteですが、アメリカの大手IT企業のような検閲・言論統制などが行われないように願っております。
願っておりますが、こんな記事が出ておりました。
BuzzFeed Newsは、計測ツールBuzzSumoを使い、今年6月末までの上半期に公開された「note」の記事のうち、タイトルに「ワクチン」を含むシェア数上位100の記事を抽出し、調査した。
その結果、少なくとも58記事が、誤ったり、根拠不明だったりしている情報や、因果関係の認められていない有害事象を強調してワクチンを否定したり、不安を煽ったりする記事だった。
なかには医療者や公職者によるものもある。また、海外で拡散している根拠不明の情報を「翻訳」して転載しているコンテンツが多く見られるのも特徴だ。
※BuzzFeed「“反コロナワクチン”記事が「note」で拡散? 誤情報や陰謀論で影響力、運営側も問題視か」2021年7月13日より引用
この手の言論封殺の決まり文句は、「根拠不明の情報」、「因果関係の認められていない有害事象」といったところでしょうか。
この2つについて、少しみていきます。
1.根拠不明の情報
たしかに「根拠不明の情報」を掲載した記事は、そこそこの量、あるのだろうと思います。それらの情報に振り回される人々がいるとしたら、あまりよいことではありません。
しかし、noteのようなプラットフォーム提供事業者が、一方的にそれらの情報について、「根拠不明の情報」と決めつけることは、絶対に許されるべきではありません。何故なら、それはユーザーに考えさせない、つまりはユーザーを「判断できないバカ」だと決めつける行為にほかならないからです。
念のため、私の話をしておきますが、私が何かしらの主張をする際には、極力、その根拠となるソースを貼るようにしています。また、誰かの発言を引用する場合には、その人物がどういう立場の人なのかなどを、なるべく出すようにしています。
「いや、そもそもそのソースが怪しい」という指摘があるかもしれません。
しかし、それらは記事を読まれる方々のご判断でしょう。学問の分野で、論文を書く時もまったく同じです。大事なのは、参照元や引用元をきちんと示すことです。
その参照元や引用元となっている学説が揺らいでしまったら、たしかに大変です。しかし、そうしたことを含めて、自由な議論や検証がなされることで、「物事の確からしさ」というのは確立していき、学問として成立していくわけです。
特定の力(この場合、プラットフォーム事業者のコンテンツを制御できる権限・力)によって、一方的に削除したりすることがあるとしたら、それはまぎれもない言論統制であり、自由への挑戦ということになります。この点、プラットフォーム事業に携わる方々には、よくよく肝に銘じておいていただきたいと思います。
2.因果関係の認められていない有害事象
もうひとつ、「因果関係の認められていない有害事象」については、ほとんど議論の余地はありません。
「お前がみてこい」・・・です。
今の状況で、正確な因果関係なんて、調べられっこありません。因果関係を調べるには、関係各所が連携をして、綿密な調査をしていく必要があります。しかし、旗振り役であるべき厚生労働省が、完全に逃げ腰になっているのです。
今の厚労省は、ワクチン接種後の死亡報告について、ことごとく「因果関係不明」としておきながら、これとまったく向き合おうとしていません。
○佐藤委員 すみません、それでは、回答になっていません。端的にお答えください。100万人接種当たり16.2件の死亡が仮に真実だったときにこのリスクは許容できるのか、できないのかをお答えください。
○林予防接種室長 御質問ありがとうございます。予防接種室長の林でございます。
恐縮ではございますけれども、その仮定というのが、もしそうであった場合にというところの確からしさということをしっかりと考えた上でお答えしないといけないとは思っております。ずっとこの副反応部会が始まるとき、この新型コロナワクチンについて議論が始まるときから議論していることなのですけれども、たくさんの方に接種をさせていただきますと偶発的にその日、その翌日、その翌々日、亡くなる方の数というのは相当無視できない数になるということが接種の始まる前から議論されてまいりました。そういったことから考えて、これまで議論してきている中では、それら全てが新型コロナワクチンの接種による死亡であるというような仮定を置いて議論するということはなかなか難しい状況ではないかというように思います。
※「第4回 医薬品等行政評価・監視委員会 議事録」2021年6月28日より引用
接種後、偶然亡くなったケースがたくさんあるはずだろ?実際、そうかどうか別として、そういう議論をしてきたろ?よく分からないんだから、仮定の話は持ち込むな。という論法です。
「ワクチン接種後に死んだ?ワクチンが原因じゃないかもしれないだろ?」
そう、まさにその通りなのです。ただし、これを別の言い方ですれば、「ワクチンが原因かもしれない」ということでもあります。そう考えると、「ワクチンで死んだ」というのが、必ずしもデマではない可能性があります。厚労省がこれをデマだと断じるためには、「ワクチン接種が原因ではない」ことを立証する必要があります。それができていない以上、厚労省が「ワクチンで死んだ」をデマと主張することはできないはずです。
※「厚労省はかなりヤバい」より引用
ワクチン接種が原因でないことを立証していないにもかかわらず、一方的に「ワクチン接種後の死亡をワクチンが原因ではない」とは言い切れないはずです。それなのに、こうした情報を「デマ」と呼ぶのは、厚労省の責任放棄以外の何ものでもありません。
実際、ワクチン接種後の死亡について、「ワクチンが原因ではないか」と疑っている人々は、たくさんいます。いくらでもいます。わんさといます。
本当に多くの人々が犠牲になっている可能性があります。とても偶発的とは思えない数だと思います。それにもかかわらず、中央官庁の発表を鵜呑みにしたまま、実際にこうした訴えをしている人々のところに足を運び、確認することもなく、ただ「因果関係の認められていない有害事象」と断じるのは怠慢です。
逆にいえば、そういう確認作業もしないまま、ワクチンとの因果関係を疑う投稿に対して、「デマ」や「誤情報」呼ばわりする人がいるとしたら、その人間にメディアのような不特定多数の人々に情報を発信する資格はないと思います。
正直、私も上に掲げられている死亡や被害を訴える人々の投稿が、全て本当かどうかは分かりません。なかには偽の投稿も含まれているかもしれません。しかし一方で、個人的に無作為にアカウントを調べてみる限り、嘘とは断定できないものが、大多数あるのではないかと思っています。
それらは因果関係が認められないにしても、因果関係を否定しえないものたちです。したがって、ワクチンへの安全性には疑問符をつけざるを得ません。それを一方的に「デマ」、「誤情報」と片づけるのは乱暴に過ぎます。
現状、ワクチンに関するものは分からないことだらけです。当然、そこには幅広く様々な主張や議論が存在しえます。
そんな状況のなか、noteのようなプラットフォーム提供事業者がなすべきことは、そうした様々な主張や議論を交わらせることです。けっして、一方的な利用停止や削除ではないこと、ここに申し述べておきたいと思います。
最後に・・・この問題は人口削減に向けたプロジェクトではないですよね?陰謀論?けど、首相自ら、なんか変なこと言っていますけど?
質問:感染者の数についてはどのようにお考えですか?
首相:あのー、今日の数字、皆さんご承知だと思いますけども、人口、あのぉ(まずい!という顔)、人口が、あのぉ、減少してる。そうした効果は出始めてきているのではないかなというふうに思っています。
揚げ足をとるなという指摘もあるかもしれません。しかし、ここで最近覚醒したうちの母のコメントは、「あそこで『人口』という言葉が出てくるのはあり得ない。本当に政府はおかしいわ」だそうです。
私もおかしいと思います。