大学生の子供へのワクチン阻止
新型コロナウイルスのワクチンについては、それぞれのご家庭でいろいろな考え方があると思います。最近、反ワクチン陰謀論だの、反ワクチンの組織的活動だのという言葉を耳にしました。ワクチンが有効・有益なものであるという方々からすると、私のような者が書く記事は、かなり目障りでしょう。そういう方はこのウィンドウをさっさと閉じてくださいね(強制するつもりは全くありません)。
しかし、自分の子供たちということになると、かなり事情が変わってきます。子供は親にとって守るべき存在ですし、親が危険だと思っている道を子供が進もうとしているときに、それを黙ってみていることなどできません。
最近、私と大学生の子供たちの間でも、ワクチンの話が出始めました。先日、ある私の記事に、大学生のお子さんに対する説得が難しかったというコメントをいただきました。分かります、その通りです。私も同じような問題に直面しました。
私は、今回の新型コロナウイルスのワクチンに対しては反対の立場を取っています。私なりに、新型コロナウイルスにはイベルメクチンが有効、ワクチンの安全性は疑わしい、むしろ深刻な危険性すらあるという結論に達しています。したがって、私はずいぶん前から、子供たちに「ワクチンは打つな!」という御布令を出していました。これはワクチンから家族の命を守るための措置だと考えています。
けれども、大学生ともなってくると、子供といえど、自分なりの意見や考えというものが出てきます。案の定、子供がこれに反発してきました。
子供が言うには、ワクチンを打つというわけではないのですが、打つか打たないかは自分で決めるというのです。
一通りの調べがついている私からしたら、とんでもない話です。しかし、「打つなと言ったら打つな!」といくら繰り返したところで、反発を招くだけで、いつまで経っても平行線です。こればかりはどうしようもありません。
こういうことは、おそらくあちこちの家庭で起こっているのだろうと思います。逆のパターンもあるでしょう。今はとにかくワクチン接種に関わることが、宗教戦争の様を呈していることはたしかだと思います。
そし今回、私はこの問題について、経済的自立という側面で考えてみる必要があると思いました。子供の言いたいことも分かります。しかし、このワクチンに関することを、子供に勝手に決めさせるわけにはいかないという点、子供に対して、論理だてて説明しないといけないと思ったのです。
以下、私が全部子供に伝えたわけではありませんが、大学生の子供と向き合うにあたって、頭のなかに入れていたポイントになります。ご参考までにご紹介いたします。
まずはこちらからご覧ください。厚労省から出ている文書の中に、このような文言があります。
万一、接種により健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく予防接種健康被害救済制度により、適切な補償が受けられます。
新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた方が疾病等の状態にあり、その疾病等が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認めた場合には、国が費用を負担します。予防接種によって通常起こりうる軽度な副反応については、疾病等の状態に該当しないため、認定の対象とならないことがあります。
何となくよさげなことが書いてありますが、きちんと読めば「厚生労働大臣が認めない限り、国は費用を負担しない」ということがわかります。問題は、厚生労働大臣が認めてくれるかどうかです。
もちろん、この答えは決まっています。今の厚労省は、認めない方向で突っ走っていると思われます。ほぼ、認められることはないでしょう。実際、これまで厚生労働省に報告されている死亡事例については、きれいにすべて「因果関係不明」で片づけられています。
そうなると、重症化した場合などは、医療費としてとんでもない金額を支払うことになるわけです。何かしらの後遺症が残って、それに対する治療がある場合、長い期間に渡って、その費用を負担していかなければいけない人生だってあり得ます。現在、治験中にあるワクチンですから、何が起こるか分かりません。それ、誰が負担するというのでしょうか?親?無理です。
結局、どうしても親の言うことを聞かない、自分で決めるというのなら、家を出て、学校も辞めて、さっさと経済的に自立しなさい、ということです。ワクチンを接種するということは、とんでもない経済的リスクを負うということでもあります。大学生だからといって、思考は一人前かもしれません(未熟でもあります)が、社会的にはまだまだ自立できていません。逆に、これを機に家を出て、学校を辞めて、職にも就いて自立する。そのうえで、ワクチン接種の意思決定をするというのであれば、それは認めてあげてもいいと思います(その代わり、結果責任は取ってあげられません)。
今回のワクチン接種に関わる意思決定は、進路をどうするとか、就職先をどこにするとかいう話とは次元が違います。もしかしたら、莫大な経済的打撃を被るかもしれないものなのです。そんな重大な意思決定を、経済的に自立もできていない大学生が、自分たちで行うなどということなど許されません。
なお、この「莫大な経済的打撃を被るかもしれない」というリスクの認識については、子供がどう思おうが関係ありません。このリスクをどう捉えるかということ自体、経済的責任を負っている親が判断すべき問題なのです。
結果として、私の子供たちはワクチン接種をしないという結論に落ち着きました。子供たちは不満だったかもしれませんが、仕方ありません。そういうものです。
ちなみに厚生労働省は、16歳以上については、親の同意は必要ないと言っています。
未成年者であっても、16歳以上の方については、親の同意書は必要ありません。15歳以下の方の接種には、予診票に保護者の署名が必要になります。
こうしたことも、話をややこしくしています。ちょっと分かったような気になった子供は、こういうのを持ち出して「自分で決める」などと言い出すかもしれません。
しかし、そんなことは知ったことではありません。親の同意を必要とするかどうかは、各家庭で判断すべきであり、国にとやかく言われる筋合いはありません。経済的な自立ができていない以上、子供は子供です。それは上述の通りです。
たくさんのご家庭で、同じような悩みを抱えているようにも思いますので、今回は私のケースについて、情報共有をさせていただきました。あとは皆さんのご健闘を祈ります。