トラえもんがやってきた
今年は、あまり無理をし過ぎず「楽農」をしたいと思っています。しかし同時に、去年と同じことをやっていてもいけないとも思うのです。
そこで、今年のチャレンジは・・・トラクターですっ!
ただ、トラクターと言っても、ちょいとお借りして、チャチャッと運転するというわけにもいきません。馬力によっては、それなりに高価なものになりますし、壊したりでもしたら大変です。
ということで、とにかく自分のトラクターを持ってみたいと思ったのでした。
けれども、さすがにトラクターともなると、きちんと保管する場所がないといけません。畑に出しっぱなしで保管なんて、ありえないです。
なので、どうしたものかと、ずっと考えていました。
すると先日、たまたま、地主の方と雑談をしていたら農業機械の話になり、「置く場所がないんで、買いたくても買えないんですよ」と言ったところ、「そんなの、うちの裏を使えばいいよ」とおっしゃっていただきました。
なんと!?そんなことが可能????
やっぱり、ツキが回ってきてる!!!!
早速、家の裏を見せていただきました。すると、屋根付きの立派な格納スペースがありました。文句なしですっ!
で・・・それからヤフオクを眺めるようになりました。富士河口湖農園からのアドバイスも受けながら、最終的にキャビン付きのものと、そうでないものの2台に絞り込みました。
「キャビン付きだと、格納庫の屋根の高さが気になるな・・・」
いろいろな面で、キャビン付きの方がよさげなのですが、サイズが微妙な気がしたのです。そこで、入札前に格納庫のサイズを測ってみることにしました。
格納庫の屋根は、雨水がうまく流れるように斜めになっていました。測ってみると奥側が1.7mで、手前側は2.7mでした。キャビン付きトラクターの高さは、1995mmとのことなので、奥側の屋根よりは高くなりますが、トラクターの形状を考えたら、まったく問題のないサイズでした。
そこで、ヤフオクで勝負をかけました。そして・・・
落札!!!
オークションとかは苦手ですが、何とかなりました。感動です。
そのあとすぐ、地主の方にトラクターが来る旨のご報告をしに、再び格納庫を訪れてみました。
すると・・・問題発生!!!
先日の測定時に気がつかなかった場所に、梁があるのをみつけてしまったのです。その梁の高さは、あきらかに2.7mよりもだいぶ低く、どちらかというと奥側の1.7mにかなり近い高さにありました。
「むむむ?もしかしたら、入らないかも???」
ちょっと不安になります。そして、メジャーで測ってみました。
すると・・・198、、、199cm。ギリ、ダメじゃん!!!
ただ、そこで終わらないのが、ツキまくっている今の私です。
地主の方曰く、「下を少し削ればいいよ」とのことで、スコップで小石を除いてみました。すると・・・200cm確保できました!
コレ、最初の段階で梁を見落としていたところが、ミソだと思うのです。
最初から梁に気付いていて、「高さが198cm」とかいう頭だったら、きっとキャビン付きじゃない方を落札しにいっていたと思います。しかし、それにすっかり気付かずにキャビン付きを落札しに行ってしまい、それでも結果、ギリギリ格納庫に入るというのが、なんかこう・・・このキャビン付きトラクターに運命を感じてしまうわけです。
そしてついに、その運命のトラクターがやってきました。
もう・・・カッコよさしかありません。頭のなかでは、グランツーリスモのOPテーマが流れてきます。
もちろん、私は動かせません。農業リーダー・軍曹殿に動かしてもらいます。
おぉぉぉ!
上々です。どうやって動かしているのかは分からないけど、とにかくなんか動いてるし、耕しているぞ???
いやぁ、よかったよかった。満足満足・・・じゃない!!!
格納庫に入るのかが問題です。
早速、格納庫に移動して、トラクターを入れてみます。
ひえぇぇぇぇ、やっぱり微妙???
オーライ、オーライ・・・なんとかなる???
うん、大丈夫そう・・・ですよ?
はい、ピッタリ~~~。
こうしてみると高さだけでなく、屋根の長さまで含めて、「このトラクターのための格納庫?」というくらいピッタリです。
エンジンルームも開けてみましょう。
開きます?うん?引っかかります?どうです?大丈夫かな?
はい、ピッタリ~~~(笑)。できすぎですわ!!!
ほんとに笑っちゃいました。ツキが回ってきているというのは、きっとこういうことなんです。
ともあれ、この日は格納しただけで、私は一度、運転席にちょこんと座っただけで終了です。
一応、軍曹殿からは、一通りトラクターの基本的な使い方を教えていただきました。けれども、とてもではないですが、全然覚えられません。おそらく、少しずつ実地で勉強していくしかないのだと思います。
でもとにかく、こんなド素人の私のところに、最高のトラクターが来てくれたように思います。
そんな最高のトラクターに、名前を付けてあげないといけません。
ということで、集まった名前候補のなかから、厳正なる審査の結果、以下の通りとなりました。
命名・・・トラえもん。
o((=゜ェ゜=))o
どう??頼りになりそうだよね?
今シーズンは、そんなトラえもんと一緒に頑張ってやってみますっ!
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