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鳥の方が先輩

食料危機?

実際のところ、それが起こるのかどうかなんて、私にも分かりません。でも、いろいろな情報に接していると、やはり警戒しないといけないとは思っています。

ジワリジワリ、何か来てません?

まぁ、この程度で、何かが大きく変わるということはないでしょう。けれども、警鐘を鳴らし続けていた人たちもいますし、何かの始まりかもしれないと注視しておく必要はあるように思います。

でもね?正直、今の私には、そういう情報を追っている時間がないんです

調べたり、論じる時間があったら、まずは行動を!ということで、この日も農場に出かけました。

先日、農業リーダー・軍曹殿が、「やっぱり高い長靴はモチがいいよ。なかなか壊れない」とおっしゃっていたので、新人・竹内が「長靴って壊れるまで履いた記憶がないんですけど、どこが壊れるんですか?」と聞いたのですが、ゴニョゴニョされて、よく分からなかったのです。

しかし、ついにその時がやって来ました!!!

長靴、壊れたっ!!

左の親指の付け根くらいのところが破れて、水が入ってきてました。

いやぁ、竹内もそれくらい農業頑張ってるってことですよ。
エッヘン<( ̄^ ̄)>

早速、軍曹殿から助言をいただき、耐油長靴を購入して、気分を新たに、この日の農作業に勤しみます

長靴を履き替えて、まず取り組んだのがこちら

塩水選や温湯消毒が終わって、現在、浸水工程にある種籾でしたが、思ったよりも早く水が濁っている感じになっていました。

ということで、早速、排水して、水を取り替えます

排水するときは、この電動ポンプを使いました。

そんなにパワフルに排水してくれるわけではないですが、ホースを伸ばすことで、自由に排水する場所を決められるので、なかなかに便利だと思います。

ここには、水路があるので、ちょうどそこに排水するかたちにしました。排水が終わったら、またを入れて、エアポンプで空気を送り込んでおきます。

それにしても、種籾は本当に手がかかります。ここから芽出しをして、苗を育てるまでの間、(また引き続き、記事にはしていくつもりですが)かなり頻繁に面倒をみることになりそうです。

最近の農家さんが、種籾から稲作をするのではなく、農協などから苗を買ってくる理由、とても分かる気がします。種籾からやってたら、本当に大変です。

私たちは、あくまでも「循環型農業」を目指しているので、意地でも種籾からやりますが、普通に商売としてやることを考えたら、こんな面倒なことはやっていられないと、つくづく思います。

このテーマは、またいずれ記事にしたいです。


さておき、この日は、種籾の水替えを終えて食事をしながら、新人・竹内は、種まきがしたくてしょうがないので、その話を切り出してみます

だいぶ暖かくなってきたし、この日もコートなんて一切着ることなく、作業できていましたから、「もう種蒔いていいじゃないです?」という気にもなるのです。

しかーし!それは甘ちゃんの考えらしいです。

この時期は、暖かくなったと思っても、突然寒くなったり、下手したら雪が降るようなことまであるため、うかつに種まきをすると失敗するとのことです。

たしかに「三寒四温」なんて言葉もあるくらいですから、この時期に焦って種まきをすべきではなさそうです。

ということで、この時期は、まだまだ土づくりです。地道にコツコツですね。

結果、食後はまず、落ち葉を軽トラの荷台一杯にかき集めてみます

そこに有機石灰を一袋(20kg)を持ってきます。

これらを畑に撒いていくのです。

石灰を撒くときは、このひしゃくの先のようなものにすくって、それを適当に畑に散らしていく感じです。

こんなふうに、うっすらと白くなるくらいに撒いていきます。

さらに、ここに落ち葉を入れていきます。

ということで、畑は最終的にこんな感じになりました。

さぁ・・・そして、ここからが本番です。軍曹殿にお願いして、トラクターを動かしていただきました。

その結果が、コチラ!

すごーい!!

自分が担当する畑を持つのも人生初ですが、そこにトラクターが入ったのを見るのも、人生初の体験です。いろいろカンドーです。

何にせよ、トラクターのおかげで、さっき撒いた落ち葉と石灰は、見事に土の中に溶け込んだ感じです。土づくり、着々と進んでいます。


トラクターが畑を耕していたら、そこに鳥がやってきました

1羽ではなく、何羽もやってきて、何かをついばむような仕草をしていました。

トラクターが畑を耕すことで、土の中にいる虫が出てくるのでしょうね。それを知っている鳥たちが、集まってきたようです。

鳥たち・・・俺より畑のこと知ってるじゃん

何だか、そんなことにエラく感心をしてしまいました。

田んぼや畑なんてものは、ごく当たり前のことですが、自然の中にあるものです。最近、農作業を始めたばかりの私からしたら、この鳥たちの方がずっと先輩になるわけです。

新人・竹内、まだまだです。

謙虚に、しかし貪欲に頑張っていきます


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