「センシティブ」な人体実〇
はぁ・・・またですよ・・・。
先日、私のツイッターへの投稿が「センシティブな内容が含まれている可能性のあるツイートです」と表示されてしまい、ちょっとモヤモヤしていました。
結局、具体的に何故そんな表示になってしまったのか、よく分からなかったのですが、またもやです。
えーーーー?今度はなんだ???
と思って、調べてみたら、今度はこれでした。
なに?人体実験がいけなかった?
元ネタは厚生労働省の審議会における議事録です。出元の怪しい秘密組織の文書ではありません。厚生労働省のHPにも公開されている、国民の命に関わる問題の審議会議事録です。
よく分かりませんが、せっかくツイッター社にその内容が「センシティブ」だと教えていただいたので、あらためてその内容について、見てみたいと思います。
問題としていた文書は、「令和3年6月23日 第62回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第11回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)議事録」というものです。
タイトル、ながっ!!!
では、早速、このなかから「センシティブ」と思われる内容を取り上げてみたいと思います。
まずはワクチン接種後の心筋炎に関する報告です。
海外の報告では、ワクチン接種後の心筋炎関連事象は1回目より2回目接種後の報告例が多く、若年の男性が多い傾向であり、また、発症しても軽症が多いとされております。
また、我が国の報告につきまして、資料が飛びますけれども、1-5-3を御参照いただきたいと考えておりますが、全例の経過を拝見しておりますと、海外の報告と同様、1回目より2回目接種の報告例が多く、若年の男性で多い傾向にあります。若年の男性に係る報告事例におきましては、全例の軽快または回復が確認されております。
正確な比較は困難ではありますが、若年の男性におきましては非接種者における発生頻度に比べ、接種者における発現頻度が高い可能性があります。一方、新型コロナウイルス感染症患者においても、一定の割合で心筋炎の合併が報告されており、入院をするような症例では心筋炎関連事象の発現頻度は接種者における発現頻度と比較しても相当程度に高い可能性があります。
こうした状況を踏まえまして、ワクチン接種後の心筋炎関連事象の考え方についてのまとめでございます。現時点におきましては、ワクチン接種の体制に直ちに影響を与える程度の重大な懸念は認められず、引き続き国内の発生状況や海外における報告状況を注視し、検討を継続することとしてよいか。
以上のことをざっくりまとめると、こんな感じです。
・たしかにワクチン接種者は心筋炎多いかもね?
・でも、ほとんど軽症だし、全員回復しているよ?
・あと、ウイルス感染者は、ワクチン接種者よりももっと多く心筋炎になってるかもだぜ?
・だからワクチン接種の心筋炎への影響は、そんなに問題ないでしょ?
・引き続き、検討でよいよね?
ということなので、ワクチン接種をしたからといって、非接種者よりも心筋炎のリスクが高くなるというのは、そんなに心配しなくてもいいということのようです。
はい、分かりました。では、次行きましょう。
同じく、心筋炎に関する内容です。
まず心筋炎そのもの、ウイルスあるいは細菌感染症の後に若い男性に起こりやすいということがどうかは、正直、実は我々も迷っているところでございまして、本当に全ての方を検査すると、もしかしたら、多分基礎的な心疾患がある方のほうが心筋炎にかかりやすいあるいは重症化しやすいと我々としては考えておりますので、これは分からないというのが正直なところだと思います。
今回こういうワクチン接種後に起こるということは、正直なところ、実は我々も本当に初めてのことでございますので、今後ここはしっかりデータを世界的にも日本でも蓄積していくべきだと思います。
うーん・・・、ちょっと自信ない感じ?
さっき「重大な懸念はない」との発言がありました。けど実際、そうはいっても、やはりワクチン接種後に起こる影響については、「初めてのこと」なので、何とも言えないということのようです。
そうですよね・・・初めてのことですもん。試験データだって、十分ではないわけですから、そりゃ初めてのことだって出てきます。
どちらにしても、やはり一概に「重大な懸念はない」とは言えなさそうです。
さぁ、それでは次、見ていきましょう。
そこ(循環器系疾患の性差)は、個人的には非常に今後明らかにしないといけないところだと思います。特に循環器疾患の場合には、ある程度年齢が高くなってきたときには、やはり性差というか、非常に研究も進んでおりますし、いろいろなデータもあります。一方、若い方の場合には、むしろ、女性の方だと心筋、心臓そのものに疾患がある方も、先天的なものの中ではほぼいませんので、こういう状況で、正直、今日のデータも含めて、男女差があるというところは感覚的にはすっと受け入れ難いというか、そういう印象を持っていませんでしたので、もしこれが本当であるならば、これは大変な研究対象だと思います。我々が見出していない何かがこの背景に隠れている可能性があると思います。
そうなんです。「もしこれが本当であるならば、これは大変な研究対象」のようなのです。
え・・・?ええええええ?
け・・・研究対象ですとぉ~~~っ?
たしかに「ワクチン打ったら死ぬんだぞ?」とか、「ワクチンは毒なんだぞ?」とか、今、そういう過激な「人体実験」論を述べるつもりはありません。
今回の審議会での議論のうち、私がツイッターの投稿で取り上げた部分は、「ワクチン接種と心筋」が主なテーマだったようなので、ワクチン全体を否定しうるものかどうかでいったら、そうではないでしょう。
しかし、やはりどうしてもこの疑問は拭えません。
やはり、これってまだ人体実験よね?
あーー、いいんですっ、いいんですっ!
そんなに必死に否定しなくてもいいんです。
「これはもう既に政府の承認を受けた上での実験なんだから、『臨床試験』というべきものなんだ」とか、そういう言い訳があるのも知ってます。
けど、普通の承認じゃないですもん。初めてのことだってあるし、研究対象になる材料だってあるわけじゃないですか。
そしたら、やはり「人体実験」という言葉を使われてもしょうがないということにもなりますよね?そういうことなんです。センシティブな問題なんでしょうけど、しょうがないですよ。人体実験なんですもん。
もっと言いますけど、これ、接種始まってまだそんなに時間経ってないですからね?ワクチン開発、うまくいったって通常5年って言いますよね?
そういう意味でいったら、年単位での事象なんて、まだ皆無に等しい状況じゃないですか。そしたら、今の段階では、こんなの実験以外のなにものでもないと思います。それこそ「初めてのこと」だらけでしょうし、「研究対象」の山が積み上がることでしょう。
・・・むぅぅぅ
とか考えてたら、段々、腹が立ってきた。
センシティブ?知らんわ。
こちとら、自分たちの命がかかっとるんじゃ!
センシティブだからといって、蓋して見ぬふりして、
殺されるわけにはいかんのぢゃっ!!!
あ・・・最後、ちょっとキレ気味になってしまいました(失敬)。
ということで、これからも皆さん、「センシティブ」な情報には気をつけましょう。