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怒涛の忘却力を活かす!

私の忘却力すごいんです

普通に考えたら、忘却力なんてものは、自慢するものではないと思います。忘れているより覚えている方がいいに決まってる??

まぁ、何となく分かります。けど、意外とそうでもないと思うのです。忘却力って、なかなかにすぐれものです。

もちろん、ちょっとした不便はあります。

事務所での仕事をしているときなんかは、「竹内さん、もう忘れているとは思うんですけど、この間、こういうファイルシステムを作ってもらったんですね・・・」という枕詞から、話をしてもらうことが多々あります

そうやって説明をされて、私もそれを一緒にみるのですが、実際、何も覚えてません。「へぇ~~~、こんな便利なモノを作ったんですねぇ。我ながら、やるじゃないですかぁ~」みたいな感じです。

コレ、どうしてそんなことが起こるかというと、何かがあったとき、覚えておくべきものと、忘れてもいいものとを峻別しながら生きているからです。

終わった仕事、とくに完結した仕事なんかは、よほどのことがない限り、覚えておく必要がありません。仮に、あとから何か問題が起こったとしても、問題が起こった時点で、見直せば大体のことは分かります。だから、そういう仕事は、「終わったー、やったー!」でおしまいにして、すっかり忘れることにしているのです。

もちろん、一方で覚えておかないといけないこともあります。

だから、そういうものは、常に少ない状態にするように心がけます。

例えばメールだったら、なるべくすぐに返します。こちらで持ってしまっていると、忘れてしまって、すっぽかす可能性が高くなります。どんな話だったか、忘れてしまうことだってありえます。なので、すぐに返しつつ、こちら側がすべきことは、さっさと片付けた状態にしておくのです。そうすると、ボールは相手側に行くので、私の方で覚えておくべきことはなくなります

「竹内さん、仕事早いですよね?」と褒められることがあります。しかし、それは私に能力があるというよりも、自分が忘れっぽいことを熟知しているが故に、さっさとするべき仕事をして、相手にボールを返しているというだけの結果論です。

また、たくさんのことを覚えられないので、膨大にある仕事の中で、自分しかできないことしかこなしません。他の部分は、なるべく自分よりできる人に入ってもらって、お任せします。お任せしたところは、自分よりできる人にしてもらうので、自分がするよりも早く片付きます。私は私で、私にしかできない仕事に絞っているため、とても早く、覚えておくことも最小限で完遂することができます。

さらに、私にしかできない仕事をするので、周りからは、とても感謝されます。結果、みんながハッピーになるという具合です。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。

別に戦争をしているわけではないので、「百戦殆うからず」なんて表現はする必要はないかもしれません。けれども、自分の欠点(忘れっぽさ)を熟知すればこそ、そこを無理せずに調和がとれた仕事の進め方ができるというわけです。

そして、忘却力をさらに積極的に使っていくと、もっとすごく便利なこともあります。

嫌な思いをしたことは、大抵、忘れます。具体的にどんな思いをして、どんな気持ちだったかみたいなことは、キレイに忘れてしまいます。なので、変な感情は残りません

恨みとか、怒りとか、仕返しとか、そういうものは考えないで済みます。そういうネガティブなことを考えないで済むため、自分の世界は常に開けた状態で、気分よく前に進んでいくことができます。

コレ、見ようによっては、ただの能天気な「アホ」です。しかし、そういう自分の「アホ」な部分を受け入れて、さらにそれを積極的に活かしていけば、それ自体が武器になるということです。

自分も周りもハッピーです。誰も損しません

あ、ただし、ケジメはつけさせます(893さんじゃないですけどっ!)。そういうところは、最低限の「覚えておくべきところ」に峻別して、きちんととっておきます。お互いのためにも、ケジメをつけずに水に流すということはしません。それでも、変な感情はないので、こじれません。姿勢直していきましょうね?ってだけです。

どうも人間というのは、できることばかりに目が行ってしまいがちです。できないことがあると、「あー、自分にはできないんだ。他人よりも劣っているんだ」と落ち込みがちになるように思います。

分かります

けど、そこは受け入れてしまうのです。いや、受け入れてしまうどころか、それを積極的に活用して、自分の武器にすらしてしまうことが肝要です。

コンプレックスがある??

そんなものは、さっさと受け入れちゃいましょう。そして、それを積極的に活用したら、きっとすごい武器になるんですよ?

怒涛の●●力!」、発揮しちゃってくださいっ!


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