ボッシュ博士の気になる警告
新型コロナウイルスのワクチンについて、私は危険だと思っています。私のような人間を「反ワクチン派」という捉え方をされる方がいるかもしれません。しかし、私はワクチン全般に対して、否定的なわけではありません。これまで、何度もインフルエンザワクチンを打ってきました。とくにワクチンに対して、怖いと思ったこともありませんでした。けれども、今回の新型コロナウイルスのワクチンについては、非常に怪しいと思っています。ただ所詮、私のような素人が何を考えようが、どうでもいいことです。
しかし、ワクチンの専門家が鳴らす警鐘は別です。とくにボッシュ博士のような専門家が、今回の新型コロナウイルスのワクチンは危ないと指摘している事実を無視するわけにはいきません。
●ベルギーのゲント大学でDVM(獣医学博士)を取得
●ドイツのホーエンハイム大学でウイルス学の博士号を取得
●ベルギーとドイツの大学で非常勤講師
●いくつかのワクチン企業(GSK Biologicals社、Novartis Vaccines社、Solvay Biologicals社)に入社し、ワクチンの研究・開発に従事
●ビル&メリンダ・ゲイツ財団のグローバル・ヘルス・ディスカバリー・チームでシニア・プログラム・オフィサー
●Global Alliance for Vaccines and Immunization(GAVI)でシニア・エボラプログラム・マネージャーとしてエボラワクチンの開発に従事
●ドイツ感染症研究センターにワクチン開発室の室長として入社
※「https://www.geertvandenbossche.org/」より抜粋(機械翻訳)
ボッシュ博士の経歴をご覧いただければ分かりますが、バリバリのワクチン開発・推進者です。どう間違っても「反ワクチン派」とは言えません。今回、このコロナウイルスのワクチンについては、その彼が大反対をしているのです。
既に何度か、私の記事でも取り上げた内容で重複しますが、ボッシュ博士の主張について、ここであらためてご紹介しておきたいと思います。
今回のワクチンによる悪影響として、非常にザックリですが、彼は以下の2つを懸念しています。
1.変異株(より感染性のある亜種)に対応できない。
2.自然免疫が抑圧されてしまう。
まず初めに変異株に対応できないという部分についてです。ボッシュ博士は以下のようなグラフを示して、説明しています。
黒い曲線が、元々のウイルスであり、ピンク色が変異株になります。ワクチン接種により、最初は黒い曲線が下がってきます。政府などが、「ワクチンの有効率は95%」などと言っているのは、おそらくこれが下がってくるということだと思われます。しかし、ワクチンの接種が進むにつれて、変異株が生まれてきてます。それがピンク色の曲線です。ピンク色の曲線が徐々に上がってくると、結果として、それに対応することができず、全体の罹患率が上がってきます。それが見え方としては、赤い太い曲線のようになるということです。
さて、つい数週間前、ワクチンの成功事例として、よくマスコミに取り上げられていたのがイギリスです。
たしかにワクチンは機能したようです。
しかし、最近になって、状況に少し変化が出てきました。変異株が蔓延し始めて、感染者数が増えてきているのです。
このグラフは、BBC「デルタ株 なぜイギリスでこれほど急拡大したのか」(2021年6月21日)から引用したものです。どこかで見覚えはないでしょうか?そうなんです。ボッシュ博士が言った通りの展開になっているのです。
イギリスと同様、ワクチン接種で成功したとされているのが、イスラエルです。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、感染者が減っている中東のイスラエルでは22日、感染して死亡した人は1人も報告されず、去年6月以来およそ10か月ぶりにゼロとなりました。
※NHK「ワクチン接種進むイスラエル 10か月ぶり1日の死者数がゼロに」2021年4月24日より引用
しかし、このイスラエルでも、少し雲行きが怪しくなってきています。
しかしそのイスラエルでも新型コロナ感染再拡大の警告が出ている。最近、一部の学校で相次いで集団感染が発生したからだ。まだワクチンを接種していない数十人の生徒が感染し、防疫当局が緊張している。
一部の生徒はデルタ(インド発)変異株に感染したとみられ、当局はすべての室内でのマスク再着用を考慮しているという現地メディアの報道もあった。イスラエルは15日に室内マスク義務着用指針を解除したが、わずか数日後にこれを撤回する方針が検討されている。
(中略)
これとは別に17日、イスラエルの都市ベトシェアンで開かれた行事場所でも数人の感染者が発生した。こうした状況を受け、1けたまで減少していたイスラエルの新規感染者数は最近2けたに増えている。
※中央日報日本語版「マスク外して数日後…「接種率60%」イスラエルでも集団感染」2021年6月22日より引用
イスラエルでも、イギリスと全く同じように変異株が問題になり始めているのです。記事では、ワクチンを接種していない生徒が問題とされていますが、こんなニュースも出てきました。
イスラエルでは、コロナウイルス・ワクチンの普及キャンペーンが10代の若者を中心に展開されているが、政府関係者が発表した統計によると、最近COVID-19に感染した人の半数は完全にワクチンを接種していたことが判明している。
※Arutz Sheva7「Government admits that half of new Covid-19 cases in last month were fully vaccinated」2021年6月24日より引用(機械翻訳)
あれだけ成功事例として持ち上げられていたイスラエルでも、やはり感染の再拡大が起こっているようなのです。それも既にワクチンを接種した人たちが多く感染しているかたちです。イスラエルに関する上記2つの記事を読み合わせると、イスラエルではワクチン接種者の間で、変異株による感染再拡大が起こっているかもしれないということです。
いずれにせよ、ワクチンの成功事例としてスポットライトが当たっていた両国のケースについて、ボッシュ博士が指摘していた変異株への懸念は、的中してしまっている可能性があります。
タイムラグで言うと、3~6か月くらいでしょうか。ワクチン接種を本格化してから、それくらいの期間を置いて、変異株による感染再拡大という可能性は警戒する必要があります。
余談ですが、私が個人的に気になるのは、この6月下旬から本格化している日本でのワクチン接種です。仮に3か月後に変異株による感染再拡大があるとすると9月頃から警戒を始めないといけないことになります。
逆に、7月中旬ごろから8月中旬ごろまでが、日本では最も落ち着いて見える時期になるということです。この時期、日本では東京オリンピックが開催されることになっています。まさかとは思いますが、ワクチンの接種開始時期が、このあたりのスケジュールを計算されているようにみえて、少々気持ち悪い思いをしています。
加えて言うならば、この後、9月頃から変異種による感染再拡大が起こった場合、間違いなく犯人に仕立て上げられるのは東京オリンピックでしょう。
「東京オリンピックを開催したから、変異株がやってきて、感染が拡大したんだ!」
こんな言われ方をしてしまうと、ワクチンの罪が消されてしまう可能性があります。私たちは、こういうところにも、注意を払う必要があるのではないかと思います。
そしてもうひとつ、ボッシュ博士が懸念しているのは、自然免疫が抑圧されてしまうという問題です。
これについては、時間をかけて検証されるべきで、さすがにすぐには答えが出ないかもしれません。ただし、こちらの問題についても、少し気になるニュースがあります。
新型コロナ感染症が猛威を振るうインドで、回復後、真菌(カビ)を吸い込むことで発病する感染症「ムコール症」にかかる人が増えている。
(中略)
感染が急増している要因として専門家は、不衛生な環境や、新型コロナの患者が服用する特定の薬が免疫力を抑制する効果があるためだと指摘する。また糖尿病と密接な関係があるという。
※Yahoo!ニュース「解説:インドのコロナ患者を襲う、「致死率54%」の黒い真菌とは」2021年5月26日より引用
インドで問題になっているのが、カビを吸い込んでしまうことで発病してしまう「ムコール症」という病気です。衛生環境が原因であることは間違いないでしょうが、「特定の薬が免疫力を抑制」していることが要因として挙げられています。ほかの報道でも、この病気の流行については、免疫反応を抑えるステロイドが問題視されているようです。しかし、ボッシュ博士の警告を知る身からすると、ワクチンによる影響という可能性を拭い去ることはできません。
どちらにしても、現時点では、この病気とワクチンとの因果関係ははっきりしません。いやもしかしたら、今後いつまで経っても、明らかにされないかもしれません。しかし、ボッシュ博士の警告を知っている私たちは、長期にわたって、こういうことについても、注視していく必要があるのではないかと思います。
そして、最後にひとつだけいいニュース。インドは、イベルメクチンで相当良くなっているようです。
イベルメクチンを真面目に使ってしまえば、新型コロナウイルスなんて、いとも簡単に根絶できてしまうのでしょうね。
ワクチンだの、自粛だの、営業時短だの、酒類販売禁止だの・・・言っちゃなんですが、バカバカしくなってきます。