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インフルさんの復活なるか

昨シーズン、まるで活躍の場がなく、引退宣言をされていたインフルエンザさんが、今シーズンには復活するというお話がありました。

 ウイルス界のフロントランナー・インフルエンザさんが24日、「再起動宣言」を発表し、1年ぶりに活動を再開することを明らかにした。インフルさんは昨年末、コロナ禍を理由に引退を表明。「自分の才能に限界を感じ、気力を失いました」とコメントしていた。
 厚生労働省の資料によると、20年のインフルエンザ患者報告件数は約56万3千件。総数としては19年の3分の1程度だが、そのほとんどが新型コロナウイルスの感染報告がほとんどなかった年始に稼ぎ出した数で、新型コロナウイルスが猛威を奮いだした春以降は、例年の数百分の1まで活動量を激減させていた。

虚構新聞「引退宣言のインフルさん、1年ぶり「再起動」発表」
2021年10月25日より引用

あ・・・言っておきますけど、虚構新聞ですからね?真面目にとられるとちょっと困ります(苦笑)。冗談ですよー(笑)

けれども、この記事がすべて嘘であるとも言い切れません。昨シーズン、実際のところインフルさんは、ほとんど何もしていませんでした

東京都感染症情報センター「インフルエンザの流行状況(東京都 2021-2022年シーズン)」より

上図は、東京都感染症情報センターからのものです。2020年36週からの折れ線(青)は、ほとんど横ばいです。これでは、「自分の才能に限界を感じ、気力を失いました」というインフルさんのコメントにも納得です。

そして今シーズン、大流行が囁かれたり、インフルさんご自身も「再起動宣言」をされている通り、周囲の期待も高かったかもしれません。しかし、折れ線(赤)は、今のところほぼ前年並みのようにみえます。

インフルさんを取り巻く環境は、あまり芳しくなさそうです。

 また、NHS(イギリスの国民保険サービス)によると、風邪やインフルエンザ咳に関する相談ダイヤルへの問い合わせが急増。想定を超える問い合わせに、回線はパンク寸前だという。
 イギリス国民を不安に陥れた重症化する風邪。その正体が「スーパーコールド」だった。
 正式な病名ではなく俗称だが、主な症状は、喉や胸の痛み、頭や体の痛み、鼻水、疲労感など。一般的な風邪の症状と変わらないが、とにかく“重い”。また、罹患する人の年齢はバラバラで、症状が悪化すると最悪の場合「致死性の肺炎」に至るとの懸念がなされている。医療ジャーナリストの室井一辰さんが語る。

Yahoo! JAPAN News「コロナでもインフルでもない重症化する風邪「スーパーコールド」とは?」
2021年11月21日より引用

コロナでもなく、インフルさんでもない風邪、「スーパーコールド」という新人が登場したというニュースが入ってきています。せっかくのインフルさんの復活に、水を差す可能性があります。

既にご存じの方には当たり前のことですが、現在、世界規模で進めれている注射によって、免疫機能に深刻な問題が生じる可能性を考慮すると、この新人にも大きなチャンスがあると考えられます。

もちろん昨シーズン、インフルさんを一度は引退にまで追い込んだ、新型コロナもジリジリと話題に上がり始めました

英保健安全局は10日、新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」はデルタ型に比べ、再感染や家庭内感染のリスクが高いとの調査結果を公表した。まだ少数の感染者を対象にした初期段階の分析だが、免疫をすり抜けて感染する「免疫逃避」の性質がオミクロン型の感染拡大の一因となっている可能性が強まってきた。

日本経済新聞「オミクロンの再感染「デルタの3~8倍」 英の初期調査」
2021年12月11日より引用

新型コロナは、オミクロンで巻き返しを図る模様です。これにより、追加の注射(ブースター接種)を進めるべきという論調も出始めています。

 ファイザー社は8日、オミクロン株に対するワクチンの効果に関する実験結果を発表した。ブースター接種により、オミクロン株に対する中和抗体価が2回接種に比べて25倍増えるという。その結果、2回接種で従来株に対して得られた中和抗体価とほぼ同水準になり、従来株に対するのと同じぐらいの効果が期待できるという。

AERAdot.「ブースター接種でオミクロン株の抗体25倍 2回でも重症化を防ぐ調査結果も」
2021年12月15日より引用

ほとんど死者も出ていない新型コロナ・オミクロンに対して、そもそも「重症化を防ぐ」効果の議論に意味があるのか?という根本的な疑問はさておき、再起動の一大決心をしたインフルさんにとって、厳しい状況になりそうなことは間違いなさそうです。

 「世間の歓迎ムードをひしひしと感じますね」と、再起を図るインフルさんは頬を緩ませる。昨年の活動不振により、今年はインフルエンザワクチンの供給量も減っている。日々強まる今冬の北風は、インフルさんにとって大きな追い風となりそうだ。

虚構新聞「引退宣言のインフルさん、1年ぶり「再起動」発表」
2021年10月25日より引用

例年、インフルさんが結果を出すシーズンは、まさにこれからです。これまでの実績ベースで考えると、これからの年末年始にかけて、徐々に結果を残してきたのがインフルさんです。

再起を図るインフルさんの今後の動向について、私たちは、健康に十分に留意しつつ、注意深く見守っていく必要がありそうです。

インフルさん、スーパーコールド、新型コロナ・・・三つ巴大変な世の中にもなってきているので、イベルメクチンを含めて、いろいろ試してみるのもいいかもです。


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