陰謀だったらポンコツすぎる
新型コロナウイルスについては、陰謀説扱いであった人工説が有力となってきました。ウイルス人工説だけでなく、予防薬・治療薬として期待されるイベルメクチンが強い圧力で伏せられていたり、ワクチンばかりが解決策であるかのようなマスコミの誘導には、もはや怪しさしかありません。
いろいろ調べていくと、ワクチンの危険性も無視できない状況です。それらを総合して考えれば、今の新型コロナウイルスに関連するすべてのことが、陰謀なのではないかという推論も、ある意味で至極当然だと思います。
ウイルス関連の陰謀論で言うと、ウイルスは人工的に作られたもので、それによって人口削減やワクチンによる人類全体を管理するシステムを構築するというものです。マスコミでは、もっと極端な陰謀論が紹介されています。
いずれにせよ、上掲記事の見出しにもあるように、ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」といったあたりが、この陰謀論の主たる骨子といったところでしょうか。
ところで、これが仮に陰謀だとしたら、ポンコツすぎるとも思います。ものすごくお粗末なのです。
以下、これらがすべて陰謀だったらという仮定で、少しだけ考えてみたいと思います（深く考えたらキリがないので、ごくごく簡単に・・・）。
例えば、これが陰謀だったとしたら、このウイルスに効く予防薬や治療薬があっては困ります。今回のウイルスは、前提として殺人のための生物兵器として機能しなければなりません。そこらのインフルエンザのようなものでは、事態は何も変わりません。それでは困るのです。
しかし、実際にはイベルメクチンという特効薬がありました。まずここで大失敗をしているわけです。ウイルスの危険度は、大きく下がってしまいました。同時に、この計画の秘密を守るのが難しくなってしまったのです。
もしこのイベルメクチンがなかったら、私もこんなに強くウイルスやワクチンに対する疑惑の目を持てていなかったと思います。あれだけ安全性が高く、さらに効果も確認されているものが、これだけの大問題になっているウイルスに対して使われないというのは、絶対にありえないと思うのです。
これは「絶対に」です。どこをどうひっくり返して考えても、ありえません。ここで大きなボロが出てしまったのです。
この予防薬・治療薬のおかげで、新型コロナウイルスの危険度が一気に下がりました。そして、次に控えるワクチン作戦にも、多大な影響が出てしまいました。「イベルメクチンがあるのに、なんでワクチンが必要なんだ？」というワクチンの必要性に疑念が持たれてしまったたのです。それだけでなく「そんなにゴリ押しするワクチンって怪しくないか？」という作戦全体への疑いに発展してしまいました。実際、イベルメクチンをめぐる動きで、このウイルスに対する疑念を持った人は、大勢いたと思われます。
続いての大誤算は、ワクチンの出来具合です。本来であれば、恐ろしい殺人ウイルスに対して、効果的に効くワクチンが開発される必要があります。そうすることで、ワクチンの価値は高まります。恐ろしいウイルスを目前にした人々が、その「唯一の救い」にすがってくる構図ができあがるわけです。
言うことを聞かない人間には、ワクチンを出し渋ることで、死亡のリスクを高めさせ、言うことを聞く人間には、ワクチンパスポートと引き換えに、命の先延ばしをさせてやる、いわゆる生殺与奪の力をもって、人類の管理ができるようになるということです。
ところが、実際にできあがったワクチンをみてみると、あべこべでした。むしろワクチンは、ADE（抗体依存性感染増強）を引き起こしたり、自然免疫を阻害することで、さまざまな生命のリスクを抱えるという指摘が出てきてしまっています。
これでは本来、死亡リスクを高めたかった「言うことを聞かない人間」の死亡リスクは上げられず、逆に生存させてやろうと思っていた「言うことを聞く人間」の死亡リスクを上げることになってしまいます。また、ワクチンのせいで、スパイクたんぱく質を体外に振り撒いている、死亡リスクが高まった人々に対して、ワクチンパスポートを発行するという滑稽極まりない状況にまで陥ってしまいました。陰謀を企図した側の作戦は、もはや破れかぶれといったところでしょう。
「強力な殺人ウイルス → 命を救うワクチン」という流れで、人口削減や人類管理をしようと目論んでいたのに、できあがってきたのは「抜け道のあるウイルス → 危険なワクチン」という真逆の代物だったということです。途中で作戦変更しようにも、どうにも止まりません。最悪です。
もし、私が陰謀を企図した側のトップだったら、ドロンジョ様のような気持ちのはずです。部下を𠮟りつけて、𠮟りつけて、𠮟りつけていることでしょう。やってられません。
以上、もしこれが陰謀だったらという仮定の話です。
今回の記事では、この一連のウイルス騒動が陰謀かどうかについて、語ることはいたしません。そして正直、このように考えてみると、それはもはやどうでもいいとすら思います。なぜなら、これらが仮に陰謀だったとしても、大したことはないからです。今回の陰謀は大失敗です。ドロンジョ様的には、また来週に出直しといったところでしょうか。そういう意味で、まだまだ「つづく」だと思っておけばいいでしょう。
そして今、大事なことがあるとしたら、それはあなたとあなたの身の回りの大切な人を守れるか・・・それだけではないでしょうか。世界がどう動いているとかは置いておいて、まずはそれに注力していきましょう。