引きが悪い奴に人権はない!?引き運が悪い人の世界線を解説。
はじめに
こんにちは。
ぽけでみあch.のいっせいです。
今回はポケカにおける運について解説していきます。
なぜこの記事を書くことにしたのかというと、引きが悪い人がどのような世界線でポケカをしているのかをより多くの人に知って欲しいからです。
そんなことを知ってどうなるの?って思う方もいると思います。
僕は引きが良い人こそこの記事を読んでもらいたいと思っています。
まずポケカプレイヤーとしての強さというのは、デッキ構築・プレイング・引き運、それぞれの良し悪しで決まります。
そして、対戦で勝てるかどうかという話になると、対戦相手(デッキ相性・デッキ構築・プレイング・引き運)という要素が加わります。
勝敗というのは、これらの要素が相まって決まるので、どこかの要素が欠けるだけで勝率は大きく下がってしまいます。どれだけデッキ構築やプレイングが良くても事故れば勝てませんし、どれだけプレイングがうまくてもスターターデッキでは環境デッキには勝てません。
デッキ構築やプレイングといった実力に関してはいくらでも極めることができるのに対して、引き運や対戦相手といった運要素に関してはどうすることもできないのが事実です。運が悪い人はどれだけ実力があっても事故ってしまったり、相手が鬼のような上振れを引いて負けたりします。
つまり、運の強い人がデッキ構築やプレイングを極めれば、最強の生物になることができます。だからこそ自分の運が良いのかどうかを知ることはとても大事なことです。更に、運の良し悪しの知ることは、自分の実力を知るきっかけにもなるのです。
引きが強いことにかまけて、プレイングやデッキ構築を甘えている人は山ほどいます。そうゆう人たちを見るとめちゃくちゃ勿体無いことをしてるなーと思ってしまいます。
ただ、自分の引きの強さは自分では判断しずらいものです。そこで、引きが悪い人の世界線を知って、自分と比べることで引きの強さを判断しやすくなります。
だからこそ、この記事は引きが強い人にも見てほしいのです。そして、少しでもデッキ構築やプレイングを見直すきっかけになってくれたら幸いです。
検証方法
1部の大会の結果を切り取って、引きが悪いと言うのは簡単だし、信憑性も低いです。そこで今回は2023年シーズンの公式大会(シティリーグ 4回、CL愛知)を基に引き運について考察していきます。
概要
結果から話すと、シティでは決勝トナメやトナメ進出がかかっている試合(負けてはいけない試合)で事故って負け。
CLでは相手の最高級の上振れと自分の下振れで負けるという結果に終わりました。
そしてCSPは180ポイントしか取れず、JCSの優先権を取ることすら叶わなかったのです。(優先権のボーダーが205ポイント)
S1 【決勝 vsパルキア】
後1リザードンをロスト送り&アクロマ打てず。次のターンにエンペルトが飛んできて詰み。
S2 【トナメ1戦目 vsルギア】
シンプル下振れ&再戦なので対策されて負け。
S3 【予選4戦目 vsミライドン】
勝てばトナメだが、先2種切れ
CL 【予選2戦目 vsロスバレ】
3マリガン与える&先2ルチャブルロストマイン
S4 【準決勝 vsパオジアン】
サーナイトex2枚サイド落ち
ざっくりまとめるとこんな感じです。
これだけだと分かりづらいので、後ほど詳しく書きます。
構築やプレイングが悪かったのでは?他の試合で勝てば良かったのでは?といった疑問を持たれる可能性もあるので、デッキ選択の理由や環境、敗因など詳細に書きますので、運要素がどの程度影響してたのかに注目してみていただけると幸いです。
そもそも引きが悪いとはどういうことなのか?
引きの良し悪しを判断する材料は主に3つあります。それは、自分の引きが強いかどうか、相手が上振れるかどうか、相手のデッキとの相性(不利マッチor有利マッチ)がどうかで判断することができます。
自分の引きだけに注目しがちですが、それと同じぐらい相手の運も大事になってきます。引きが悪いということは、自分が下振れやすいだけではなく、相手の上振れを引きやすいということにもつながるのです。
さらに、引きが悪い人はCLの抽選にもあたりずらいですし、パックを剥いても欲しいカードは当たりませんし、不利対面に多く当たります。
ここからは今シーズンの振り返りと共に、デッキ構築や戦績、敗因などについて分析していきます。
シティ・CLの振り返り
S1 2022/10/19
使用デッキ ロストバレット
環境
こちらは2022年10月15日〜16日のシティリーグのみのシェア率となっています。
デッキ選択に関して
当時のロストバレットは雪道で妨害しつつ、ヤミラミとリザードンで戦うヤミラミリザードンが主流であり、ミラージュゲートやカビゴンが警戒されてなかったことに加えて、ミラー対決に自信があったことからこのリストを選択しました。他の対面に対しても強く戦えたためかなり立ち位置も良く、デッキ選択は良かったです。
戦績
vsパルキア 後 6-4🙆♂️
vsギラティナ 後5-6🙅♂️
vsターボパルキア 後6-5🙆♂️
vsギラティナ 後6-4🙆♂️
vsレジ 後6-5🙆♂️
〜決勝トナメ〜
vsギラティナ 後6-4🙆♂️
vsギラティナ 後6-3🙆♂️
vsパルキア 後0-6🙅♂️
敗因
【予選 2戦目 vsギラティナ 後攻】プレミ
ツツジ前の盤面作りで勝ち確盤面を作ることができたのに、その盤面を作れず。そのままツツジが刺さって負け。
【決勝 vsパルキア 後攻】事故
先1で相手がベンチフル展開。
後1でこちらの手札が渋く、花選びでリザードンをロスト送りにする。その後、VIPパスを使って展開するもアクロマ引けず。
次のターンにエンペルトが出てきて花選びが出来ず、お祈りポケギアも空振りで詰まされて負け。
S2 2023/1/11
使用デッキ 一撃マスタード
環境
こちらは2022年12月2日〜2023年1月18日(VSTARユニバース環境)のCL・シティ・ジムバトル・自主大会など全ての対戦を元にしたデータです。
デッキ選択に関して
使用率の高いルギア、ミュウに対してイージーウィンが狙えるかつ、ロストバレットに対しても勝率4.5割程度は取れたためこのデッキを選びました。
戦績
vsアルセボスゴトラ 後6-3🙆♂️
vsルギア 先6-4🙆♂️
vsアルセコケコ 後0-3🙅♂️
vsルギア 後6-0🙆♂️
〜決勝トナメ〜
vsルギア 後2-6🙅♂️
敗因
【予選3戦目 vsアルセコケコ】プレミ&事故
後1マスタードを打つが、エースバーン2枚サイド落ちでスピアーを出す。次のターンにアルセウスにビッグパラソルを貼られてそのままサイドを取れずに負け。
後攻1ターン目は引きが悪い感じを装って1ターン待っていれば、デッキを悟られることもなく2ターン目にアルセウスを倒せれば、勝ててた可能性はあったのでここは反省点です。
【決勝トナメ1戦目 vsルギアハピナス(再戦)】下振れ
なかなかマスタードを打てる手札にならず、サイドを3枚取られてからやっとサイドを取る。ただ、再戦だったこともあり、ルギア一体とヒエクだけの盤面を作られて負け。
デッキが特殊すぎることもあって、この下振れは仕方ない結果だったので、ここは割り切り。
S3 2023/2/19
使用デッキ サーナイト
環境
こちらはCL愛知2023のデッキ分布のデータです。シティリーグの日がCL愛知の約1週間前ということで、こちらのデータを引用しました。
デッキ選択に関して
当時は強いサーナイトデッキが少なく、警戒も薄かったことに加えて、練度に自信があったのでこのデッキを選びました。
じゃんけんに勝っても全て後攻をとっていたので安定感も申し分なく、巻き返しプランを取りやすかったので、デッキ選択は良かったです。
【構築に関して】
・不思議なしっぽのミュウやミラージュステップのキルリアは採用を検討したが、ロストバレット対面で使いづらいことから不採用にしました。ロスバレ以外の対面の勝率は高かったので、ロスバレ対面に重きを置いた構築にしました。
・ジャッジマンを採用したかったが、引きが悪かったので自分が事故りやすいかつ、相手もそこまで止まらなかったので不採用にしました。
戦績
vsギラティナ 後6-3🙆♂️
vsルギア 後0-6🙅♂️
vsミライドン 後6-3🙆♂️
vsミライドン 後0-1🙅♂️
敗因
【予選 2戦目 vsルギア】下振れ&プレミ
後1 サポ打てず、ラストス2体しか置けずに番を返す。
先2 アッセンブルスター(アーケオス1体)でそのままサイドを取る。
後2 ドロサポがミモザしかないが頑張ってラストス3体並べて番を返す。
先3 バンギラスをベンチで育てつつ、ルギアでサイドを取り進める。
後3 あまりエネを落とせておらず、手札も少ない状態だったので、裏のバンギも取れず、前のルギアもワンパン出来なかったのでそのまま殴らずに番を返す。
先4 ネオラントでボスを持ってきて、サーナイトexが倒されてそのまま投了。
【反省点】
当時はサイドを2枚取られてから、アルカナサーナイトを押し付けつつ、2-2-2でサイドを取り切るというプランだったので、サイドの2枚目を取られた次のターン(後3)にサイドを取るしかないという思考だったのが良くなかった。サイドを3枚取られてから、2‐2‐2を通すプランで行くべきだった。
もちろんボスでサーナイトexを倒された時点で負け確だが、アーケオスが1体だったので、ワンちゃん勝てたので反省。
【予選4戦目 vsミライドン】事故
勝てばトナメだったが、先2種切れ負け。
CL愛知 2023/2/25
使用デッキ サーナイト
環境
シティリーグS3と同じなので割愛します。
デッキ選択に関して
シティリーグS3と同じなので割愛します。
戦績
vsルギア 後6-5🙆♂️
vsロスバレ 後3-6🙅♂️
vsギラティナ 後4-6🙅♂️
vs雪道ミュウ 後6-4🙆♂️
vs雪道ミュウ 後6-5🙆♂️
vsギラティナ 先6-3🙆♂️
vsロスバレ 後6-3🙆♂️
vsロスバレ 先2-6🙅♂️
敗因
【2戦目 vsロスバレ 後攻】事故
マリガン3回与える&先2ルチャブルロストマインされる。盤面がラストス1体になりサポートもミモザしかなく、そのままボコボコにされて負け。
【3戦目 vsギラティナ 後攻】下振れ&プレミ
先1 ロスト3枚貯めて終わり
後1 ザシアンスタートするも、相手がビーチコートを貼ってくれたおかげでザシアン逃げて、クレセリアを前に出す。博士の研究を使う都合で、空の封印石をザシアンにつける。
先2 ミラゲからのギラティナVが起動してひきさくで倒される(サイド0-1)
後2 ザシアンで前のギラティナを倒したかったが、エネが1枚足りず。クレセリアでキュワワーを倒す(サイド1-1)
先3 ボス&ギラティナでザシアンが倒される(サイド1-3)
後3 ギラティナをアルカナサーナイトで倒す(サイド3-3)
先4 アルカナサーナイトが倒される(サイド3-4)
後4 崩れたスタジアムでサーナイトexをトラッシュして、サイドを押し付けつつ前を倒す(サイド4-4)
先5 ツツジからのギラティナで前が倒される(サイド4-5)
後5 ミモザを引いて、ザシアンを起動すれば勝てたが山札は残り3枚で引けず。前のターンにエネを手張りしてしまっていたせいで山札のエネがなくなり、隠し札を使えなかったせいで引ききれなかったので詰めが甘かった。
【8戦目 vsロスバレ 後攻】事故
1ターン目になんとか展開するも、3ターンサポート打てず。そのまま殴れない間に月光手裏剣とロストマインを決められて負け。
S4 2023/5/9
使用デッキ サーナイト
環境
こちらはCL新潟2023のデッキ分布のデータです。シティリーグの日がCL新潟の2日後ということで、こちらのデータを引用しました。
デッキ選択に関して
練度が高かったことに加え、ミラーに自信があったのでこのデッキを選びました。デッキ選択は良かったです。
戦績
vsルギア 先6-3🙆♂️
vsサーナイト 先6-4🙆♂️
vsミライドン 先6-1🙆♂️
vsロスバレ 先5-6🙅♂️
〜決勝トナメ〜
vsギラティナ 後5-4🙆♂️
vsパオジアン 後1-6🙅♂️
敗因
【予選 4戦目 vsロスバレ】プレミ
サイドが4-5の場面でサーナイトex2体だけの盤面を作ったが、やまびこホーンからの月光手裏剣で負け。相手がナンジャモケアで先にゲッコウガを育ててたので、最終ターンに釣竿でマナフィを山に戻してからボウルタウンでベンチに置いておけば勝ててたので、ここは反省点です。
【準決勝 vsパオジアン】事故
サーナイトexが2枚サイド落ちする。
後攻でナンジャモを使ったが、ラストス2体とマナフィしか置けず、ザシアンでエネ加速すらできなかった。
なんとかリバーサルエネ付きアルカナサーナイトでサイドを1枚取るもサーナイトexは拾えずそのまま負け。
ちなみにサーナイトexが2枚サイド落ちかつ、上5枚に埋まってる確率は0.56%
まとめ
この結果から、1大会で必ず事故や大きな下振れが起きていることがわかります。勝った試合に関しては触れてないのですが、下振れてる試合も多くあります。
事故はどうしようもないのですが、もっと勝ち上がるためには大きな下振れであっても勝たなければならないですし、プレミなんてものはあってはなりません。
ましてやデッキ構築の甘えやデッキ選択のミスなんてものがあったら、勝てるわけがありません。今シーズンのデッキに関してはどの大会も自信があったので、最低でもJCSの優先権は取れるだろうと考えていましたが、優先権まであと一勝足りずという結果に終わってしまいました。
さいごに
今シーズンはWCSの出場権を目指して走りきりましたが、CSPランキングでTOP40以内を目指すことは不可能だと感じました。
だからと言って、WCSに出場することを諦めたわけではありません。シティリーグがダメでもCLやJCSがありますし、引きが悪くても勝てる環境は来ます。
僕が出来ることはその環境が来るまでデッキ構築とプレイングを極めることだけです。同じく引きが悪くても悩んでる方が居ましたら、一緒に頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
最後に宣伝ということで、YouTubeもやってますので、良かったら動画の方も見ていってください!!