
CL福岡TOP64のノココッチ採用型パオジアンデッキ解説!!
こんにちは。
ぽけでみあch.のいっせいです。
記事のご閲覧、誠にありがとうございます。
今回はCL福岡2024で使用したノココッチ採用型パオジアンのデッキ解説となります。
戦績はDAY1が8-1、DAY2は2-3で61位という結果でした。
正直、満足のいく結果ではなかったのですが、デッキの完成度自体は高く、練度を上げれば決勝トーナメントも目指せたデッキですのでnoteを書くことにしました!
はじめに、なぜパオジアンデッキを選んだのかに関して軽く触れておくと、理論上最強のデッキだからです。
ぶん回れば誰も勝てないので、後はいかに再現性を高く安定感のある構築に仕上げれるのかの勝負になると思い、カードリストが発表される前から煮詰めていました。
そこでノココッチと相性が良いのではということで、デッキを組んでみるといい感じに組むことができたのでそのままCLまで使い続けて練度を上げていきました。YouTubeの動画も上げているのでぜひ見てみてください!
僕のデッキ選択のスタイルは、環境に合わせてデッキを選択するのではなく、新弾が発売される前にはデッキを決めてひたすら練度を上げていくというものになります。
なので今回は、カードリスト発表前の段階で80%くらいはパオジアンデッキを使うだろうと考えていました。
不利な環境になったらどうするんだと思う人もいるかもしれません。しかし、予想される環境に不利な相手がそこまでいなかったのに加えて、パオジアンデッキはどんな相手であろうと理不尽を押し付けて勝つことができるので、環境の変化は気になりませんでした。
それ以上に今回のCLはレギュレーション変更があったり、新弾発売からの期間がかなり短かったので、練度が足りずに負けてしまう心配の方が大きかったです。
なので早い段階でデッキを決め打ちして挑みましたが、この選択は成功だったと思います。新弾発売からCLまでの自主大会やジムバトルは3回しか出れなかったので、最初から決め打ちしていなかったら、CLでは勝ててなかったと思います。
自己紹介
ぽけでみあch.という名前でYouTube活動も行っており、普段は対戦動画を投稿していますのでそちらもチェックお願いします。
チャンネル登録していただけるととても嬉しいです。
過去の戦績
・CL京都2024 TOP16
・CL福岡2022 TOP32
・2023シーズン CSP180
・シティリーグ2023 S1 準優勝
・シティリーグ2023 S4 best4
CL京都2024
— いっせい (@isseipokeka360) December 24, 2023
Day1 7-2
Day2 5-0
トナメ初戦で負けてTOP16でした😭
今回は今までで一番練習してきて、ここで勝てんかったらガチ勢引退も考えてたくらいやったからここまで勝ててホンマに良かったです!
負けはしたけど、収穫もかなりでかかったから次こそは優勝します🏆
応援ありがとうございました! pic.twitter.com/2bJobOm41o
そのほかに関しましては過去のnoteの記事を見ていただければ幸いです。
パオジアンデッキとは?
まず初めにパオジアンデッキはビーダル型がほんどんで、ぶん回れば最強だけど、安定感がない、後攻がきついといった印象が強いと思います。
そもそも僕は今のパオジアンデッキのテンプレ構築には違和感がありました。
ゲッコウガやポケストップ、パオジアンexの特性「わななくれいき」などで手札を増やしていくのに、ビーダルは手札を減らさないといけないのがアンチシナジーだからです。
なので序盤のビーダルでのドローはスーパーエネルギー回収やセグレイブといった必要札を残しつつドローする必要があるので、 2、3枚しかドローできないことも多いです。
そこから隠し札でサポートや必要札を引きにいくのですが、引けなくてそのまま番を返すみたいなことは多いと思います。
さらにポケストップというカードにも違和感がありました。このカードは当たった時のメリットは大きいが、外した時のデメリットの方が大きいです。例えば2枚しか採用していないセグレイブが落ちてしまうとすごい釣竿を使う必要がありますし、サポートが落ちてしまうと後半の展開がかなり厳しくなってしまいます。
そのためリソースを管理しながら戦っていくことを考えると使える場面がかなり限られてきます。スーパーエネルギー回収やハイパーボールなどでも手札を捨てるので、リソース管理がかなりシビアになります。
このデッキは常にビーダル・セグレイブが狙われていることを頭に入れながら戦う必要があります。そのため、2体目のセグレイブやビーダルをすぐに用意できるようにしておく必要があります。
ポケストップでセグレイブやビーダルライン、パオジアンexも2枚採用が多いのでパオジアンexの2枚目などトラッシュしてはいけないカードがたくさんあります。
パオジアンex・セグレイブ・ビッパ・ビーダル・すごい釣竿などの3枚目を採用すればいいのでは?と思うかもしれないのですが、その枠を割いたとしても勝てるようになるわけではありません。
ただ、デメリットをケアしやすくなるだけでポケストップでヒットしなければあまり変わらないです。
その枠を割くくらいなら安定感や再現性を高めることができるカードを採用する方が強いです。
つまり何が言いたいかというと、ポケストップは試合の展開にかなりムラができてしまい再現性が低くなるので、CLでBEST4以上(WCS出場権獲得ライン)を狙うには不向きなデッキになってしまいます。
実際にポケストップを採用しているパオジアンデッキでCLの決勝トーナメントに残った人は0人でした。そもそもこれまでのCLでパオジアンデッキで決勝トーナメントに残った人自体がほとんどいないのが現実です。
今回のCLも決勝トーナメントにパオジアンデッキはいませんでした。
なぜシェア率は多いのに勝てないのか?
デッキパワーは高く爆発力があるにも関わらずなぜなのか?
それは再現性や安定感の低さ、要求の高さが原因であるといえます。
一般的にはドローサポート6枚(カイ4、暗号マニアの解読1、ナンジャモ1)、ポケストップ3枚が主流だと思います。
ポケストップではサポートを拾えないので、自引き・ビーダル・ゲッコウガの3パターンしかありません。仮にビーダルで5枚ドロー+ゲッコウガの2枚ドローの7枚フルでドロー出来たとしても、サポートを引ける保証はありません。サイド落ちやビーダルで3枚しか引けないなども考慮すると、6枚しか採用していないサポートを引けるわけがありません。
つまり、そもそものサポートの採用枚数が足りてないのです。
仮にサポートを引けた場合でも、そこからポケストップを回して、スーパーエネルギー回収や不思議なアメ、スーパーエネルギー回収のコストにできるカードといった足りないカードを引きに行かなければなりません。
運良くサポートを引けたとしてもそこからまた運ゲーをする必要があります。
ポケストップで欲しいカードが来たらいいのですが、毎回そう上手くはいきません。セグレイブやサポートがトラッシュに行くのがオチです。
つまり、確定サーチできるサポートを5、6枚しか採用しないのに、不確定要素が大きすぎるポケストップを3枚も採用しているのがアンチシナジーすぎます。
なぜポケストップを3枚も採用するのか?
なぜドローサポートは6枚なのか?
サイド落ちや後攻1ターン目にサポートを使った場合はどうするのか?
構築がそもそも違和感だらけなのが、今のパオジアンデッキです。
ほんとに主流のビーダル型は強いのか?
頂きへの雪道がない今、ポケストップは本当に必要なのか?
改めてパオジアンデッキの構築に関して考え直してみて欲しいです。
その課題を克服するべく作成したデッキが今回紹介するノココッチ採用のパオジアンデッキとなります。
そもそもパオジアンデッキは2ターン目からぶん回してサイドを取っていき、押し切って勝つといったイメージが強いと思いますが、今回僕が紹介するノココッチ型は少し違います。
・先行でぶん回すだけじゃなくサイドを取られてからでも巻き返せるデッキなのでしっかり盤面を展開してから戦う
・パオジアンデッキというよりはウォーターツールボックス(WTB)に近い感覚でパオジアンexやテツノカイナexを使う
・ポケストップを採用していないのでリソース管理がしやすく、サポートも厚めに採用していることから手札干渉には強くなっています。ノココッチとビーダル両方採用しているので、手札干渉からの復帰もしやすくなっています
・基本的には非エクだけの盤面を作ってサイド1を取らせる
→パオジアンexは先攻1ターン目か攻撃する時以外は基本的に出さない
こんな感じで、従来のパオジアンデッキの弱みを克服した新感覚のデッキとなっております!
ノココッチの強み

強み
・特性「にげあしドロー」で3枚縦引きできるのが強い
→パオジアンexの特性「わななくれいき」やゲッコウガの特性「かくしふだ」との相性も良く手札が詰まってドローできなくなる心配がない
→縦引きしてからカイでセグレイブに進化して、スーパーエネルギー回収を使うことで手札コストを自由に選べるのがかなり偉い。ビーダル型だと特性で引いた5枚の中から2枚選ばないといけない場面も多く、リソース管理がかなり難しくなってしまいます。
・盤面を空けることができる
→特性を使えば山札に戻るので、空いたベンチ枠にアタッカーやセビエを置くといったプレイングが可能になります。つまり、1ターン目の展開の時にアタッカーorセビエ2体目の枠にノコッチを置くことで2ターン目にドローできるカードの枚数を増やすことができます。

本来だと、ノコッチ2体目の枠をセビエ2体目のために空けておく必要があります。しかし、ノココッチを採用することでノココッチの特性を使った後にセビエやテツノカイナexを置くといったプレイングができるようになります。
・ノコッチの逃げエネが0
→マキシマムベルトの登場でexポケモンをバトル場に置くのが弱い環境なので、サイド1のポケモンだけの盤面を作りやすくなります。例えば対悪リザードンにおいて、盤面にノコッチがいれば逃げ0で逃げてパオジアンexの「わななくれいき」で2エネ、スーパーエネルギー回収で4エネでちょうどワンパンすることができます。ノコッチがいなければ逃げエネを切る必要が在るので1枚余分にエネルギーをつける必要があるので要求が高くなってしまいます。


・LO対策になる
→ノココッチラインが2枚ずついるとピジョットVと同様に無限ループできるようになります。カビゴンLO対面などで1エネつけながら山札に戻り続けることでイーユイexで山札を掘りきられることを防いだり、イダイナキバLO対面でエネルギーを3枚つけつつ山札に戻ることで1ターン延命するなどLOデッキに戦いやすくなります。


弱み
・山札に戻ってしまうので使う度にベンチに出す必要がある
→なかよしポフィンやボウルタウンでベンチに出しやすいのでこのデメリットはあまり気にならない。
・手札干渉に弱い
→ここは1番きついデメリットだが、ビーダルラインも採用することで手札干渉にも強くできる。
・デッキ枠を使ってしまう
→ビーダルライン、ノココッチラインを2枚ずつ採用する必要があるので、デッキ枠を開けるのがかなり苦しくなります
・ノココッチとビーダルを使い分けるのが難しい
→ビーダルとノココッチどちらも強みと弱みがあるので状況に合わせて使い分ける必要があるので、扱いが少し難しくなってしまいますが、基本を押さえておけば十分扱えるようになります。
こんな感じで扱いづらい部分はありますが、使いこなせればかなり強いのでぜひおすすめのデッキとなっております。
というわけでここから先は有料になります。
有料部分では、
・各対面の戦い方
・デッキ構築について
・デッキの回し方(盤面の作り方や注意点)
・負け試合の反省点(CLの振り返り)
・ビーダル、セグレイブが狙われているときのケアの仕方
などについて話していきます。
なるべくわかりやすく書いたので、初心者の方や使うデッキがなくて困っている方にもおすすめの内容となっております。もし興味があるならご購読してもらえると嬉しいです。
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