ドミナントモーション
こんにちは。
ギタリストのIssei Katsunoiです。
みなさんは音楽理論の
「ドミナントモーション」
というものをご存知でしょうか?
音楽理論の中でもかなり基礎的なもので、
僕たちが普段から聴いてるような曲でもガンガンでてきます。
例えば最近リリースされた、Official髭男dismさんの『ミックスナッツ』と言う曲のサビ
B A# D#m7 G#7
噛み砕いてもなくならない
というコード進行(コードwiki参照)における
A#からのD#m7の動きがドミナントモーションです。
ここのA#は他に「セカンダリードミナント」という音楽理論が使われているのですが、
今回は割愛します。また別の機会に。
改めてドミナントモーションとはなにか。
ざっくり言うと、
「不安定な響き(ドミナント7th)が安定してスッキリ(トニックに解決)したね!」
というコードの動きを言います。
A#というコードの構成音は
A#, D, E#(F)
そして次のD#m7は
D#, F#, A#, C#
となっています。
ここで今回大事なのはこの構成音に、"半音の関係にいる"ものがあるということです。
どういうことかというと、
A#の構成音のDとD#m7のD#は半音の関係にありますよね?(FとF#もですが)
つまりこれがドミナントモーションの正体なのです。
例えば、Dの音を「シ」、D#の音を「ド」に見立てましょう。
友達が突然
「ドレミファソラシ〜」
と歌ってきたら
「……いやドも言わないと気持ち悪くない!?」
となりませんか?
ドミナントモーションとはつまりそう言うことなのです。
A#のコードで「シ〜」と歌って次のD#m7で「ド〜」となるわけです。
これが不安定な響き(ドミナント)を解決するということなんですね。
ちなみにこういった構成音が半音の関係にあるものを
「導音(リーディングトーン)」
といいます。
僕は今日、濱野家という家系ラーメンを食べに行きました。
家系ラーメンではやはりラーメンに合わせてライスも食べたいので当然ライスも頼みました。
みなさんはこのライス、どういただきますか?
僕はラーメンのスープを少しかけて一緒に食べるのが好きです。
おわかりいただけましたか?
これがドミナントモーションです。
ライスにスープをかければ当然ご飯はべちゃっとして不安定(ドミナント)になります。
しかし、それをレンゲで一緒に掬って食べると、
口の中でいい感じに合わさって最高の一口になります(解決)
濱野家は、店員さんのサービスもよく、
僕が今まで食べた家系ラーメンの中でも間違いなく上位3点に入ると思っています。
少し行きにくいところにあるかも知れませんが、
みなさんも機会がございましたら是非、
濱野家のラーメンを食べてみてくださいね。