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本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション
2023年2月26日~2023年4月16日 練馬区立美術館にて。
建材メーカーである吉野石膏が収集してきた絵画コレクションと、その美術振興財団のアートライブラリーが所有する貴重書のコレクションから、絵画と本の結びつきに重きを置いた作品たちが展示されました。
一番古くは12世紀の福音書の零葉の展示が。挿絵、というのではなく、福音書の内容をより伝えるために描かれた装飾写本に魅せられました。
絵本作家が自身の子供へ送るために作った絵本は、ただ「美しい」というだけでなく、慈しみに溢れた気持ち、そしてプライべートプリントが醸し出すやさしさが感じられました。
独特のカリグラフィー、リトグラフで印刷された本など、人々の生活の中にありながら、芸術として高められていった技術の変遷を垣間見ることができました。
一部の作品は撮影可能だったので写真に収めました。
このnote は一山青さんと一緒に暮らすアシスタントが更新しました。
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「ポリフィロのヒュプネロトマキア、すなわち夢の中の愛の闘い」
1545年
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「ヴァティカンのラファエロのロッジャ」より柱装飾
1772-77年
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フラ・アンジェリコ「リナイウォーリ祭壇画(部分)」模写