No,34.芸能人の自殺について
自ら命を絶つことについて書いてみる。
芸能人の自殺が報道され、
本当に悲しい気持になる。
しかし、年間30000人前後の人が自殺している。見知らぬ30000人なら平気なのか? たとえ1人でも芸能人や近しい人が自殺をしたら? この意味を考えることは重要だと思う。
そしていろんな人が、その要因について話している。
①日本社会が原因なのか(コロナによる経済低下)
②コミュニティ(コロナによる飲み会などの関わりが低下)コミュニティ(地域)要因について
http://blog.livedoor.jp/pwmwt383/archives/2019-02-05.html
③本人の資質(芸能人の職種的性質や、本人の性格)性格について
http://blog.livedoor.jp/pwmwt383/archives/cat_359401.html
確かに、①②③は原因にはなるが、直接的な原因ではなく、いわば孤独といった要因が媒介することで自殺を実行すると思う。
それは、物理的な孤独(無人島で1人)ではなく、心理的な孤独。
この違いは、無人島1人でも海があり草木はあり、それに食べ物を探して生きなければならない。つまり五感で感じる。
対して、心理的孤独は自らが孤独へと導く。
人との接触を断つということは、対象が環境ではなく自分に向かってしまう。つまり外的な要因(花鳥風月)を遮断する。究極な実験がある(今ではコンプライアンス的に無理)、心理学を専攻した人なら誰しも知っている「感覚遮断実験」↓
https://kokoronotanken.jp/kankaku-shadan-sono-osoroshii-kouka/
外国の人が、「豊かな日本なのに、自殺が多いのが不思議」と聞かれるが、物理的な豊かさ(モノやお金)ではないのは一定ではあるけど実証している。
①社会 ⇄ ② コミュニティ ⇄ ③ 本人を相互的に考えないと解決にはならない。
最後に、病気などで生きたくても生きれなかった人もいることを忘れてはいけない。
それは、孤独ではないことを感じたからだろう。