6.5 ホテルの供給トレンド

a. Airbnb募集物件の供給トレンド
2018年6月に施行した民泊新法後、民泊施設の募集施設は大幅に減少しました。
大半の民泊施設が募集を停止したことにより、民泊施設のADRが2~3割程度上昇。


b. アッパークラス以上のホテル
CBREが把握している主要9都市の新規供給の87%は宿泊主体型*5のホテルであり、フルサービスホテル*6(その多くはアッパークラス以上に属する)は5%に過ぎない(Figure9)。世界各都市のインバウンド需要(国際観光到着数)を考慮に入れると、日本におけるアッパークラス以上のホテルの数はまだ少なく、開発余地は充分にあるだろう(Figure10)
宿泊主体型ホテル:宿泊機能以外の付帯施設を限定、または最小限にした宿泊を主体としたホテル及び宿泊に特化したホテルフルサービスホテル:レストラン、バンケット、フィットネス、スパ、ドアマン、ベルボーイ、コンシェルジュなどの多彩な施設とサービスを提供するホテル

c. 旺盛な東京のレジャー・ビジネス宿泊需要

東京は業務集積度の高さから、業務・出張目的での延べ宿泊者数が約4,000万人と全国でも突出している(業務:観光の宿泊需要割合は業務・出張69%:観光31%)需要に合わせて、絶えず変化をし続けることが、競争に勝ち残る鍵。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?