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なぜタトゥーを入れないの?に対する回答に意見してみた

つい先日、ツイッターで下記のような質問を投げかけてみたことろ、
約500人ほどの人が協力してくれ、実に興味深い回答結果となったので、それぞれに対して、僕の個人的な意見を述べていきたいと思います。
(ご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました!)



では、早速ですが、上から順番にいきましょうか。

15%(491名中約74名) 単純にイヤだから

もうね、これはどうしようもありません。
はい、わかりました。としか言いようがありません。
タトゥーがイヤなものはイヤなんでしょうし、タトゥーを入れたいと思ってない人に対して無理やり入れろ!とは言えませんからね。



17%(491名中約84名) 親・恋人・知人が反対

これに関しては、先ほどと打って変わって言いたいことが山ほどあります。
まずこの回答は「自分はタトゥーを入れたいと思っているが、親・恋人・知人が反対するから諦めている」という人たちを前提としますね。

この種の人たちは、恐らくですが、そこまで強くタトゥーを入れたいと思っていないのでは無いでしょうか。人に反対されて諦めるぐらいなのですから。
そして、これは厳しい言い方になるかもしれませんが、このタトゥーを反対した人たちは、タトゥーに偏見がある人たちで、無責任で、人を外見で判断したり、世間体を気にする人たちなのではないかと思うのです。


どのような理由から反対しているのかは知りませんが、自分の人生では無いのに、人の人生に責任を持てるわけでも無いのにもかかわらず、人が入れるタトゥーについてとやかく言うのはどうかと思うのです。自分はタトゥーを入れなくてもいいから、他人のことは放っとけよって感じです。

もしこのように、あなたが誰かにタトゥーを反対されて、タトゥーを入れたら縁を切る、付き合いをやめる、勘当する、別れる、などと言う人がいるなら、そんな人とはさっさと縁を切ってしまった方がいいかもしれません。
その人はあなたの本質を見ていないのです。あなたの内面を見ていないんだと思います。


自分はタトゥーに偏見はあるけど、あなたが入れるのはあなたの自由だから好きにすればいいい」こういう人は素晴らしい。

タトゥーに偏見を持つのは自由です。嫌いなのも自由です。
でもそれは押し付けるものではありません。
タトゥーを入れたぐらいで切れてしまう縁なんて、こっちから願い下げ!ぐらいの気持ちでいいと思いますよ。
タトゥーを入れても入れなくても、人の本質は変わりませんから。


とはいえ、どうでもいい縁ならいざ知らず、簡単に切れない縁があるのも事実です。そんな場合は、本気で相手を説得しましょう。それが無理なら反対されようが強引にタトゥーを入れてしまえばいいと思います。
案外タトゥーを入れたら入れたで認めてくれたりするもんですよ。



21%(491名中約103名)温泉とプールが・・・

もう、この種の理由には議論が尽きないと言うかなんと言うか・・・

まず、タトゥーを入れたら100%温泉とプールに入れないのか?と言うと、そんなことは無い、ということを理解してください。

現在の日本の状況だと、
昔ながらの銭湯では、ほとんど問題なく入れます。いわゆるスーパー銭湯はNGです。温泉旅館などは50%ぐらい入れます。
プールはほぼNGですが、ラッシュガードを着用するなど見せなければ問題ありません。
さらに言うと、ワンコイン程度のサイズや小さいタトゥーであれば、ほぼ注意されることなく温泉もプールも入れます。プールに至っては水着で隠れる場所なら全く問題はありません。

温泉とプールを理由にタトゥーを入れないと回答した人は、このような状況を理解してるのでしょうか。
なんとなく、タトゥーを入れたら温泉とプールに入れないと思っているのではないでしょうか。もしそうなら、もう一度考えてみるのもありかもしれないですね。

温泉が好きで好きでたまらないので、1年に何回も行くからタトゥーを入れない。プールが好きすぎて夏はプールに行きまくりだからタトゥーは入れない。という人なら、もちろんタトゥーを入れない方がいいかもしれません。

しかしながら、「いや・・・そこまでは・・・」という人なら別にタトゥーを入れようが問題なく生活はできると思います。

これからどんどん日本も国際的になって行くことを考えると、タトゥーがあっても入る温泉やプールは増えて行くのではないかと予想できます。

最終的には、タトゥーを入れるか入れないかは本人の自由ですが、何も知らずにタトゥーを諦めるのではなく、正しい状況を知った上で判断して欲しいなと思います。



47%(491名中約230名)その他

これについては色々なリプをいただきましたが、一番回答の多かった「お金が無いから」について取り上げたいと思います。



お金がないからタトゥーを入れない」ですが、これは仕方ない。お金を貯めてくださいとしか言いようがありません。
お金が無いのに付随して、レイズで入れたいけど遠いからという回答も見られましたが、これも突き詰めるとお金が無いからだと思います。交通費や宿泊費がかかるので、そのお金が無いからということだと思います。


さて、ここで注意して欲しいのは、「お金が無いからお金に余裕ができたら、お金が貯まったらタトゥーを入れる!」だったら良いのですが、「お金が無いから安いスタジオでタトゥーを入れる」これだけは絶対にやめてください。(決してレイズで入れろと言っている訳ではありませんよ)

安いスタジオ、安い彫り師には、安いなりの理由があるのです。要は下手くそで後から後悔しますよ、ということです。


こういうことです。
下手くそだからお客さんが来ない。下手くそだから一般的な料金では他のスタジオに勝てない。だから集客をするために料金を安くしたり、割引したりするしかない。そうすると質の悪いお客さんが集まり、さらに値引きを要求されたりドタキャン率が増えて余計に利益が出ない。利益が出ないから焦って少しでもお金が欲しいので、さらに安くしたり値引きする。そんなことを繰り返していても利益は残らないので、タトゥーを本業に生活が成り立たずにタトゥーが副業になる。副業になると練習したり研究する時間が無い。良い道具やしっかりとした衛生設備を整えることができない。練習ができないので上手くなるはずもなく、不衛生な環境なのでリピーターも増えない。リピーターが増えないから新規客を集めるために安い料金設定にする・・・


どうでしょうか。無限のループです。
実はこのような彫り師、少なく無いと思います。

安いのには安い理由がある。そしてそれはほとんどの場合、良くない理由があるのです。そう思ってもらっても間違い無いです。


ただし、もちろん例外もあるとは言っておきますが、ほとんどそんな奇跡みたいなこは無いということもわかっておいてください。

なので「お金が無いからタトゥーを入れない」という人たちは、しっかりとお金を貯めて良いスタジオを探して、焦らずにタトゥーを入れてください。




あとがき

今回のアンケートは24時間で491名の回答があった。全ての人が対象ではなく、タトゥーが入っていない人の回答が491名で、僕のフォロワーさんにはタトゥーが入っている人が多いことを考えると、上々の結果だと思う。

個人的に一番残念だったのは、「親・恋人・知人が反対」の回答が17%もいたことだ。
この回答の17%のうち、自分もタトゥーを入れていて反対する人はほとんどいないと思う。だからタトゥーを自分自身は入れていないのに、人に対してとやかく言う人が17%もいるのだ。
人の人生に口出しする人が如何に多いかということが如実に現れた結果だ。

自分の人生は自分にしか決めれないし、自分で切り開いていくもの、そして最終的には自分が全ての責任を取らなければならない。

人のタトゥーのことにとやかく口出しする、このような人が少しでも減るよう、今後も発信を続けていきたい。



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