日本酒を使った料理:家庭で楽しむ新たな一杯 五十森達哉
こんにちは、五十森達哉です。
前回は日本酒ツーリズムについてお話ししましたが、今回は「日本酒を使った料理」をテーマに、家庭で日本酒をさらに楽しむ方法をご紹介します。日本酒は飲むだけでなく、料理に使うことで味わいが一層深まる万能な食材でもあります。
日本酒を使うメリット
日本酒は、料理に使うと以下のような効果をもたらします:
旨味を引き出す
日本酒に含まれるアミノ酸や糖分が、食材の旨味を引き立てます。特に魚や肉の料理で効果を発揮します。臭みを取る
魚や肉の下処理に日本酒を使うと、臭みを和らげてくれます。特に煮魚や焼き魚におすすめです。柔らかく仕上げる
日本酒にはアルコールや糖分が含まれているため、煮物や炒め物で食材を柔らかく仕上げる効果があります。
簡単で美味しい!日本酒を使ったレシピ
1. 日本酒煮込みの鶏手羽元
材料(2人分)
鶏手羽元:6本
日本酒:200ml
醤油:50ml
砂糖:大さじ2
生姜スライス:適量
作り方
鍋に手羽元と日本酒、生姜を入れ、中火で煮立てます。
アクを取り除いたら、醤油と砂糖を加え、弱火で30分煮込みます。
煮汁がとろっとしてきたら完成です。
日本酒の風味が鶏肉に染み込み、箸が止まらなくなる一品です。
2. 日本酒入り炊き込みご飯
材料(2~3人分)
米:2合
日本酒:50ml
鶏もも肉:100g
しめじ:1/2パック
醤油:大さじ2
だし汁:300ml
作り方
米を洗って炊飯器に入れ、だし汁と日本酒を加えます。
一口大に切った鶏肉としめじを乗せ、醤油を加えます。
通常通り炊飯し、炊き上がったら混ぜて完成です。
日本酒の香りがご飯全体に広がり、贅沢な味わいが楽しめます。
3. 酒粕クリームパスタ
材料(2人分)
スパゲッティ:200g
酒粕:50g
生クリーム:100ml
ベーコン:50g
塩・胡椒:適量
作り方
スパゲッティを茹でておきます。
フライパンでベーコンを炒め、酒粕と生クリームを加えてソースを作ります。
茹でたスパゲッティを加えて絡め、塩・胡椒で味を調えたら完成です。
酒粕のコクが加わった濃厚なパスタで、ワインにも日本酒にもよく合います。
日本酒をもっと日常に
料理に使う日本酒は、飲むためのものとは異なり、料理酒として販売されているものでも構いません。ただし、純米酒など飲めるクオリティのものを使うと、料理の味わいも一段と良くなります。余った日本酒を料理に活用すれば、無駄なく楽しむことができますね。
次回予告
次回は「日本酒の未来」をテーマに、現在注目されているトレンドや、これからの可能性についてお話ししたいと思います。伝統の中に新しい息吹を吹き込む、日本酒のこれからの姿を一緒に考えてみましょう!
それではまた次回、五十森達哉でした!