日本では馴染みの薄いタルタルステーキにまつわるよもやま話
知らなかった。めっちゃ勉強になった。
私はタルタルステーキが大好きです。鮎の塩焼きの次に大好きです。ここで使っている3枚の写真は全部パリで食べたタルタルステーキの一部です。多分パリだけでも10軒以上は行っているように思います。
タルタルステーキとは、まあ100%ビーフハンバークを生で食べるというか、ユッケみたいなものです。ただしそれらとは味がぜんぜん違って、香草類がブレンドされていて、少しの塩気(岩塩です)と酸味がある店もあります。
先日noteにこのタルタルステーキの話を書こうと思って、調べ物をしていました。前からずっと気になっていた、タルタルステーキのタルタルと、牡蠣フライなんかにかけるルタルソースのタルタルは同じなのか否か。これらは似ていると言えば似てなくもない。
そこでChatGPTしてみたところ、
タタールは、北アジアのモンゴル高原とシベリアとカザフステップから東ヨーロッパのリトアニアにかけての幅広い地域にかけて活動したテュルク系民族に対して用いられてきた民族総称だそうです。日本では、中国から伝わった韃靼(だったん)という表記も用いてきたようです。
そして韃靼といえば韃靼そばです。これも語源は同じところにあるようで、モンゴルに住んでいたタタール民族によって古くから栽培されてきた「苦そば」。これが日本では韃靼そばと呼ばれるようになったそうです。
こんな話をSNSに上げていたら、クラシック畑の友人から「ダッタン人の踊り」っていうボロディンの名曲を思い出しました^^ノスタルジックな名曲です。」というコメントがきました。
曲のタイトルは知りませんでしたけど、この曲はもちろん知っています。
数年前までは西麻布にパリの有名なステーキ店が店を出していて、そこでは和牛ではない現地の牛を輸入したタルタルステーキを提供していましたが、閉店してしまいました。いまでも日本でタルタルステーキを出す店はなくはありません。
私は粗引きというか、実際には引くのではなく切る、叩いているのですけど、粗目で硬めの方が好きです。その方がたくさん噛むことになり肉の味をしっかり感じられるからです。生肉系は得意ではない方もいらっしゃると思いますが、焼肉屋のユッケとは全く別物の味ですので未体験の方は機会があればぜひ。