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フジモンが「ごちうさおもんないな…」と評価したことについて元ごちうさ難民として語ります。
こんにちは。20年くらい前にまだ若手の頃のフジモンを新大阪駅で見かけたいそかわです。新幹線に一緒に乗るのかキレイなねーちゃんを連れてました。
最近芸人さんのYouTubeチャンネルがたくさんありますね。個人的にはエンタの神様世代なので陣内智則さんのチャンネルやアンジャッシュ児嶋さんのチャンネルをよく観ています。
そんな中、あのFUJIWARAのお二人もYouTubeチャンネルをされているようです。
FUJIWARA(左:原西孝幸さん、右:藤本敏史さん)(吉本興業HPより)
FUJIWARAと言えば言わずもがな吉本印天然素材に参加していたコンビです。ギャグを1兆個持つと言われ、子供に真似される1発ギャグを量産している原西孝幸さんと、ひな壇での圧倒的なガヤ芸人としての地位と実力を誇る藤本敏史さん(通称:フジモン)のコンビです。
そんなお二人がなんとYouTubeチャンネルを開設し、しかもいろいろなアニメを観ているようなのです…他の動画ではリアクション芸やYouTubeあるあるのドッキリ動画とかやってるところにアニメ動画が混ざっているので「どういう風の吹き回しでアニメを観てるんだ」と思ってしまいます。フジモンとかアニメ観なさそうだし。
ただネットユーザーとの親和性は良いみたいで、評価も上々のようです。そして本人たちも結構楽しんでいる様子。
しかし、色々楽しみながらアニメを観ていたフジモンがあるアニメを「おもんないな…」と評価したようで、ネット上で話題になっておりました。
そのアニメが何を隠そう「ご注文はうさぎですか?」だったのです。通称ごちうさ。
↑こちらが当の動画。恐らく日常系に慣れ親しんでいなかったためか2人とも戸惑ってしまっている模様。
このフジモンの反応を見て、私も昔ごちうさ難民だった頃を思い出しました。当時を思い出しながらごちうさの魅力について考えてみようと思います。
私が最初にごちうさにハマったのはごちうさ2期が始まる直前でした。ちょうど就活とか将来のことを考えてブルーになってた時期でした。やりたいこともないのに就活して、お祈りされて、親にプレッシャーをかけられて、とかなり苦しかった思い出があります。
そんな辛かった日々に突然現れた癒しがごちうさだったのです。
とにかくキャラクターがかわいい。観てるだけで心が癒される。すさんだ私の心に素早く届く特効薬でした。バファリンは半分がやさしさでできているようですが、ごちうさは全てがかわいさでできています。それくらいかわいいんですよ。
全てがかわいくて癒しのごちうさの中でも特に私はシャロちゃんに癒されていました。
↑シャロちゃん。ほんとかわいい。表情が豊かなのが良い。守ってあげたい(深刻な語彙力不足)
このシャロちゃん凄く健気なんですよね。友達と同じ学校に行けずに「もし一緒の学校に行ってたら」って考えてしまうところが親に無理やり中学受験させられて地元の友達と引き離された私とすごく似ている気がして、応援したくなるキャラクターでした。シャロちゃんって守ってあげたくなるんですよ。庶民的だしいじられキャラだし。
とにかくつらいことがあったらシャロちゃんを観て癒される、つらいこともシャロちゃんがいてくれたら、と思って頑張る。相当追い込まれていたこともあり文字にするとかなり気持ち悪いことになっているのですが、当時の私はそれくらいごちうさ、そしてシャロちゃんに依存していました。依存先が風邪薬じゃなくて良かった。(ブラックユーモア)
シャロちゃんってなんでこんなにも尊いんだろうな…? pic.twitter.com/dvB0wE7qqS
— いそかわ (@fuitx) October 17, 2020
↑今でもシャロちゃんは大好き。シャロちゃんを生み出した作者のKoi先生と声優の内田真礼さんに私は足を向けて眠ることができません。
今ではもうそこまで辛いことも何も無くごちうさから自然と離れてしまったのですが、それでもたまにごちうさを観たくなるときはAmazonプライムビデオで観てたりしてます。大体ごちうさを観ているときは辛いことがあったときですね。最近も趣味でバンドを組もうとして上手くいかずネットに私の悪口が書かれていたのでごちうさを観ました。あの頃と同じようにシャロちゃんは私を癒してくれました。
ここまで話していて、一切話の内容に触れていません。何故かというと、それは穏便な表現をすれば「日常系だから」、過激な表現をすれば「つまらないから」です。
ごちうさに限らずだらーっと毎回日常を流してそのまま最終回を迎えるアニメ(=日常系)はそこそこあります。それこそきんモザとかけいおん!とかも日常系と言われていますね。めっちゃどうでもいいけどきんモザの作者さんが描かれたわかば*ガールほんと好き。
地味にわかば*ガールが好きなんですけど、私はあとどれだけ待ったらもえちゃんにまた会えるんですかね…? pic.twitter.com/8SeXN33uBV
— いそかわ (@fuitx) April 12, 2020
↑私が好きになるキャラクターみんな似ているな(冷静)
日常系って、何かの目標に向けて話が進んでいくわけではありません。明確なゴールが無くて。最終回ですら日常を切り取ったものを提供しているのです。そのような世界観では話の流れを求める層にはウケないのは明確ですよね。日常がひたすら繰り返されるだけをアニメでわざわざ観ているのです。「つまらない」と思う人も当然出てくるはずです。
これだけは言っておきたいのが、ごちうさは話の流れを楽しむものでは無いんですよ。あののほほんとした世界観に入り浸り、心の栄養を取るところなんですよ。辛いときにあのかわいさが染み渡るのです。
そしてごちうさは日常系の中でもとりわけ内容が薄いアニメだと思います。ネットのネタでごちうさのキャラがスタバを泥水と呼んで爆破したりシビックに乗ったり帝京平成大学に通ったりしてるのは、内容が無さ過ぎて付け加えやすいという理由が大きいと思います。
だから、アニメで話の流れを楽しみたい人にとっては日常系はひたすらゆるい時間が流れる苦行なのです。フジモンが「おもんないな…」と言ったのはフジモンがアニメに話の流れを求める人だったからだけなのです。ネット上でもフジモンの意見に賛同する声も多く、「ごちうさは内容じゃなくてかわいさを楽しむアニメだからね」という意見が大勢のようでした。
もうですね、この動画を観てフジモンが「第3シーズンまであるぞ!!」って驚いていてめちゃくちゃ笑ってしまいました。変わり映えの無い日常が3クール分も30分アニメになっているというのはフジモンとしては衝撃だったんでしょうね。
でも私からしたら当然だと思ってます。ごちうさはたくさんの魅力的なキャラクターがいます。そのキャラクターたちの魅力を30分に詰め込もうとしたらとてもじゃないですが1クール12回じゃ収まりません。
ということでフジモンのおかげでシャロちゃんがかわいいことに再確認できたのでフジモンに感謝しつつ今日はこの辺で終わらせようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。