ポカリスエット ステビアの思い出
こんにちは。飲み会で気付いたらいなくなってるやつ、いそかわです。
私、本当に「帰りたい飲み会から消える」才能に関しては誰にも負けないと思ってるんですよ。飲み会で大所帯で「2次会どこに行く?」みたいな時間あるじゃないですか。あの時間が苦痛で仕方ないんですよね。ましてや大して仲の良くない会社の同期との飲み会とかは1次会の時点で地獄なんですよ。だからしれっと店と店をはしごする間の時間にいなくなるんですよ。気分は鉛の雨をかいくぐるインディージョーンズ。
↑インディジョーンズ。子供ながらに「ベタベタなアメリカ映画やな」って思いながら観ていた。面白いけど。
駅の改札をくぐればあとは帰るだけです。いつもは超混雑でガンディーですら殺意の波動に目覚めるメトロ東西線だってこんな日に限って言えば桃源郷ですよ。おうちというシャングリラを目指して飯田橋の地下に繋がる階段を何回こっそり降りたことか。
私が会社の飲み会からいなくなることなんて別に次の日に会社に行けばまた会えるので何の問題も無いんですけど、昨日まで普通だったものやことが突然無くなったりすると「あぁもう無くなってしまったのか」と寂寞の思いに駆られるかと思います。よくあるのがよく観てたテレビ番組が終わった後ですよね。「笑っていいとも!」なんてあるのが当たり前だと思ってたので番組が終わってからお昼に家にいるときはぽっかり日常に穴が開いてしまった気分になりました。かといってヒルナンデス!を観る気にもならないし。MCがウッチャンだったら絶対観るんだけどな。
今回は気付けばいなくなってたもののうち、私が無くなっていたことに気付き凄くノスタルジーを感じた「ポカリスエット ステビア」の話をします。急だなって思われるかもしれませんが、ノスタルジーってそんなもんです。
そもそもポカリスエット ステビアってどんなのか覚えてらっしゃいますでしょうか。
これです。一般的なポカリスエットといえば青ですがポカリスエット ステビアは鮮やかな緑、ペパーミントグリーンとでも言いましょうか。爽やかな色です。
正直私は↑の記事を見るまで存在を忘れていましたし、無くなっていたことにも気付いていませんでした。
思い返せば私の中でポカリスエット ステビア(以下ステビア)って普通のポカリと違うちょっと凄そうなポカリだったんですよね。なんかCMでも大人のお姉さんって感じの方がステビアを飲んでて。おばあちゃんっ子だった私はおばあちゃんにジュースをねだり買ってもらうことも多かったのですが、絶対におばあちゃんは普通のポカリスエットを買うんですよ。「ステビアってなんやねんあれ!」と気になるものの、だからと言ってステビアをどうしても飲みたいというわけでもなかったため気付いたら記憶から消えている…そんな存在でした。スイミングスクール終わりの力水は毎回飲んでたのに。
なんというか自己矛盾しているな、とも思うのですが、ステビアって私の中で気になるけど気にならない絶妙なラインのものだったんですよ。飲んでみたいけど普通のポカリがあるならそっちで良いかなって存在で。もしかしたら自分には無縁のもの、って最初から思って手に入れることは無かったのかもしれません。
でもどこかで飲んだという記憶はあるんですよ。もしかしたら子供時代にお小遣いを使って自販機やスーパーで買ったのかもしれません。普通のポカリスエットよりも甘さが控えめで後味が少し苦かった記憶があります。
ポカリスエット ステビアの「ステビア」ってステビアという植物から取れる甘味料のことみたいですね。砂糖の200倍の甘さらしいです。こういう味覚に関する話で急に数倍とかじゃなくて200倍とか言われたら感覚がバグりますよね。甘味料もインフレ環境になってしまったのでしょうか。そして、後味が少し苦いらしいです。もしかしたら私がポカリスエット ステビアを飲んで苦く感じたのはそれが原因かもしれません。
ポカリスエット ステビアはポカリスエット イオンウォーターにとって代わるようにして我々の前から姿を消しました。私はそんなことに全く気付かず「ステビアって最近全然見いひんなあ」とかのんきなことを言ってました。2021年までそんなのんきなことを言ってましたからね。アホかと。
ステビアってネットで調べてもあんまり情報が出てこないんですよ。大学生のコピペ元Wikipediaですら
ポカリスエットステビア
1990年発売。ステビアの葉から抽出した天然甘味料を使用。カロリーは100ml当たり11kcal。ポカリスエットが青を基調としたデザインであるのに対して、こちらは水色を基調としていた。2007年4月に終売。(Wikipediaより引用)
という言及しかないですからね。流石に記述が無さ過ぎる。私の小学生のどんなに影の薄かった同級生のことだってこの3倍は紹介できますよ。
やはり15年以上の時を経て「忘れ去られている」飲み物なんだな、というのが率直な感想でした。昔は覇権を目指して様々なメーカーが群雄割拠様々な清涼飲料水を出していました。一時期ダカラとか燃焼系アミノ式とかそういう類いの飲み物が氾濫していたんですよ。スーパーとかに行ったら似たような飲み物がたくさん並んでる。「お母さん○○買っといて~」の上級者版でしたね当時は。
ポカリスエットステビアにも熱心なファンはいたと思うのですが、そのファンたちが強烈な買い支えをしてくれた、というわけでも無く、イオンウォーターに取って代わられてしまったんでしょうか。残念ながらある意味いなくなって「当然」の飲み物だったのかもしれません。
ポカリスエット ステビアのことをふと思い出して「たまにはステビアのことを思い出したいな」ということでロゴの入ったTシャツを最近古着屋で買ったのでこんな記事を書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。