【日めくりnote】4月20日:今日は何の日?
本日4月18日は、青年海外協力隊の日、木蓮忌、マリファナデー。誕生花は「ルピナス」、花言葉は「想像力」です。
青年海外協力隊の日
青年海外協力隊(Japan Overseas Cooperation Volunteers)の前身である日本青年海外協力隊事業が、1965年(昭和40年)4月18日に発足したことを記念して制定されました。
2019年9月末現在で92ヵ国に向けて、計45,294名の隊員が派遣されています。
募集される職種は大きく分けて下記の8種類があり、さらに細かく120以上の職種に分かれています。
毎年この日には、青年海外協力隊事務局と訓練所が置かれていたJICA広尾センター跡地において「協力隊の日を祝う会」を開催しています。
採用の募集は春と秋の年2回行われ、書類審査と面接試験の2回の試験で採用者が決まります。
協力隊への応募者は、世界的な政情不安や東日本大震災の影響で1992年の11,832人をピークに年々減少傾向にあります。
採用から派遣まで1年間のタイムラグがあることや報酬の低さ、現地の要請と派遣される人材の専門性との不一致などから、現地において単なる一般労働者として扱われるケースが多いという問題点が指摘されています。
木蓮忌
夏目漱石門下の小説家である内田百閒が、東京中野区金剛寺にある木蓮をモチーフに次のような詩を詠んだことにちなんで制定されました。
木蓮や塀の外吹く俄風(にわかかぜ)
1971年(昭和46年)4月20日は内田百閒の命日にあたるので、この日が「木蓮忌」として知られることになりました。
「百閒」という珍しい名前は、故郷岡山の旭川にある百間川から取ったものです。師の夏目漱石や芥川龍之介と親交があり、故郷の岡山の他に琴、酒、煙草、小鳥、鉄道、猫、郷里の銘菓大手饅頭などをこよなく愛していました。
東京帝国大学独文科を卒業後、陸軍士官学校ドイツ語学教授に就任、以後法政大学教授や日本郵船嘱託などを歴任しながら、多くの小説や随筆を発表し続けました。
マリファナデー
420(four twenty)は英語で「マリファナ」を表す隠語であることから、「4」と「20」の数字にちなんで「マリファナデー」が制定されました。
420の由来については諸説があり、1970年代初めに三ラファエル高校の生徒が、毎日放課後4時20分にルイ・パスツール銅像前に集まって大麻を吸っていたという説や、アメリカの警察が大麻に関わる容疑者を「420」というコードを使ってパトカー無線で交信するためだという説もあります。
アメリカやカナダの大麻使用者は、毎年集まってマリファナを吸引しこの日を祝う習慣があります。時には過激な行動に発展することもあります。
2012年のバンクーバーでは金融街をマリファナ愛好者がデモ行進し、主要な道路が封鎖される事態が発生しました。
4月18日生まれの特徴
4月18日生まれの人の星座は「おひつじ座」、守護星は「火星」です。
この日生まれた人は、思慮深く機転がきき、争いを好まない平和主義者です。
自己犠牲の精神を持っており、善意にあふれていて「ありがとう」と人から言われることに幸せを感じます。
普段はまわりの人に自分を合わせていますが、本当に欲しいと思ったものは人を押しのけてでも手に入れようとする貪欲さも持ち合わせています。
生来の優しさに加えてまわりの人を惹きつける魅力を持っているあなたは、自身の周りに常に人が集い、恋愛や仕事面で交友関係に恵まれます。
感情のコントロールが苦手で臆病な一面がありますが、自分の受け取った幸せを皆に分け与え、公平な態度を失わなければ輝かしい人生を送ることができるでしょう。
4月20日生まれの有名人
・後光明天皇(第110代天皇、1633~1654):徳川家光・家綱時代の天皇であり、後水尾天皇の第四皇子。剣術を好む直情径行的な性格だが儒学や漢学などの学問を奨励した。
・ナポレオン3世(フランス皇帝、1808~1873):ナポレオン・ボナパルトの甥で、一般には「ルイ・ナポレオン」の名で知られる。1815年のナポレオン失脚後亡命に追い込まれるが、1848年革命により国政に復帰してフランス第二帝政を開始し皇帝に就任した。
・ライオネル・ハンプトン(ジャズミュージシャン、1908~2002):ヴィブラフォン奏者としてベニー・グッドマンの楽団に参加し、ヴィブラフォンと黒人ミュージシャンの存在を広く知らしめたジャズ界の功労者。
・吉井理人(元野球選手、1965~):華道家池坊専永の妻として生け花の普及に貢献し、池坊学園理事長をへて衆議院議員に当選し公明党に所属した。
・ヤマザキマリ(漫画家、1967~):17歳の時イタリア国立フィレンツェアカデミア美術学院で美術史と油絵を学ぶ。帰国後生活費を稼ぐために漫画を描き始め、「テルマエ・ロマエ」が2010年マンガ大賞2010を受賞するなど大ヒットした。
【編集後記】音楽の小箱:Infinity - Heal the world
今日は、僕が最近YouTubeで偶然見つけて、即お気に入りリストに登録した1曲を紹介します。
このInfinityというグループはスリランカのプロのバンドのようです。
「...のようです」なんて、なんとも頼りない紹介のしかたですが、アメリカやイギリスなどの先進国の有名アーチストなどと違ってGoogleで検索しても詳しい情報がみつからないんです。
僕も、きのうきょうYouTubeでたまたまおすすめに上がってきていたのをポチッとクリックして聴いてみたら、これがとてもすばらしい音楽だったので、みなさんにもお伝えしたいと思ったわけなんです。
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みなさんもお聴きになっておわかりのように、マイケル・ジャクソンのカバーなんです。しかし、オリジナルに負けることなくしっかりとこの曲を消化して自分のものにしているところがすばらしいですね。
テンポはオリジナルよりややゆっくりめですがそれがまた良くて、原曲の良さをしっかりと噛みしめることができます。
もしマイケルがこの世にまだ生きていたら、現在の世界の惨状を見てどう思い、どんな行動をするでしょうか。そう、かつて「USA for AFRICA」に参加したマイケルなら。
折しも、レディ・ガガが主催した「One World」という在宅音楽イベントが19日に開催されました。
今にして思えば、これだけの完成度の高い曲を卓越した歌唱力で歌い上げたマイケル・ジャクソンは真のアーチストだったんだなあと、このグループの歌を聴いて感じたのでした。
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僕がマイケル・ジャクソンを知ったのは、「スリラー」のプロモーション・ビデオが爆発的にヒットしていた1980年代の頃でした。
当時の僕は大学生で、毎週土曜日に放送されていた小林克也の「Best Hit USA」を、大学生の先輩の下宿で食い入るのように見ていたものです。
度重なる整形や幼児虐待などのスキャンダルによって、晩年のマイケルはまともに音楽活動ができなくなっていましたが、このビデオをみると彼はすばらしい音楽を世界のファンに伝えたいと心から願っていたことがわかります。
マイケルを好きな人もそうでない人も、決して損はしない映像に仕上がっていると思います。ぜひ一度見てみてください。
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。