【五十路MAN日記】うつになったり落ち込んだ時にどうするか
減薬を始めてから約2年。今では睡眠薬は完全に止め、抗うつ剤を約6分の1の分量まで減らしている。深刻なリバウンドがないところから判断して、このままなら1年以内に薬なしの生活ができるようになる予定だ。
しかし、今でもコールセンターの仕事でクレーム電話を受けた時など、さすがに精神的なダメージが大きい。もともとナイーブな性格(?)で、すぐに風邪をひく軟弱極まりない人間なので、朝っぱらから些細のなことで落ち込んでしまい、会社をズル休みしたことも数えきれない。
しかし、最近わかったことは、そうした虚弱気味のメンタルにも対処法はある。しかも結構早く効く方法だ。具体的に言うとこういうことになる。
「こころの問題はからだで解決する」
ひとことで言ってしまうと、運動して体を動かせば、気分は自然と晴れてくる、ということだ。
「そんなに単純なもんじゃないだろう」「運動が苦手な人間はどうすればいいんだ」という声が聞こえてきそうだ。もちろん、重度のうつや発達障害で悩んでいる人に対しての「特効薬」ではない。だが、これは僕が自分の体で実際試して実感したことでもある。
僕の最近の日課は、毎朝近くのマクドナルドに出かけることだ。自転車をこいで約5分の距離なので結構いい運動になり、その日1日を快適に過ごせるようになった。
行って帰ってほんの10分ほどだが、50歳も過ぎて自転車に乗るのが結構新鮮な体験だし、朝の光と風を感じながら走ること自体が、リラックスと気分転換になる。
これ以外にも、毎晩寝る前にはスクワットを50回行うことを決めており、50歳超にしては駅の階段を軽快に駆け上がることも苦にはならないでいられている。
ただ、僕もまだ抗うつ薬は引き続き服用しているので、それのせいで助かっている面もちろんある。しかし、体を積極的に動かし体を適度に疲れさせることは、夜の熟睡にもつながり、これまた健康によい。
まとめてみると、うつな気分の時や落ち込んだ時に有効なのは、体を動かすこと。有酸素運動(ジョギングや自転車、水泳など)と無酸素運動(筋トレなど)の組み合わせが効果的だ。どちらも難しければ散歩だけでもかまわない。
気分が落ち込みやすいのは、うつの人だけとは限らない。この方法は健常者でも有効な対処法なので、まずは行動に移してみよう(もちろん、充分な睡眠と食事を摂ることが大前提であるが)。
【追伸】自分的にお気に入りなのは、1990年代の歌姫である坂井泉水さん(ZARD)の歌。4ビートのノリの良い曲が多いので、「ゾーン」に入れた感覚で仕事がムッチャはかどる!今聴いても古さは全然感じないんだよね。
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。