【昭和おじさんの令和サバイバル日記】2月1日(水):ホテル住まい、「オフィスワーク時代」の終わり。
「ホテル住まい」のトレーニングはつづく
1月30日から月末の恒例「ひとり月間反省会」でビジネスホテルに滞在。
僕と同じように発達障害に悩んでいる人は、自宅の部屋だとついつい物を溜め込んでしまい、思考がまとまらないなんてことはないだろうか。「繊細」といえば聞こえはいいけれど、いろいろ気が付きすぎるのも考えもんだよね。
自宅が片付かない人はホテルに逃げ込むのがおすすめ
発達障害で片付けができない上に身の回りの物にいちいち反応してしまう僕は、自宅の部屋よりホテルに泊まったほうがノイズに惑わされずに集中することができる。
最近はビジネスホテルだといってバカにはできない。WiFiは長時間自由に使えてもちろん無料。ベッドのマットレスがエアウィーブ(浅田真央ちゃんが宣伝しているヤツ)だったり、自分にあった枕が選べたりと、むしろ自宅よりよっぽど快適だ。
ホテル宿泊の計り知れないメリット5つ
コロナ渦では日本でも在宅勤務がすっかり定着した感じだが、環境を変えてみるとなんと仕事のはかどることよ。
僕の場合はホテルぐらしにはれっきとした理由がある。
いつも動き回ってないと落ち着かない性格や、モノをを極限まで減らすミニマリスト志向、いつでも住居を移動できる災害対策のためだが、僕みたいな「変わり者」でなくとも次のような無視できないメリットが存在する。
いやぁまったく、どこまで快適なんだ。これでさらに部屋で「自炊」ができれば、もはや自宅とどこが違うというのか。
これからも引き続き、「自宅以上にホテルで快適に暮らす術」をちょくちょくレポートしていく。
オフィスワークはもう「オワコン」?
オフィスワークといえば、少し前までは人気の職種だった。すくなくともコロナ前の昭和・平成時代までは。
なんせエアコンの効いた部屋で一日過ごせて、昼食は友達と隣の会議室でお弁当食べながら楽しくおしゃべり。食後は朝買ってきたプリンなんかいただいちゃったりして。汗だくの営業担当よりなんぼかよかった。
しかし、IT技術の発達とコロナ渦で直接接触が避けられるようになってから、オフィスワークはむしろ「イケてない職種」になってしまったんだよね。
「オフィスワーク」が時代遅れになった3つの要因
オフィスワークがイケてないのはコロナ渦のせいばかりではない。
1つの場所に大人数が集まって9:00〜17:00まで8時間働いて、夜も帰宅ラッシュの電車に揺られて帰るころはもうクタクタ。家に帰って家事するエネルギーなんか残ってやしない。
■自宅生活の快適さに気づいた
通勤しないでいいぶん、自宅の環境を整える余裕ができた。てか、真面目に「生活」やっていたら、一日8時間も働いている暇なんかないんだよ。
■オフィスワークに集まる明確な理由がない
TeamsもZoomもSlackもあるし、べつに会社に行かんでもネットがあれば仕事できるじゃん。
■はっきりとした成果が求められるようになった
成果がでてない仕事は仕事じゃない。ひとり自宅で部屋にこもって仕事していると、そのことにいやでも気づいてしまう。
そもそも、9時から5時までの8時間労働ってのは、産業革命以後の製造業で働く工場労働者の働きかただ。
当時は8時間労働どころか10時間〜16時間も働くことも珍しくなかったため、健康を害する労働者が続出して社会問題となり、労働時間を10時間以内に抑えようという動きが広がった。
イギリスでは1847年の工場法改正でようやく10時間労働が保証されるようになった。
それからもう100年が経過した。もちろん、働き方に対する考え方や技術進歩がすすみ、労働の質は肉体労働から頭脳労働へと移っていった。
そしてこのコロナ渦だ。なんで8時間も働く必要があるだろうか?
結局、8時間働くことが目的になってしまい、資本主義社会が目指す「利潤の追求」はどこかに忘れさられている。
要は、自分の得意や好きを生かして働き、企業と社会、そして自分と家族に利益と幸福をもたらすこと。それが働くことの本来の意味なんじゃないか。