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【令和ゆるふわJournal】4月19日(水):PayPayの躍進、大智は愚のごとし

こんにちは。元バイリンガルITテクサポのケンジです。

みなさんは、賢い人になりたいと思いますか。それとも、平凡でいいから当たり前の幸せをつかみたいと思うほうでしょうか。

雑学と教養は人生を豊かにします。この記事では、ゆるいサブカルからリベラル・アーツまで、日本と世界の知の巨人たちに学んでいきます。

本日は、優れている人は一見普通の人よりも劣ってみえることがあるという例えを紹介しましょう。

このカテゴリでは、主にビジネス分野で今日すぐに役に立つ情報や知識を中心に紹介していきます。

【日経MJ】決済サービスPayPayの躍進

ソフトバンクグループの決済サービス「PayPay」が勢いを増しています。

圧倒的な存在感を誇る「楽天経済圏」に猛追する勢いで、「PayPay経済圏」はつぎの6つの事業を柱に「楽天超え」を狙っています。

■PayPay(利用者:5,500万人)
①EC:Yahoo!ショッピングなど
②ポイント:約6,000億円(2023年3月現在)
③PayPay証券:
④PayPay銀行:
⑤クレジットカード:取扱高2.6兆円
⑥リアル店舗:実店舗など308万拠点

日経MJ第7面より引用

●PayPayの弱点

しかしながら、まだまだ楽天に及ばない点が2点あります。

1つは金融事業で、ソフトバンクグループにはPayPay銀行(元ジャパンネット銀行)があるいっぽうで、LINEも傘下にかかえており効率的とは言えません。

また、キャッシュレス決済でもPayPayとLINE Payがあり、ここでも同じ事業を2つ抱えていることになります。

PayPayとLINEとの提携など、経営の効率化を勧めていくことが、これからの課題となるでしょう。

【今日のことば】:大智は愚のごとし

僕は大学時代に歴史小説を読み漁っていた経験からか、大の名言・格言好き。

「言霊」という言葉もある通り、言葉には目に見えないながら人を元気づける力がたしかにあります。

みなさんが元気なときもそうでないときも力をくれる、そんな言葉たちを紹介していきましょう。

きょうも仕事中に自宅Macのスクリーンセーバーに偶然映し出された「大智は愚のごとし」という言葉が気になって調べてみました。

大智は愚のごとし(たいちはぐのごとし)
真に知恵のあるものは、そのことをひけらかしたりしない。しかしそのせいで、ちょっと見ただけでは愚か者のようにみえるというたとえ。

「ことわざ・慣用句の百科事典」より引用

これに類する言葉としては、下記のようなものがあります。

  1. 大賢は愚なるが如し(たいけんはぐなるがごとし)

  2. 大巧は拙なるが若し(たいこうはせつなるがごとし)

  3. 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)

  4. 深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)

1番目と2番目のことわざをよく見てみると「賢と愚」「巧と拙」というように反対の意味の漢字を対比させ、外見と中身がかけ離れていることを表しています。

3番目の「能ある鷹は…」はおそらく誰でも知っていることわざで、日常でもよく使われています。自己主張を控えて「ドヤ顔」したりしないという意味合いが、なんとも日本人らしいですね。

個人的には「深い川は静かに流れる」の正確な意味を初めて知りました。自分勝手に「小説か映画のタイトルちゃうか?」って思っていたんですが、実はこういう意味だったんですね。

SNSの普及などの影響もあって、わたしたちは「自己承認欲求」がどんどん大きくなっています。つまり「もっと注目されたい」「周りの人に認めてもらいたい」という欲が膨張しているのです。

本当に優れた人はあからさまに目立つことはしないもの。いいかたを変えれば、目立つ行動を取らなくても、器の大きい人は自然と外側ににじみ出てくるものなのです。











関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。