【ゆるふわコラム】:「大金がほしい」と願う人がけっきょく不幸になる3つの理由と対策
この記事のポイント
・お金がほしいと願っている人はお金が入ったらどうする考えていない
・大金を扱った経験も心の準備ができてないので目先の欲望に使ってしまう
・どんぶり勘定をやめ「数字」として管理するとお金の苦労はなくなる
コロナ禍の現在、各国の政府は救済策として給付金を支給する政策を進めています。
日本でも、政府が昨年に国民一人10万円の特別定額給付金を支給しました。そのほかにも、個人事業主や企業経営者を対象に、持続化給付金などの経済支援を続けて行っています。
いっぽう、ネットの世界でもSNSでこんなに成功しました!みたいなツイートがあふれています。
Twitterを見ても「どん底から起業して、月収が100万円を超えました!」とか、「英語が大嫌いだったのが一念発起して猛勉強、TOEIC900点越えて、いまではTOEIC講座の講師をしています!」とか。
でも、そうした成功を手にした人は、はたしてみんな幸せになっているんでしょうか。
一般的に想定外のお金が入ってきた人たちは、その使い方がわからずに散財をしてしまい、結局元の状態より悪くなってしまうことがほとんどです。
そうした人たちに共通しているのは、お金の使い方について日頃からしっかりとした考え方を持っていないことです。
では、大金を手にしたための不幸というものを避けるにはどうすればいいのでしょうか。お金で失敗してしまう人の特徴3つとそれを防ぐ方法を一緒に考えていきましょう。
結論
日頃から余分なお金がはいってきたときに、その使いみちについてしっかりと考えておくことが、予想外のお金が入ったときに自分を見失わないコツです。
また、仮に自分がしっかり稼いだお金であっても、ふだん使い慣れていない金額が入ってきた時には、だれでも自分を見失ってしまうものです。
お金を得ることそのものを人生の目的にしたりせず、自分に降りかかる突然の不幸なできごとや、自分の大切な人のためにお金があるのだと考えることが大切です。
理由1:使い慣れていない金額に気が動転してしまう
人はふだんの生活に使っている予算以上の金額が入ってくると、冷静に考えることができなくなります。
例えば、月に20万円で生活している人が、突然1億円ものお金を手にしたとしたらどうでしょう。
そのまま貯金にまわして知らん顔で毎日会社に集金し続けられる人はめったにいません。
自分の中の隠れた欲望が目を覚まし、やりたいことで頭がいっぱいになってしまうからです。
理由2:ひごろからお金について真剣に考えていない
自分の人生設計というものをみなさんはしっかりとたてているでしょうか。
毎日の生活に追われっぱなしで自分が本当はどんな人生を送りたいのか環変えていないと、自分の望むお金が入ってきても適切に使うことができません。
ひごろから一人になる時間をつくって自分と対話し「どういう人間になりたいのか」をしっかりと考えておけば、いざというときにあわてることなく対処することができます。
理由3:日々のお金の管理がどんぶり勘定になっている
毎日堅実に生活をしている人でも、意外とお金の管理が杜撰である人がいます。
「これぐらいならつかってもだいじょうぶだろう」といったような自分の直感だけで生計を立てていると、予想外の急病や事故などにあった時の出費に対処できません。
ひごろから家計簿をつけたり、アプリで使いみちをしっかりと考え、貯金や日頃の備えをしっかりしている人は、いざというときにもあわてなくて住みます。
お金そのものには名前も書いていない単なる「数字」なので、収入の範囲で暮らすことを忘れず厳格に数字で管理することで失敗を防ぐことができます。
私の失敗談
自分の経験からお話しすると、コロナよる給付金や身内からの経済的支援により、一時的に収入が増えた時期がありました。
しかし、それまで大きなお金を扱った経験がなかった私は、お金が入ってきたことだけで満足してしまい、お金の管理と使い方についてきちんとした計画も立てず、使うに任せてしまいました。
その結果、一番必要としているところにお金を配分することができず、目先の欲しいものや飲食代に使ってしまったのです。
この失敗をしてからは、私も家計簿アプリ「マネーフォワード」を使って入出金の流れをしっかりと管理するようになりました。
マネーフォワードとメリットは、3つあります。
1.金融機関連携でキャッシュレス決済がぜんぶ自動で入力される
2.自分とよく似た生活をしている人の予算をコピーして使える
3.何をいつどこで買ったかが明確になり、節約につながる
ただ、デメリットとして次のような使い方では効果が薄いです。
1.使いっぱなしで振り返りをしないと使っている意味がない
2.何にいくら使うかを真剣に考えないと赤字になる
3.細かい買い物をたくさんしていると振り返りがたいへん
結論:お金に過度な思い入れをせず冷静に管理する
これまで説明してきたように、冷静に考えるとお金は単なる金属や紙です。
これを国と社会が一定の勝ちがあると認めているから商品やサービスと交換が可能になります。
お金に振り回されることなく毎月きちんと予算をたてて使い、月末に収入と出費を振り返って改善していけば、お金で大きな失敗をすることはなく順調に資産も増やしていくことができるでしょう。
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。