【Quote...Unquote】スティーブ・ジョブズ:「まさか」に備える
みなさんは、突発的な出来事に対して冷静でいられるほうでしょうか。それとも、あわててしまって、その場から動けなくなってしまうほうですか。
こんにちは。五十路MANです。今日は、アップル共同創業者、スティーブ・ジョブズの言葉をお届けしましょう。
Sometimes life hits you in the head with a brick. Don’t lose faith. - Steve Jobs (生きていれば、思いもよらないトラブルに見舞われることがある。取り乱さず、自分を見失わないことだ。)
元は、友人のスティーブ・ウォズニアックと自宅のガレージで始めた会社でした。それがMacとiPhoneのヒットにより、時価総額9,000億ドル(約10兆円)の超巨大企業になったのです。
CEO(最高経営責任者)としてこの企業の礎を築いたのが、スティーブ・ジョブズでした。
革新的な製品を次々と世に出し、20代にして巨額の富を手に入れ、その一挙手一投足がメディアで報道され、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの青年実業家。
そんな華々しい経歴を持つジョブズは生前、自分でも信じられないような逆境に何度も襲われ、数奇な運命を辿りました。
・取締役会で役員たちから解任動議を出され、自ら創業した会社から追放された
・当時は起業仲間として親交もあったMicrosoft社のビル・ゲイツにMacを研究し尽くされ、Windowsの独走を許す結果となった
・早期の膵臓ガンから一度は回復したものの、のちにガンが再発し帰らぬ人となる
こんなジョブズだけに、今回の言葉より重みを持って私たちの心に響きます。
★★★
日本では、つい2週間前に大阪北部地震が発生したばかり。「大阪には地震は起きない」といった、根拠のない安心感が見事に覆されました。
地震で亡くなった女の子も、親御さんも先生も、まさか登校中にブロック塀が崩れるとは思ってもみませんでした。
英語の原文にあるように「レンガで頭を殴られる」出来事はいつ降りかかってくるかわかりません。
日頃からの備えを怠らず、また緊急時の対応を常に想定しておくか否かが、人の運命を分けることになるのでしょう。
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。