【気まぐれエッセイ】11月6日(金):「〇〇放題」はもうやめよう
「〇〇放題」が今、日本社会で流行しています。
具体例をあげるとたとえば次のような感じ。
・「コミック◆◆、漫画・電子書籍が読み放題!」
・「✖✖ミュージックサービス、今なら3か月無料!」
さすがにコロナ流行語は少なくなっていますが、ほかにも「バイキング料理食べ放題」や、「焼肉食い放題」といった宣伝文句をネットや街の飲食店でよく見かけます。
このようなコマーシャルを見てしまうと、ついつい反射神経的に飛びついてお金を使いすぎてしまうと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
こんな悩みを解決するには、「自分の軸をブレさせない」という固い決意を持つことです。
では、なぜそんな大それた「決意」が必要なのか、その理由を説明するとともに、解決するために3つの方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、テレビやネットにつられてムダ使いするのではなく、貯金や本当に価値がある物やサービスにお金をつかう習慣がつきます。
結論:「自分が大切にしている価値観」をブレさせないと決意する
日常の生活に追われて暮らしていると、自分自身についてしっかりと見つめる時間がありません。そこで、自分の価値観を意識することが少なくなります。
そうすると、「自分の必要なモノ」「本当に欲しいモノ」がわからなくなり、あとさき考えずについついお金を使ってしまうのです。
自分の価値観を常に意識していないとなぜムダ使いしてしまうのか、その理由を考えていきましょう。
理由1:人間の欲望につけ込んだマーケティングの罠
人間の欲望には限りがありません。モノやサービスを売る側にとっては「便利」「おトク」「見栄」に釣られる人々はかっこうの「カモ」なのです。
そうした企業側の意図をしっかり理解して、そうした広告に釣られないように気を付けることがムダ使いを止めるコツです。
理由2:本当に必要ではないので結局使いきれない
一見トクをしたように見えるものでも、価格や分量に釣られて手に入れたモノは、思い入れがさほどないので使わないままになることがほとんどです。
自分にとって「必要なモノ」「ほしいもの」が何かを意識していれば、価格や量につられてすぐに手を出してしまうことはなくなるでしょう。
理由3:固定費が増えるだけで効果が薄い
次から次からサブスク課金登録をしていると、たいして使わないアプリの料金が積もり積もってけっこうな額になっていることがあります。
こうした毎月決まって出ていく「固定費」を低く抑えることで、貯金をしたり書籍やセミナーなどの有意義なお金の使い方をすることができるようになります。
体験談:コロナ補助金をムダ使いした僕の失敗
1人10万円の「定額給付金」はみなさんすでにもらっていることでしょう。
こうした臨時所得が入って気分が大きくなった僕は、いくつかのオンライン音楽ライブを次々に購入しましたが、配信日時をすっかり忘れて結局見ないまま終わってしまいました。
後になって自分のお金の使い方がぞんざいになっていことに気づき、大きな後悔と反省をすることになってしまいました。
結論:「自分が大切にしている価値観」をブレさせないと決意する
テレビやネットの広告に踊らされ、すぐサブスクに課金登録をしてしまうのは「真に必要なもの」「本当に欲しいもの」が自分でもわかっていないからです。
ここを外してしまうと、一見おトクに見える広告を見るたびに釣られてしまい、財布からどんどんお金が出て行ってしまいます。
少々の臨時収入や昇給があったからといって生活費をむやみに上げたりせず、節約・倹約をしながら余ったお金を自己投資や趣味などの豊かな生活のために使いたいものですね。
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会社勤めの方は毎月決まったお給料が入ってくるので、まだサブスクに浪費しても何とかなりますが、最近増えているフリーランスの方々は、固定費を抑えることは生活を成り立たせるうえで必須のスキルです。
そのほか、確定申告や税金の知識、老後の資金など、会社員とはまた違った知識を知っておかなければいけません。
著書「貯金生活宣言」で有名になった家計再生コンサルタント、横山光昭さんのフリーランスのための最新刊では、独立して仕事を営む人たちのための役立つお金の知識が満載になっています。
ぜひ読んでみてください。