【いそじまんの日記】10月13日(水):今日の振り返り
仕事に応募するための履歴書作成にて間取り、またまた一日が潰れてしまった。
新しい物事にチャレンジするということは確かにいいことには違いない。しかし、一方でやることが倍々になって増えていくので、いつまでたっても終わることがなく疲れてしまうのが難点だ。
最近ではなんとかして楽をし手を抜いて時間の余裕を生み出せないかについてずっと考えている。
幸いこういうご時世で人に会う機会が減ったのでその分自分のことに集中していられることが、コロナ禍のメリットということかもしれないな。
うまくいったこと/さらに成長するためのコツ
●家事で徹底的に手を抜くことが功を奏しつつある話
コロナ流行で時間が余るようになってから、なによりも「時間」の大切さに気づき、可能な限り自由に使える時間を増やせるよう努力してきた。
「家事でできるかぎり手を抜く」ということもそのひとつだ。
これまでは料理好きなうえに大食いなこともあって料理ひとつにこりまくっていたが、最近はなるべく家事のムダを省いてシンプルで楽に済ませることに集中している。
そしていま、57歳になって最も重要視することがこれだ。
お金では買えない「時間」を増やすことを第一に考える
よく週末の夕方に銀行のATMに並ぶ人たちをよく見かけるが、時間に対する感覚が限りなく鈍感だと正直思う。
「命」と「お金」とどちらが大事かと質問されたらたいていの人はソック座に「命」と答えるだろう。ならば「時間」と「お金」のどちらが大事と聞かれたら、果たして即答できる人がどれだけいるだろうか。
「両方大事だ!」という答える人もいて、それはたしかにそのとおりだ。
ATMに並んでいる時間が何か自分の得になったり有益な成果物を生み出すことができるかどうかは疑問だ。大部分のひとはただボーッと待っているだけか、スマホをいじっているだけだろう。
お金より時間が大事だとわかっている人は、そんなムダな行動をしたりしないものだ。お金を引き出すという目的を達成するだけなら、混んでいる列に並ばないでコンビニのATMに行ったり日頃から十分な現金を手元に用意したりするはずだ。
ひごろからちょっとした時間をムダに過ごしていれば自然と普段の行動にも反映される。結局そんな人達は仕事でも何の気なしにムダな時間の使い方をしていて「上司が正当に評価してくれない」などと退社後の居酒屋で同僚とグチっていたりするのだ。
時間を作り出す努力をしよう。そして、ムダな動きや出費を可能な限りすくなくすれば、自然とお金や時間の余裕が手に入ることにつながる。
その結果、ますます時間とお金の有効な活用に没頭するようになり、あくせく働くだけの人生から抜け出すことができるだろう。
うまくいかなかったこと/失敗から学んだこと
●自然災害時にどんなに混んでも出社する人たちに学んだこと
先の千葉を震源地とした地震では東京でも震度4を観測して、各地で交通機関が影響を受けた。
案の定翌日の通勤時間には駅に長蛇の列ができ、SNSには賛否両論が溢れて盛り上がっていた。
こんな非常時にも律儀に会社通勤しようとする会社員たちを冷ややかに見る意見が多かったようだが、たまたまネットニュースでコメンテーターがこのように言っていた。
企業経営者が東日本大震災に学んでいない。自然災害発生時の出勤に関するルールが未だにできていない。
「自然災害時に必死になって出勤する日本人の社畜ぶり」とかがクローズアップされるけど、結局ルールがしっかり決められていないからというのが原因だと考えられる。
これはひとえに日本の経営者や中間管理職がいかに危機感が薄いかにつながっていると思う。
誰が出勤するべきかを事前に決めておけば、他の社員まで苦労して出勤する必要はなくなり、コストや時間、手間が大幅に節約できるのだ。
太平洋戦争時に大本営や軍部の上層部は大局的な戦略をまったく持っておらず、権威主義と自分の利益のために無益な戦いを繰り返した。その結果、著しい数の若い兵士が戦死以外の理由で悲惨な死を遂げた。
こうした「現場は優秀だが組織のトップが無能」という日本の悪しき伝統がいまでも生きているんだなあと地震のニュ―スをみてつくづく感じた。
あなたと夜と音楽と:Billy Joel - Honesty
高校生の頃「どうしてもピアノが引けるようになりたい」と思ったきっかけがビリー・ジョエルの「オネスティ」だった。
この曲はネスレのホット飲料のコマーシャルでも使われていたもので、多分これをきっかけにビリー・ジョエルというミュージシャンの存在を知ったのだった。
「まわりの人間がみな失っている誠実さこそ、君に求めているものなんだ」という激しい歌声に心をガクンガクンと揺さぶられ、ピアノという楽器の魅力にとりつかれた。
大学生になって自分でバイエルの教則本を買って独学したり、ヤマハ音楽教室に通ってレッスンをうけたりして、なんとかこの曲も弾けるように。
ビリー・ジョエルは彼の最初のヒット曲である「ピアノ・マン」がニックネームになるほどのピアノの名手だが、若い頃は鬱に悩まされていた。
そうしたバックグラウンドも、この曲に現れているように感じる。
誰もが自分のことに必死で他人に対して厳しい態度を取る人が多い世の中、この曲の持つ魂の叫びに抱かれながら、今夜も眠りにつこう。
ほな、またあした。