【IT生活のトリセツ】ITオンチの中年社員は「新入社員のZoomテクニック」に学べ!
在宅勤務での「Zoom会議」もかなり一般的になってきて、ITが苦手な40代・50代社員も「Zoom飲み会」で盛り上がっているようですね。
しかし、子供の時からスマホとSNSとともに育ってきた今の新入社員は、そんなオッサン・オバサン社員の「Zoomマナーの悪さ」を冷めた目で見ているようです。
博報堂出身のマーケティングアナリストである原田曜平さんは、プレジデントウーマンのコラム記事で、「Zoom会議における2つのマナー違反」について解説しています。
40代以降の社員のみなさんは「自分はZoom会議で不愉快だと思われてないだろうか」と不安になりますよね。
今日の記事では、自分のZoom会議マナーが気になる中年社員の方向けに、イマドキの若者が身につけている「知って得するZoomの便利な機能3選」を紹介。私個人の経験や意見も交えながら解説していきます。
相手の発言中は自分の音声を「ミュート」する
まだZoomに慣れていない中年社員のみなさんは、会議中にコーヒーをすする音や、こっそりスマホでゲームをしている音が筒抜けになっているのをご存知ですか。
若者のすすめるZoomマナーの1番めは「相手が喋っている時には、自分の音声をミュートして聞こえないようにする」ことです。
スマホでのゲーム音は論外ですが、会議の合間の飲食のような生活音は、家族ならともかく会社の同僚や上司にとっては不快でしかありません。
私自身も、会議中にお茶をすすった音が聞こえたりして、注意された経験があります。
これを機会に、Zoomのミュートの手順も覚えておきましょう。
資料を映すときには「全画面共有」機能を使う
新入社員が首をかしげるもう一つのオッサンのZoom操作は「全画面共有をが使えない」ことです。
資料を使ってZoom会議をする場合は「画面共有」機能を使って参加者に説明することになりますが、普通の共有だと文字が細かくて非常に見ずらいのです。
ぜひとも全画面共有の方法を覚えて使ってみると、他の社員にも上司にも「一目置かれる存在」になることができますよ。
「ブレークアウトセッション」で部屋分けをしよう
Zoom会議が一般的になってくると、大人数の幹事を任されることもあるのではないでしょうか。
5、6人程度のZoom会議ならあまりストレスになることもないでしょうが、20人を超える参加者がいると、そのまま惰性に任せていると収拾がつかなくなっていまいます。
そういった場合には、「ブレークアウトセッション」機能を試してみましょう。
ブレークアウトセッションは、会議を小さなグループ(ルーム)に小分けする機能で、次のようなメリットがあります。
・グループ分けは自動でも手動でもできる
・グループの数を1~50まで自由に設定可能
・幹事が別グループの再編成やメインルームに戻すこともできる
Zoomの高度な機能を習得して、社内の「Zoomマスター」をめざすのもわるくないのではないでしょうか。
今回は、新入社員が当然のように使っている「Zoom」の便利な機能について紹介しました。
これまでIT機器を積極的に使うことを避けてきた中年社員にとっては、ややハードルが高いかもしれません。
しかし、コロナウィルスの流行で「働き方改革」と「業務のIT化」が一気にすすみ、もう後戻りすることはありません。
普段からこうしたITサービスやアプリケーションを積極的に試していくことが、あたらしい社会で生き残っていくための心構えといえるでしょう。
★
原田曜平さんは、博報堂で鍛えた目利き力を存分に生かして、日本のマーケティングトレンドや若者の間の流行について、積極的に発言しています。
現在56歳のわたしも、いつまでも若いつもりで若者と話していて、思わぬジェネレーション・ギャップで大恥をかいたことが何度あったことか。
同年代の中年社員のみなさんは、新入社員との付き合い方をこの本で学んでおくのも決してムダにはならないでしょう。
ぜひ読んでみてください。
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。