【エンタメdeエイゴ!】5月1日(月):デジハリ大学館長に学ぶ英語勉強法9つのポイント
コロナ禍が明けた後のゴールデンウィーク、日本全国各地での海外からの観光客も急速に回復しています。
東京や大阪など人気の街ではコロナ前と同じようにスーツケースを片手の外国人が多く見られますね。
少子高齢化が進む日本では、もはや海外からのインバウンド観光客なしでは経済が回りません。つまり、海外関連の企業に努めていなくても、外国人とのコミュニケーションが必須の状況になっているわけです。
仕事での英語力が必須になるが日本人の英語力は…?
そうはいっても、英語を一朝一夕で習得できるわけではありません。国際的に見ても「日本人の英語音痴」は深刻です。
国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」が2022年に発表した全世界対象の英語力調査によると、日本人の英語力は111ヶ国中なんと80位。
しかも、2011年の14位からどんどん順位を下げているという悲惨な結果に。
英語学習法は「足す」より「引く」を心がける
「中学・高校で6年、大学で4年も勉強したのに英語ができない」とよく言われますが、ではどうすれば仕事で使える英語力が身に付くのか。
ポイントは「足す」のではなく「引く」。つまり、新たに英語の学習時間を増やすのではなく、日本語を使う時間を減らして英語に置き換えるということ。
これは、デジタルハリウッド大学 メディアライブラリー館長の橋本大也さんは、レジデント・オンラインの記事の中で紹介している勉強法のポイントです。
具体的な勉強法9つのポイント
橋本さんが唱える英語学習法には9つのポイントがあります。Web記事のなかから抜粋して紹介しましょう。
これらの勉強法で共通しているのは、日本語でやっていたことを英語に置き換え、英語を使う機会を増やしているということ。
日本に住んでいると、生活は全部日本語で済んでしまうので、英語を使う機会がまったくありません。これではいくら学校で勉強しても上達しないわけですね。
まずはスマホを「英語化」することから
「そんなこと言っても、どれもハードルが高くてできないよ〜」とおもっていますか?
しかし、本気で英語を習得したいなら、まずは小さな一歩を踏み出すことが大事。
外国の友達を作ったり米国株投資はすぐには無理でしょうが、例えば次の4つなら、いますぐこれからでもできますよね。
③についてはいますぐスマホの設定を変えるだけだし、⑦はカレンダーと地図を貼り付けるだけ。⑨もわざわざ遠出しなくても大都市の駅には必ず英語の旅行チラシやパンフレットが置いてあります。ね、いますぐできるでしょう?
僕自身の経験から言うと、楽しんでできるという点では「②洋楽と英語ニュースを聴く」が最もオススメです。
とりわけ、英語の洋楽を聴くこと、特に歌詞カードやネットの歌詞サイトで英語歌詞を見ながら一緒に歌ってみることは、英語の発音のコツがわかりまちがいなく英語力が上達します。
明日からのnoteでは、エンタメdeエイゴ!シリーズでは、洋楽を楽しみなが英語に親しんでいく方法についてくわしく解説していきます。お楽しみに!
編集後記
今回紹介した、デジタルハリウッド大学教授の橋本 大也は、同大学メディアライブラリ館長で、ご自身でもビッグデータ分析ベンチャーの顧問を務めています。
初めて受けたTOEICのスコアが600点だったことにショックを受け、それ以後はTOEICと英検1級の勉強を必死におこなったとのこと。決して帰国子女や留学経験豊富な人材ではなかったのです。
これからは世界情勢がますます複雑になり、物事の進むスピードも加速度的に高まってきます。加えて、ジェンダーレス時代の進行とともに多様性が増し、国籍を問わず協力して仕事を進める必要がでてきます。
そのためには、世界の共通語である英語を習得して、どんな人とでも意思疎通ができるスキルを備えておかなければいけません。
資格試験をペースメーカーにしつつ、日常生活ですこしづつ英語に慣れ親しんでいくことが、仕事やプライベートを充実させるカギになるでしょう。