【いそじまんの日記】9月27日(月):今日のトピック
今日のトピック1:ひごろのストレスの「副反応」?
●マルチタスクの弊害が生活に悪影響を
昨年からずっと「人生の断捨離」に取り組んでいるが、どうしてなかなかかんたんに進まない。
なぜってこれはフツーの散らかった汚部屋を片付ける」ってことではなく、「57年間の人生のすべてをチャラにして別の人格でやり直す」と決めていたからだ。
こりゃまたずいぶん大風呂敷を広げたもんだが、ちょっと家の中を片付けるだけなのに、雑事やハプニングに手を取られまたたく間に一日が過ぎていく。
すっかり「生産性の低いバブル世代オヤジ」と化し、「ぼくもいよいよ更年期か」などとがっくりする始末。
ぼくらの20代・30代はマルチタスクどころか「24時間戦えますか」なんてテレビCMであおられっぱなしだったから、すっかり心身にしみついているのだ。
頭のいい人の陥りやすい「マルチタスクのわな」
まるでサーカスのジャグリングのように、いくつものタスクを同時並行でこなしていくのはぱっと見かっこよく見えますが、実はどのタスクも「生煮え」で中途半端になっていることがほとんど。
自分自身を振り返ってみると、たしかに若い頃はいくつものタスクを同時にこなせたし「こなせる自分は有能だ」と思いたい年頃(?)であった。
しかし、さすがに50歳も越えてくると頭脳の衰えとともに集中力も落ちてくる。ひとつ手を付けたとおもったら、次の仕事が気になってそちらに手を出してしまう。
だから、若い人でも自分に自信がある人、プライドの高い人は要注意。
数多くのタスクを右から左へこなすよりも、ひとつのことを深堀りして、だれもが納得する成果を出すことのほうが大切だ。
目の前のことをきっちりひとつづつ片付けていく。これが、のちのちキャリアで大きな花を咲かせる秘訣だと、引退前のオヤジからは忠告しておこう。
トピック2:「007 Spectre」をついつい見てしまった
毎週日曜日だけはテレビを見ることにしている。NHK大河ドラマとBS時代劇だ。
時代劇はなんといっても最後がハッピーエンドなのがいい。もっとも現在放送中の池波正太郎原作「雲霧仁左衛門」は、人生の苦悩や敵味方の対決を描くシリアスなドラマだが。
きのうは試験をうけてちょっと開放的な気分になったので、ついついダラダラとテレビのチャンネルを替えまくって、「007 Spectre」地上波初放送のうたいもんくにつられ最後まで見てしまった。
ダニエル・クレイグも10月公開の「007 No Time To Die」でついにジェームズ・ボンド役最後の出演となるので、ちょっと名残惜しい気がする。
ブルーアイのジェームズ・ボンドってなかなかいなかったもんね。
けっして世間で言う「イケメン」とかではなくむしろ「恐いおっさん」なんだが、とても頼もしくなによりもジェントルマンだ。
今度もアクションが結構すばらしいので、どうせなら吹田市にあるエキスポパークの大画面IMAXシアターで見てこようと思う。
あなたと夜と音楽と:Billie Eilish - No Time To Die
ということで、今夜の音楽はビリー・アイリッシュのNo Time To Die。
抑えた前半から徐々に盛り上がりをみせ、最後にはまた消え入るように終わる。
なんとも陰鬱な曲なんだが、秋から冬に向かっていく今の季節にはピッタリな曲なのかもしれない。
もしかしたら、今のコロナ禍の状況に対する鎮魂の情もこの曲に込めているのではないかと感じているのだがどうだろう。
静かなピアノのイントロとビリー・アイリッシュの哀愁に満ちた歌声に身も心も委ねて、今夜は眠りにつこう。
ほな、またあした。