1 大気の構造の概要
傾向と対策
大気の構造は、ほぼ毎年1問出題されています。そして覚えるべき事項もそれほど多くないため、確実に正解したい分野だと言えます。また、計算問題としては出題されませんし、複雑な推論はありません。数式が苦手な方は必ず得意分野にしてください。
大気の構造は、更に以下の2分野に細分化できます。
太陽系の概要
地球大気の鉛直構造
いずれも、技術や科学の進歩により内容が大幅に変化することは恐らくないため、過去問については古いものでも問題ないと考えられます。また、いずれも実技問題との直接的な関連は少ないので、学科で完結していると言えます。
学科の他の分野とも多少関連した問題が出題されることもあります。「大気の力学」や「大気の大規模な運動」の知識とも重複しているので、学習効果は高いと言えます。
学習の目安
必要な知識事項は全て暗記し、完璧を目指しましょう。過去問は合計で55問(第60回試験まで)ありますので、入手可能なものは全て集めて活用してください。筆者の場合、過去問を14問集め、全ての問題を消去法に頼らずに3回連続で解けるまで繰り返しました。結果、第61回試験では一切迷わずに正解しました。