はじめましてのあいさつ
noteを書こう書こう詐欺をして長い年月が経った。
動かざるは石の如し。
まるでさざれ石が巌となるまで、記事を書かないのでは?と自分でも思い始めていたが、シーズンが終わった今ついにやる気が出た。
それでは進めていきましょう。
noteを書くきっかけ
なぜしがないGKコーチがnoteで発信をしようとしたのか。
それは、もうしんどいから である。
と言うのは冗談ですが
現在所属しているニッパツ横浜FCシーガルズには4人の屈強なGKたちが在籍している。
しかも個性が強烈なので、練習もひと苦労。
毎日毎日このGKたちとぶつかり稽古をしつづけるのは、体力がいる。
毎日が土俵際だよ。
家に帰れば、もう床の木目をじっと見つめる体力しか残っていない。
そろそろ自分より年下のフレッシュなGKコーチが誕生してもいいよね?
私、充分ぶつかり稽古したよね?
女性GKコーチがもっと増えてほしい。
コーチという職業を理解し、この道を選ぶ現役選手が増えてほしい。
そんな思いで現役選手に訴えかけるために、さざれ石となりつつあった私の重い腰をようやく上げたのである。
GKコーチ氷河期
私は常にGKコーチの指導を受けた時代はなかった。そんな時代の説明をしよう。
高校時代
今となっては強豪校だが私が入学した時はまだ地域予選を勝ち抜くのは難しいレベルだったので、当然GKコーチがいたことはなかった。
部員が少なかったため、フィールドプレーヤーとしての出場も多く
サッカー原始時代なので別に気にせずその現状を受け入れていた。
大学時代
唯一GKコーチに指導を受けた時だ。
週2回ほどだったが、独特な方で何を教わったかといえばほぼ記憶にないのだが、嫌な思いをしたことはない。
なので楽しかったのだろう。
チーム内にGKが11人いて世はGK戦国時代だった。
ここで絶対的な先輩たちに出会えたことで、上のレベルを知ることができたので私は甘んじて応援団にまわった。
それでも試合に出ている先輩たちを誇りに思い、数十曲に及ぶ応援歌を暗記し、観客席で踊りまくった。妬みはない。
でもGKが楽しかったので、そこは救いだった。
なでしこリーガー時代
戦国時代まで時代が進んだのだが、ここで一気に氷河期に戻った。
カテゴリーが上がることで、環境が良くなるものだと思い込んでいた。
とんだ勘違いだ。
大学の日常と変わらない。
GK同士でアップをしてすぐに合流。
どうやったら試合に出れるか、一切助言ももらえず悶々とする日々。
ある日、どんな伝か分からないがGKを教えてくれる人が今日だけ来てくれるらしい。
大学時代みたいにわくわくした。
どんなGKコーチが来るんだろうな。
来た。
一般人。
そう。ほぼ一般人。
偏見で判断して申し訳ないが、いつの時代のジャージやねんとツッコミたくなるほど昔のジャージをお召しになり、スパイクも履いていない。
そりゃ一般人だと思うだろうよ。
それでも指導を受けれる希望に満ちていたので、指導を仰いだ。
「パントキック蹴って。」
あ、はい。
私は一生懸命蹴った。
「は?それしか蹴れないの?(失笑)」
あやうくおしばき申し上げるところだ。
磯上は一生懸命蹴った。
「いや、だからあのラインまで蹴れってば」
それでは蹴り方をご教授いただこうと思ったら
「知らない。そんなに蹴れないことなんてなかったから。」
なにしに来た?この一般人。
もちろんデモンストレーションもない。だって、靴がランシューでも何でもない靴だから。
私はひたすら一般人を前に、心を殺してパントキックを蹴り続けた。
1時間後、一般人がお帰りになった。
何だったんだこの時間は。
ただ昔GKをやっていた一般人にディスられただけの1時間。
謎にマウントを取って帰られた。
私はこの日を一生忘れない。
悔しくて、惨めで、自分の下手くそさに呆れ
もうサッカーを辞めてしまいたいとまで思った。
小学生の時に夢描いた女子サッカー選手のようにはなれなかった。
氷河期を経て
私は現役を引退し、教職員を経てもサッカーへの思いは燻り続け
安定した公務員を辞め、プロ指導者としてのキャリアをスタートさせた。
その時にJFAは『女性指導者を増やしたい』
なんで?
『サッカーを始めた時に同性の指導者が寄り添ってくれた時に、その少女がサッカーを続けていく可能性が広がる』
激しく同意。
そうなんだよ!!!!!!!!!!
変にマウントを取ってくることは、夢見る少女に経験させてはならぬ!!!!
※もちろんすべての男性指導者がそうではありません。
一部では謎マウントを取りたがる人がいることは事実です。
もうプロの指導者として10年目に突入しようとしている。
ここで後輩の育成を請け負ってもいいのではないか。
少し伝えられることができるほどの経験は積ませてもらった。
未来のなでしこジャパンにできることは
身近に女性GKコーチがいる環境を用意すること。
夢は壮大だが、誰かがやらないと!!!!!!!!!
ターゲットは現役女子サッカー選手のGK全員です。
想像してみてください。
あなたがもし将来結婚したとして、もし子供が産まれたとして
かわいいかわいい我が子が初めて話す言葉
パパ でもなく
ママ でもなく
パン でもなく
やましたあやか
だったら、それはもう答えるしかないでしょ。
「安心してな。おかん、キーパー教えられんねん」
そんな未来に備えて、今動き出すのだ。
伝われ!!!
届け!!!
ということで、私の思いを繋げるためにnoteを書き始めるわけです。
皆様よろしくお願いいたします。
2024年元旦にたてた目標
noteを始める
ギリギリ達成だぜ!!!!