TM30で パタヤ借りているアパートにて取得しており、シーサケートのホテルに2泊してパタヤのアパートに帰ってきた場合、どうなるのか

タイにおけるTM30制度では、滞在場所の変更や再帰宅に伴い、住所通知を行う必要がある場合があります。以下に、パタヤのアパートをベースにした場合の具体的な状況を整理します。

1. ケースの概要
• 状況:
• パタヤのアパートでTM30通知を既に取得している。
• シーサケートのホテルに2泊し、その後パタヤのアパートに戻る。

2. 各ステップにおけるTM30の対応

(1) シーサケートのホテル滞在中
• ホテルは外国人宿泊者のパスポート情報を基に、TM30をオンラインまたは移民局に通知する義務があります。
• この場合、あなた自身がTM30を申請する必要はありません。ホテル側が手続きを行うため、特別な行動は不要です。

(2) パタヤのアパートに戻る
• パタヤのアパートに再び戻った場合、アパートの大家が再通知を行う必要があります。
• あなたがどこかに移動していた後、同じ住所に戻る場合でも、新たにTM30通知を行う義務が生じます。
• これは、タイの移民システムでは「移動前のTM30登録が無効になる」と見なされるためです。

3. なぜ再通知が必要か
• 移動情報の更新:
シーサケートのホテルがTM30を提出すると、移民局のシステム上ではあなたの滞在先がシーサケートになっています。そのため、再度パタヤに戻った際に住所情報を更新する必要があります。
• 大家の役割:
パタヤのアパートの大家が「外国人が戻ってきた」と移民局に再通知することで、正確な滞在記録が保たれます。

4. 実務的な対応

(1) あなたの行動
• パタヤのアパートに戻ったら、すぐに大家に「シーサケートから戻った」ことを報告してください。
• 必要に応じて、移動日や滞在していたホテルの情報を伝えます。

(2) 大家の行動
• 大家は、再びTM30通知を行う義務があります。
• オンラインまたは最寄りの移民局で手続きを行い、システム上であなたの住所が再登録されます。

5. 手続きが行われない場合のリスク
• リスク1: 不完全な記録:
パタヤのアパートに戻った後、TM30が更新されていないと移民局の記録が不完全になります。
• リスク2: 罰則の可能性:
次回のビザ延長や出入国手続きの際に、TM30の不備が指摘される可能性があります。この場合、罰金（通常最大2,000バーツ）が科されることがあります。

6. 免除される場合の可能性

シーサケートの滞在が短期間（2泊程度）の場合、実務的にパタヤの大家がTM30の再通知をしないケースもあります。しかし、正式には以下の基準に基づき手続きが必要です。
• 滞在が48時間以上の場合: 再通知が推奨されます。
• 滞在が48時間未満の場合: 実務的には見過ごされることがありますが、公式には通知が必要です。

7. まとめ
• 基本ルール:
パタヤのアパートに戻った際、TM30の再通知が必要です。
• 実務的対応:
大家に報告し、再通知手続きを依頼してください。
• 注意点:
万が一、移民局での手続きでトラブルを避けたい場合は、通知が行われているかを大家に確認することをおすすめします。

この制度は煩雑に感じるかもしれませんが、適切に対応しておくことで後々の問題を回避できます。