月収52,200円生活 [アメリカの話]
15時起床。ウトウトしながら、ネオポゴタウンにあった最後のカップ麺を食べる。
ペヤングの大盛り。一口目で満足し、それ以降は体が拒否反応を起こしていたが、なんとか全部食べきった。多すぎる。
ペヤングを食べながらNETFLIXがYoutubeで無料公開してる13THというドキュメンタリー映画を観ていた。
アメリカで起きていること
今現在、アメリカではあちこちでプロテスト(抗議活動)が起きている。
きっかけは白人警察官による黒人男性への過度な制圧によって死亡したことが発端となっている。
詳しくは下記のニュース映像でも観て欲しい。
元々、この抗議が起きる以前から警察官による黒人への暴力や殺害は頻繁に起きており、黒人の青年男性の死因の第6位が警官による殺害という数字がそれを表している。
また、アメリカの投獄率についてだが、白人が17人に1人であることに比べ、黒人においては3人に1人が投獄されるなど、明らかにおかしな数字になっている。
これは、決して黒人に犯罪者が多く、野蛮であるからという話では全くない。
元を辿れば、アメリカ社会における奴隷制の頃から続く構造的差別が原因となっており、それに関して描かれているのが13THという映画だった。
(長い映画なので日記の最後にリンクを貼っている)
正直、僕は全くアメリカの現状が分かっていなかった。分かったような気でいたのが恥ずかしくなるくらいにショックな事実ばかりだった。
こんな、明らかに平等とはかけ離れた社会の中で生きてきて、怒るなと言うのは無理がある。
今現在各地で起きてる抗議活動は、平和的なものだけでなく、破壊的なものや暴力、略奪も起こっており、当然、僕だって暴力、破壊、略奪はするべきでないと思うし、賛同はし難い。
しかし、なぜここまで過激化したのか、その背景は考えていかなきゃいけないし、一部の過激な抗議活動だけを見てプロテスト全体を批判するには短絡的とも言える。
ANTIFAについて
短絡的と言えばアメリカのトランプ大統領がANTIFA(アンティファ)が今回の暴動を扇動し破壊や略奪をしているため、テロリスト団体として認定すると発言した。
それによって日本でもANTIFAという組織がいるものだと勘違いした人たちがいたるところで見当違いの発言をし続けているが、それは個人だけでなく、国内メディアのほとんども間違えた情報に基いた記事を発信しており、メディアの情報収集能力の低さが露呈した。
そもそもANTIFAとはアンチファシズムの略で反強権主義や、反独裁主義という意味でしかなく、組織でもなければ集団でもない。
個人個人が、「差別や独裁政権に反対!」と表明するための言葉でしかなく、ANTIFAのマークに関しても、平和の象徴としてピースマークを掲げるようなものと考えた方が分かりやすい。
みんなが自分のことを保守派と言ってみたり、パンクスと名乗ってみたり、オタクと公言したりするのと同じように、自身の立場を表明しているようなものだ。
もちろん、同じ意思の元に集まり、集団として動いている者たちもいるだろうが、仮に彼らが実際に破壊や略奪を扇動していたとしても、ANTIFAを名乗る者は全てテロリスト予備軍だと言うのは乱暴すぎると僕は思う。
例えば戦後最悪の大量殺人事件と言われている相模原障害者施設殺傷事件を起こした犯人がいるが、彼は安倍首相の支持者であると公言しており、その思想の元に19人の障害者を殺害したが、それでは安倍首相や自民党の支持者は犯罪者予備軍になるということだろうか?差別主義者集団ということになるのか?
当然、そんなわけは無い。
乱暴なカテゴライズは必ず自分自身や周りの首をも締めることになる。
パンクスだからと言ってみんな貧乏人でもないように、ラッパーだからと言って薬物常用者でもないように、オタクだからと言ってみんなみんなロリコンでもないように、ANTIFAだってテロリストではない。
一国の首脳が言ってるのだからという意見もあるだろうが、その首脳が知性的な人間に見えるだろうか。ずる賢いことは間違いないだろうが、これまでの彼の言動を見ていれば、どれだけ感情的で短絡的か分かるはずだ。
人間は間違えるし、国だって間違える。
それを理解した上でどうか、あなたは思慮深くあってほしい。
とりあえず、なんにしても【13TH】長いけど絶対に観て欲しい。
最後に
今日も日記以外の事を書きすぎた。でも、今日もあんまりなんもしてない。
サポートしてくれたお金は僕のおやつ代に充てられます。おやつ代が貯まるとやる気がみなぎるかもしれません。