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【ISOマネジメント】内部監査「おみくじと監査報告書の関係」

 本日は初詣に行って参りました。
 おみくじは「凶」を引いてしまいました。「大吉」を引き当てたいと思うのが人情ですが、一方で良いことばかりが書いてある大吉よりは、気を付けなければならないこと、改善すべきこと、日々精進すべきことが書いてある凶のほうが自分の人生にとって有益で自問自答の機会も与えてくれるのではないかと考えを巡らしながら帰宅しました。

 話は変わりますが、ISOマネジメントシステムはシステムを運用する組織に内部監査を要求しています。さらに組織が認証取得組織の場合は認証機関(社外の審査機関)の審査を受審します。
 審査を受審すれば審査結果が記述された審査報告書を受領しますが、その中に指摘事項などネガティブな記述があったりすると受審側はあまり気分がよろしくないものです。

 しかし思い直してみると自分のビジネスをより良くしてくれる改善事項を指摘という形で提供してもらえることはまんざら悪いことではないと思います。良いことずくめ満載の審査報告書よりは(これはこれで有難いのですが)受審側のビジネスをより良く改善するためのヒントが満載された審査報告書の方が審査を受ける組織にとって役に立つことがあるものです。

 大吉ばかりを期待せず、気付きを与えてくれる凶の方が時としてありがたいと思うように、審査報告書を前向きに読むことができれば内部監査にしろ認証審査にしろ指摘事項を毛嫌いする必要は無さそうだと考える今日この頃です。

 余談になりますが、おみくじの種類を調べてみると良い方から、大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶の8段階だそうです。それぞれの割合は神社仏閣ごとに異なり、たとえば浅草の浅草寺では、大吉7%、吉35%、半吉5%、小吉4%、末小吉3%、末吉6%、凶30%の割合だそうで、今更ながら凶の多いことに驚かされます。

 それでは、今年も皆様にとって良い年でありますように心より祈念しております。

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