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ウイポ10 2024 系統確立プレイ #8


1985年

ゲーム開始から12年が経過。牧場施設も概ね出揃い、自家生産も安定したのであんまり書くことがなくなってきました。シンボリルドルフを3歳引退させたので古馬戦線は大物がおらず、かといって自家生産馬も最強レベルではないので勝ったり負けたりの牧歌的な雰囲気です。

欧州競馬がノーザンダンサーで窒息するのを見越し、ドイツ系にテコ入れすべくズルムーを種付けしていたところ、良い感じの早熟牡馬が出て皐月賞を勝利。能力的に三冠も狙えます。日本で走れるとは到底思えない血統なのですが、まあメイショウサムソンとかローエングリンとかいたし……案外日本に根付くかもしれません。

ゲーム的には母父が野芝で確立済みなら日本で走れる

種付けはファピアノ・クリスをメインにデピュティミニスター・ズルムー。なんか5年くらい同じことをしてますね。リファールが今年確立するのでアルザオも少数付け始めます。90年代中盤は確立待ちの系統でめちゃくちゃ渋滞するので、今のうちにできるだけ自家生産で支配率を貯めたいです。

クラブに入れた自家生産馬がデバフを跳ね除け牝馬三冠を達成。ジャパンカップはギャロップダイナの2着でした。リバティアイランドかな? メジロラモーヌのひとつ上なのですが、こんなのが相手では流石に魔性の青鹿毛も分が悪そう。馬体重430kgという小柄さでコアな人気がありそうですが、父ノーザンダンサーなので繁殖時の扱いに困りますね。

パワー瞬発根性Sでそれ以外大体E以下。戦闘民族

アカテナンゴが凱旋門を勝ったためにズルムーが欧州リーディングに輝いたり、ギャロップダイナが年度代表馬になったりして一年が終了。ノーザンテーストからようやく牡馬の大物が出て社台さんもひと安心でしょうか。

年末処理はヴァイスリージェント産駒を数頭引退させて米に送還。引退馬が少なく、塩漬け状態の現役馬が溜まってきています。ニジンスキー系の支配率がかなり上がっていますが、まだ12%には届かない状態。クリスタルパレスが輸入されるので、カロ系確立の数合わせに持っておきます。

Private施設にダンシングキャップを回収。オグリキャップがこの後活躍するので、ネイティヴダンサー系の支配率を上げるために確保しておきます。パーソロンが未確立の場合はここで回収しましょう。

85年末の系統確立はバックパサーとリファールです。

バックパサー系確立

バックパサーが確立。世界2%(米国型)、無系。

どのタイトルでも頑なに無系を貫く頑固親父

安定して確立を狙えるようになったのは『9 2022』から。シナリオ開始年が遡るにつれて使用できる史実馬が多くなり、今作ではほとんど史実馬だけで確立可能です。83~86年あたりが支配率のピークでしょうか。

78年末にバックパサーをPrivate施設に回収。バックファインダー・バッカルー・ステートディナー・メイワパッサー・シルヴァーバック・アットザスレッショールドをエディット強化し所有、ノークリフを引退時にPrivate化しました。スペンドアバックとトラックバロンも強化していましたが、先に支配率がボーダーを越えたので使いませんでした。

エッグトスとバックスプラッシャーは83年に種牡馬で登場。84年シナリオのリストに載っているのでエディット強化します。種付け料が900万くらいになるのでこれだけで相当支配率を稼げます。一応自家生産も行って3頭種牡馬入りさせましたが、上述の通り史実馬が余ったので不要だった感。

『9 2022』時代はメイワパッサーより前の世代の馬が所有できず、しかも80年代に入るとバタバタ引退していたので、見かけの支配率が全く信用できず長距離ダート専なのに自家生産が6~7頭も必要という苦しみに満ちた種牡馬でした。今作では史実馬をエディットして米に満額で置いておくだけで確立できます。

母父として米国系の名馬の母系に浸透しており、ウイポの確立常連枠だけでもマルゼンスキー・ミスワキ・シーキングザゴールド・ウッドマン・プライヴェイトアカウント・トライマイベスト・イージーゴアあたりがバックパサーを持っています。逆に父系での伸びしろがほぼなく、放っておいても零細化して完全型活力補完の条件は満たします。銀因子ひとつのために貴重な78年のPrivate枠と80年代中盤の確立枠を割けるかは箱庭の状況次第。今回はプライヴェイトアカウントを確立予定なので、貧弱な因子面を改善するために立てました。後継を作る予定はないのでいずれ滅亡すると思います。

ソードダンサーを立てなくても相当マシな血統になる

リファール系確立

リファールが確立。世界2%(欧州型)、無系。

何もしなくても勝手に立つ優等生

大体85年ごろから確立ラインに入り、27歳で引退するまで10年以上チャンスがあるため、確立を邪魔する方が困難。確立時期によって芝適正が日・欧・米どちらにも振れるため、プレイヤーが介入するとしたら芝適正操作が主目的になります。

日本馬の母系に多く入るため、今回は欧州型での確立を目指しました。といってもモガミとアルザオをエディット強化し、欧州で満額種牡馬入りさせただけ。米・欧で支配率がほぼ拮抗していて危険だったので、無札のライラリッジあたりをエディット強化して持っておけばよかったですね。

後継は確立のし易さでいうとダンシングブレーヴ(無系)・モガミ(ST系)・アルザオ(無系/ST系)の三択で、リイフォー他の傍系は一歩劣ります。後継馬が多数出て本体性能も高いダンシングブレーヴともう一系統を立て、ノーザンダンサーから離脱させるのが基本の流れ。ディープインパクトの母父であるアルザオは血統的な重要度が高いですが、史実牡馬が少ないので難易度はモガミより上です。

自然確立でノーザンダンサーの支配率を無理なく削いでくれる上、親昇格も比較的ラクで嬉しい血統なのですが、確立時期と年齢的にミスプロを始めとしたこの時期の優秀な若手種牡馬を弾きがちで、確立プレイをしていると時期調整に難儀する印象が強いです。いっそ自家生産や史実馬強化で早めに立てるのも悪くないと思います。母系がマイナー構成で親化も見えており、牝馬に出ても使いやすいため腐りません。

1986年

レイズアネイティヴの米支配率が9%に達し、親化の危険信号が出ています。早めにミスプロを立てたいのですが、セクレタリアトの方が優先度が高いため最速でも87年まで確立できず、エタンとシャーペンアップを87年に立てるとレイズアネイティヴが離脱する恐れがあります。世界系統化はこういった離脱阻止のための支配率調整がシビアでなかなか面倒くさいです。

時間を進めて色々チェックしていたところ、現時点の3歳馬まででニジンスキー系を親化できることが発覚。当歳セリでスーパークリークを買うなどして史実馬をかき集めていたのですが全く不要でした。欧州の管理馬が増えすぎて困っていたので嬉しくはありますが、エディット強化したSP74以上の史実馬があと5頭くらいいて処理が大変。自家生産馬の邪魔なので所有してクラブに突っ込んでおきます。

幼駒の吟味はツールがあっても時間がかかるので、基本的に当歳馬が生まれる前の3月に行います。そういえばハクタイユーの種牡馬入りから4年経ったけど種付けしてないなと思い、毛色でソートしてみたら……

なにっ
生産者は何を考えて種付けしたのだろうか

種牡馬入り以降完全ノータッチでも勝手に生まれる白毛馬。今年デビューの2歳世代から数頭ずついるようです。ハクタイユーの子出しは4しかないので年に多くて5頭程度しか種付けされませんが、片親が白毛だと5割の確率で白毛が生まれるらしく意外と打率はいい様子。ファラリス×マッチェムは基本的に被らないので、在来牝系に付けて白毛血統の定着を狙ってみます。

今年の種付けはクリス・ミスワキ・ズルムーを中心にヒズマジェスティとアルザオを少数。昨年まででファピアノの確立に十分な牡馬を確保できていますが、ネイティヴダンサー世界系統化に支配率が足りるか不明なので別系統を生産します。ナシュアとバックパサーの確立でミスワキの爆発力が跳ね上がっており、牝馬の血統にあまり関係なく30弱出るのが頼もしいです。

ズルムー産駒がサウジカップとドバイWCを制したためシーズン開幕前にズルムーの欧州リーディングが確定したり、欧州三冠がダンシングブレーヴに破壊されたり、クラブ所有のマニラが米遠征してシアトリカルに叩きのめされたりと色々あって一年が終了。一応80年代に入るあたりまでは概ね史実のトレンドをなぞってきたのですが、ここにきて日本の芝はファピアノ産駒に埋め尽くされ、世界中のダートをズルムーが席巻、豪州がシャーペンアップ系の庭になるなど異世界競馬と化しています。早く塩漬けになった自家生産馬を片付けてケーニッヒスシュトゥールの生産に移りたい。

年末処理でニジンスキー系史実馬をすべて引退。アリダー産駒が種牡馬入りし始めるまでにミスプロを立てたいのでファピアノ産駒もある程度放出しました。輸入種牡馬はベルマンを購入し欧州に送還。ヴァイスリージェント産駒を米に送りつけます。

Privateにノーザンダンサーを回収。系統確立とは特に関係ない、偉業達成の条件を探るための回収です。86年はテスコボーイ・ミルリーフ・ハビタットの引退年なので、まだ確立していない場合は回収してもいいでしょう。レイズアネイティヴも引退ですが、ミスプロを収容して産駒ロストさせてでもいない限りは自動確立しているはず。

86年末の系統確立はミルリーフとセクレタリアトです。

ミルリーフ系確立

ミルリーフが確立。欧州5%、ST系。

待望の確立ST系

85~86年に支配率が上がるため、欧州に介入しなければ自然確立する可能性がありますが、あまり安定はしない印象。86年末で引退なので、史実馬を何頭か持って活躍させ、同年に決め打ちで確立するといいでしょう。

マグニチュード・シャーリーハイツ・ミルジョージをエディット強化し所有(ネヴァーベンド確立の一環として)。所有したままにすることで日本への輸入を防ぎ、欧州の支配率を高めています。さらにミルフォード・グリントオブゴールド・ダイヤモンドショール・スリップアンカーも所有。欧州6.7%もあったので、2頭くらい減らしてもよかったかもしれません。

今作ではネヴァーベンドが初期未確立のため、ミルリーフ産駒もナスルーラ由来の野芝適正。ネヴァーベンド確立までに生まれた産駒は欧州ではまともに走れません。かなり露骨に成績が悪化するため、オセアニアや香港のレースを走らせるなど工夫して種付け料を伸ばしましょう。

90年代までに産駒がかなり日本に入っており、確立することで母系が強化される馬は多いです。またリヴァーマンと併せて確立しネヴァーベンドを親昇格させるのが鉄板。どちらも史実馬だけで狙えるので非常におすすめです。ST系で確立することでドバウィやラストタイクーンをST化するため、現代に近づくにつれて影響力が大きくなります。

ちなみに非ST優先継承なのですが、固有でST系を設定されているため、本来無系化する構成(ネヴァーベンドST系、プリンスキロ無系)だとST系になります。固有の系統特性は確立時に無系化する場合にしか出てこないため、ネヴァーベンド未確立の状態で確立すると父系継承でSP系。ミルリーフをSP系で使いたい方はネヴァーベンドをそのまま引退させてください。

セクレタリアト系確立

セクレタリアトが確立。米国5%、SP系。

プリンスキロ子系統化で完全無欠の良血馬になった

種牡馬入り確定の史実馬が5頭収録されているため、エディットありなら米の支配率は楽に上げられます。リミットが89年と長めで血統も子出しも良いので、自家生産で支援するのもかなり楽です。

コールドレセプション・セクレファスター・ジェネラルアセンブリー・ダコードをエディット強化。他にプリシディアム・リズンスター・ナムラモノノフが89年に間に合います。DLCで所有するかPrivate施設に回収すればキングストンルールほか3頭追加で使えるので、自家生産なしでも確立できるかもしれません。

ボールドルーラー直仔で血統構成に優れ、米三冠馬だけあって能力面も素晴らしい馬です。ナスルーラのインブリードさえ気を付ければ高能力の産駒を作るのは簡単。今回は1000万以上の自家生産馬を5頭種牡馬入りさせています。米国ではボールドルーラーが流行血統で、強制枠を使わない限り自家生産馬は種牡馬入りできないので、日本で走らせて米国に移しました。世界2%を越えていたので、移さなくても確立できたとは思います。

史実の大物産駒はリズンスターくらいで、それも種牡馬として失敗したため父系は断絶。BMSとして大種牡馬ストームキャットとゴーンウエストを出したことでその血は広く拡散しました。今回の確立も牝馬強化のためで、ターリンガ・シックスクラウンズ・セクレッタム・リヴィエールドリーをエディット強化し所有、スピード因子を付けています。自家生産馬からも優秀な牝馬が数頭出ました。

初期譲渡2歳馬ウィンドクラウドの仔

ボールドルーラー系はシアトルスルーの系譜が現代まで残っており、セクレタリアトから父系を伸ばす必要性は薄いです。敢えて挙げるとすれば母父ニアークティックでSP昇華配合に対応するコールドレセプション(ただしエディット必須)か、ST化するリズンスターでしょうか。どちらにしても子出しは悪いので、父系を繋ぐには根気がいりそうです。

サムシングロイヤル牝系確立

『10』から登場した往年の名繁殖サムシングロイヤルの牝系が確立。直仔の重賞馬シリアンシーが収録されているため、その産駒を中心に枝を伸ばしていくことで自家生産少なめで確立可能。ただし虹札を2枚使います。

思ったより早く立てられてよかった

サムシングロイヤルとシリアンシーは共に虹札牝馬。今回はDLCでサムシングロイヤルを初年度に回収し、繁殖引退まで自家生産しました。子出しは悪くないですし、プリンスキロ産駒なので爆発力も最低限ありますが、高齢なため序盤の牧場施設では不受胎が起きやすいのが玉に瑕。

始祖が外国産馬なのでGI馬が5頭必要ですが、セクレタリアトがいるので1頭は自動的にクリアしています。直仔も血統構成は優秀なので爆発力が出やすく、重賞級の産駒は簡単に作れます。アラダは素の能力でも重賞を勝てますが、エディット強化してGIを勝たせたほうがいいです。ザブライド産駒のファビュラスフロードはルファビュルー産駒で、確立支援がてらに重賞を取れば孫世代重賞勝利の条件を満たします。

サーゲイロードの勝ち鞍が設定されておらず未記載。なんで?

何と言ってもサーゲイロード・セクレタリアトの2頭が強烈な影響を与えた牝系ですが、牝系確立する頃には引退が見えているので配合への影響は少なめ。日本と相性がいいのが特徴で、シリアンシーの末裔からロードカナロアが、ザブライドのひ孫にはニシノフラワーが出ました。

牝系確立による爆発力強化もさることながら、母系に入り込んでの牝馬クロスや母系インブリードは非常に強力。シリアンシー・ザブライドはセクレタリアトの全姉で、全兄弟インブリードも狙えます。セクレタリアトの確立を考えているならぜひセットで牝系確立、BMSとして入っているストームキャットかその直仔あたりでの配合を見据えて牝馬を作っておきたいですね。

今回はここまでです。次回は88年。

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