見出し画像

ウイポ10 2024 系統確立プレイ #18


2005年

年始恒例の支配率チェックをしたところ、なんだか凄いことになっていました。サンデーサイレンスとデインヒルが未だに確立していないことからもわかるように確立待ちの渋滞が起きているのですが、それが多いこと。一番年下のマキャヴェリアンとか何年待たされるんでしょうか。現時点で6%あるので、地域12%親化まで行ければいいんですけど。

ボーダー越えが7系統

カーレッドとモスボローが滅亡。まだ残ってたんだ……ハイペリオンは今やセイウンスカイのみが現役種牡馬で、そう遠くないうちに消滅しそう。ネアルコは様々な父系の祖となった馬ですが、本体は無系で旨味も少ないので滅ぶに任せます。

ニックスファイルを確認していたところ、何故かイエローゴッド系がやたら大量のニックスを保持しています。どうやら確立用にレイズアネイティヴ牝馬で自家生産した結果、イエローゴッドとレイズアネイティヴの間に発生したニックスがミスプロを通して後継系統全てに受け継がれているようです。イエローゴッド系は滅亡寸前ですが、架空種牡馬が一頭残っているので、とりあえず保護しておくことにします。

ミスプロ派生系統全てにニックスがある

ギャラントマン系復権を背負った春嵐の幼駒、オストギャラントは柴田善臣騎手を背にひたすらレースを使い、成長度を溜めて皐月賞へ。対するディープインパクトは12月デビューで前走の弥生賞は2着。調子も上がらず9番人気という低評価です。クラブに入れて以降はほぼ触っていないのですが、デビューが大幅に遅れても史実ローテを無理やり使うCPU采配の悪いところが出ているような。

最後方一気でどうにかディープを下し皐月賞を制覇。パワーが低いのをひたすら史実調教と成長で補っており、敵の不調に助けられた形。この後青葉賞を使い、一週放牧からダービーを勝ちました。60年代かな? なお、ディープインパクトの次走はまさかの安田記念(賞金不足で除外)。設定を弄ったりはしていないのですが、史実ローテはどこに行ったんでしょうか。

えっダービー来ないの?

すっかり影の薄くなった種付けはスペシャルウィーク・オーサムアゲイン・スマートストライク。最近とみに牝馬の短距離化が進んでおり、スタミナ因子補充のためにモンズーンとモンジューを多めに付けています。現実ではダンジグ系に代表されるように短距離血統も代を経て中距離に対応するのですが、ウイポ時空では親のスタミナがそのまま受け継がれるため、意識して高スタミナ牝馬を作り続けないと架空期間に入る頃には2400を走れる自家生産馬がいなくなります。

大レースに除外を喰らい続けて燻っていたディープインパクトがポートアイランドSを勝って菊花賞に滑り込み。三冠デバフを喰らう上にSPが6も負けているオストギャラントにとっては非常に厳しい勝負です。とりあえずの試走では全く勝負にならず、7馬身差をつけられて大敗。流石にここまで来て三冠を諦めたくはないので、何度も試行錯誤をくり返し……

渡辺薫彦は必死に追った!

20回くらいやり直してどうにか勝利。ラビットによる大逃げなし・ディープ側の騎手変更なし・クラブ出走馬のメンバー変更なしという縛りでしたが、最後の決め手は鞍上の長距離適性だったようです。主戦の柴田善臣騎手が長距離Bなので、もしやと思い長距離Sの渡辺薫彦騎手に頼んだところ、最終直線で全く違う伸び方をして危なげなく勝ちました。しかしこれまで海外含め14戦を共にした主戦を三冠最終戦で降ろしたわけで、現実で同じことをやったら京都競馬場で暴動が起きていたかもしれません。

クラシックが終わったのでディープには適当にGIIで賞金を積んでもらい、今年は終了。秋古馬三冠への殴り込みも考えましたが、仕上がったゼンノロブロイとハーツクライが激突する魔境に重賞未勝利の身で突っ込んでもあまり良い結果にはならなさそう。来年は津村インパクト明秀と共にテイエムオペラオーになってもらうので良しとします。

年末処理でグリーンデザート産駒を引退し、日本から欧州へ種牡馬2頭を輸送。Privateにはアメリカンボスを放り込みました。今年回収する可能性がある引退馬は目ぼしいところだとフォーティナイナー・シアトリカル、ちょっと珍しいのはハイエストオナー・カドージェネルー・ナリタトップロードあたりでしょうか。サンデーサイレンス系全盛期とあって輸入種牡馬は本当に大物がおらず、アルカセットが目を引くくらい。

2005年の系統確立はゴーンウエストとブライアンズタイムです。

ゴーンウエスト系確立

ゴーンウエストが確立。世界2%(米国型)、SP系。

ザ・アメリカといった趣の血統

ダートのみならず欧州芝にも適正を示したミスプロ系の大手。引退年が大幅に伸びたことで、ほぼ自然確立するようになりました。

直仔からダホス・ジョハー、孫世代からエルコレドール・イフラージをエディットして所有。イフラージのみ欧州、他は米国で走らせています。加減がわからなかったので4頭も持ちましたが、どうも今作では2008年くらいまで現役のようなので、一頭も所有しなくても自然確立したかもしれません。

ゴーンウエストはGIドワイヤーSの勝ち馬。アベレージが高く単発GI馬を多く出すタイプで、種牡馬の父としても優秀でした。後継はイルーシヴクオリティやスパイツタウンなど快速ダート馬が大半ですが、2世代を経てウートンバゼットが欧州芝マイルで大ブレイクするなど適正の幅は広いです。日本での活躍馬は少ないものの、孫世代以降ではマテラスカイ・モズスーパーフレア・タワーオブロンドンなどが出ており、ここでも代を経て日本適正を獲得している印象。

『8』シリーズでは母系継承の無系で、2004年に引退するため確立には支援が不可欠でした。『9 2022』からボールドルーラーのSP化に伴い両親SP系になり、『10』で引退年が引き伸ばされるなど、現実での父系の広がりに合わせて強化され続けています。今回はイルーシヴクオリティとイフラージ(ウートンバゼットの父)の2系統でミスプロを離脱させる予定です。

ヌレイエフ経由でST化できる

母父のセクレタリアトを確立しているととても綺麗な血統表になります。ナシュアも確立していれば更に良し。アメリカの主流血統を詰め込んだコテコテの良血馬なので牝馬の父には全く向いていませんが、血統表を見ているだけで楽しくなる、確立プレイの醍醐味が形になったような馬ですね。

ブライアンズタイム系確立

ブライアンズタイムが確立。日本5%、ST系。

グロースタークを確立しておきたい

平成初期の日本競馬を彩った外国産種牡馬三傑の一角。28歳まで種牡馬を続ける上に史実馬も豊富なので、確立は簡単です。

史実馬からナリタブライアン・マヤノトップガン・エムアイブラン・サニーブライアン・シルクジャスティス・マイネルマックス・エリモダンディー・トーホウエンペラー・ダンツフレーム・タイムパラドックスを所有。これで6%くらいです。他の馬を優先して確立したため、初期に種牡馬入りしたブライアンやトップガンの種付け料は500万円以下になっていました。時期を決めて速攻すれば2~3頭いなくても確立したでしょう。

史実馬だけで確立できるので、自家生産は牝馬を作るだけ。ウイポ的には相当な良血で、リボーとロベルトが親化すれば繁殖牝馬の父としての活躍は約束されたようなものです。子出し10に加え芝ダート両用で早め有り、スタミナはちょうど50と、取り回しの良さも最高級。日本以外にはロベルト系は全く浸透していないので、牝馬を作って欧米に送れば使い放題です。

欧米で使うと気持ちいい良血

ブライアンズタイムは3/4同血のサンシャインフォーエヴァーの代替として輸入されたものの、初年度から三冠馬ナリタブライアンを輩出。そこから28歳で死亡するまで現役種牡馬で、毎年のように活躍馬を出しました。母父としても優秀でしたが後継種牡馬はなぜか失敗続きで、最後の希望だったフリオーソも引退するらしく父系はもはや滅ぶのみでしょう。

ウイポではクリスエスかシルヴァーホークあたりと併せてロベルト親化の鍵という扱い。今回はロベルトが先に親化したので確立する必要はなかったのですが、血統が優秀なので牝馬目当てに立てました。クリスエスとの差は母父がグロースタークかプリンスキロかという程度ですが、2013年まで現役種牡馬なので長期間使えるのが強み。後継は用意していませんが、強いて選ぶなら固有持ちのナリタブライアンか、史実馬の多いマヤノトップガン、母父ハイセイコーで固有継承が期待できるマイネルマックスあたりでしょう。

アルザオがST系なら選択肢に入るか

フライバイナイト名牝系昇格

フライバイナイト系が名牝系に昇格。

独立阻止にだいぶ苦労した

現代競馬に深い痕跡を残す名牝アルマームードを擁し、プレイヤーが関与しなくとも勝手に牝系が伸びていきます。しかし同時に、史実馬が多すぎてアルマームード系が独立しそうになるというデメリットを抱えており、名牝系昇格のためにはアルマームードの子孫の活躍を適度に抑制するという面倒な調整が必要になります。

今回はギャラントマン確立の過程でアルマームードのひ孫にあたる史実牝馬ケネロットを使っており、そのまま繁殖馬として重用した結果、子孫が活躍しすぎて90年代前半あたりに毎年アルマームード系が独立しそうになっていました。ノーザンダンサーの全妹アークティックダンサーの枝を伸ばしていたのもまずかった気がします。

この下にも大量に架空馬がいる

アルマームードの牝系子孫には『9 2022』でお助け牝馬として有名だったマッチレスネイティヴ、マキャヴェリアンやバゴの牝祖で子出し10のクドフォリ、前述のノーザンダンサー全妹アークティックダンサー、貴重なニアークティック直仔牝馬のアークティックアヴァなどがいて、他にも開始初期はコスマー直仔の優秀な架空繁殖が何頭もいます。使い勝手がいいからとこれらを使いすぎるとアルマームード系が独立してしまい、名牝系化が遠のいて結果的に出力が落ちます。

将来の名牝系配合を見越して使用を避けるか、名牝系配合が使えなくなろうが強い牝馬の血を取り込むことを優先するかはプレイスタイル次第。個人的感想としては、放流した架空産駒の重賞勝利を阻止して回るのがものすごく大変だったので、次回は独立しても気にせずプレイしようと思います。

アレグレッタ牝系確立

欧州の至宝ガリレオを擁するドイツの名門、アレグレッタの牝系が確立。

アーバンシーが強いので割と簡単

アレグレッタはアーバンシーの母。つまりガリレオとシーザスターズの祖母で、キングズベストの母でもあります。母系は代々Aから始まる馬名が連なっていることからもわかるようにドイツの土着牝系「Aライン」。アレグレッタより前の世代は未収録のためゲームには関係ないですけど。

凱旋門賞馬2頭を出す超名牝だけあって虹札ですが、子出しは10と最高値。繁殖入り後に購入し、とにかく牝馬を生産します。ウイポでは不遇のドイツ血統なので血統表はスカスカですが、タンティエームの銀因子のおかげで重賞級の産駒は大量に出てきました。

アレグレッタ系の本体

史実産駒の子が牝系確立の要件に数えられないバグが起きているので、とにかく架空馬に生産を集中。スピードが足りなくてもサブパラがあって競争寿命が豊富なら、成長分も込みでGIIIくらいは拾えます。ひとつ重賞を勝ったら引退して次世代へと繋いでいき、わりと早い段階で条件を満たしたのですが、他の牝馬に押し出されて数年待つことになりました。

ガリレオとシーザスターズの兄弟がとにかく有名な牝系ですが、オールトゥビューティフル・チェリーヒントン・アナバーブルー・ロサンゼルスなど、世代を経た先でも活躍馬が出ています。2021年の凱旋門賞を勝ったトルカータータッソもこの牝系出身で、アレグレッタと全妹Alya(読み方不明)の3*4全姉妹インブリードがかかる非常に特徴的な配合。このプレイでの後継はまだ未定ですが、アーバンシーから牝馬を作って、架空期間で母系インブリードが炸裂するようにしたら面白いかもしれません。

10年後の欧州の覇者

2006年

衝撃のクラシックも終わり、目立った馬のいない狭間の世代。もう何年も同じことを言っていますが、ダートのレースが少ないのにダート馬が多いためアメリカに馬が集中して大変なことになっています。

ダンテ・エルバジェ・ソヴリンパス・ターントゥが滅亡。ダンテ系はこれでサイアーライン表から正式に退場しました。ハンプトン系に残る枝はファイントップとズルムーですが、全ての後継が日本で繋養されており、完全に極東のローカル血統と化しています。

三冠を制覇し3歳で種牡馬入りしたオストギャラントをハイサーペントと配合。三冠を獲った春嵐と牝馬三冠を獲った春雷を掛け合わせることで雷嵐の幼駒が作れます。〆配合などは何も考えていないので血統的には中の下くらいですが、親系統8本は確保済み。雷嵐と三冠配合の+14を除いた素の爆発力は20でした。まあこんなものでしょう。

ディープインパクトは鞍上が若いせいかいまいち成績が上向かず、春古馬三冠の最後をハーツクライに強襲され落とすなど散々。プレイヤー所有のオリオール最後の希望、ノーブルプリエが毎回3着に絡んでおり、古馬三強を形成しています。この調子だと秋古馬三冠も厳しそう。

エンペリーのラストクロップ

史実馬がどれもぱっとしない一方、クラブに送り込んだ牝馬が大暴れしていました。延命目的のラインクラフトをはじめ、GI級を8勝しているクラブ牝馬が5頭います。一度火が付くとひたすら連勝するのがCPU操作馬の特徴で、牝馬限定の海外GIだとプレイヤーがあまり関与しないこともあり、知らないうちに勝ち鞍が積み重なっていきますね。

欧州ではイェーツとジョージワシントンに散々叩きのめされ、アメリカではザティンマンにBCターフを連覇されて一年が終了。ディープインパクトは結局GI2勝に留まり、ハーツクライが春秋グランプリを取りました。

年末処理でクリス後継の架空馬子孫を引退。もう21歳と高齢なので決めに行きます。マキャヴェリアンを欧州で親化したいので、欧州の種牡馬施設の枠を整理しなければいけません。エルコンドルパサーをPrivateに送り、サドラー親化援護のためにシングスピールとローエングリンを欧州へ。久々に買い戻しイベントが発生し、インザウイングス産駒のアクトワンが買われていきましたが、来年には引退してるのでは。

史実産駒がいないので即引退するはず

06年の主な引退馬はレインボウクウェストくらい。25歳なので、よほど失敗しなければ非所有でも確立できます。メジロマックイーンが引退するのでパーソロン保護が必要な場合は要注意。今回はシンジケート解散時に確保しています。またロックオブジブラルタルが輸入されてきますが、母父ビーマイゲストが使いづらすぎるので基本的に立てることはないでしょう。

2006年の系統確立はグリーンデザートとデインヒルです。

グリーンデザート系確立

グリーンデザートが確立。欧州5%、SP系。

欧州スピード血統の権化

欧州で圧倒的支配力を発揮するダンジグ系の本流。現実での影響を反映してかウイポでも寿命が伸び続けていますが、自然確立には届かないためある程度の介入が必要になります。

前提として、ダンジグを欧州型で確立しています。グリーンデザートは所有せず、シンコウフォレスト・ケープクロス・オアシスドリーム・バイロンを欧州で走らせました。インヴィンシブルスピリットは非所有のため晩成が響き、最低額の50万で種牡馬入り。他に自家生産馬を3頭入れています。確立時の支配率が5.1%で、種牡馬9頭、種付料合計8850万。欧州の規模感がなんとなくわかりますね。

支配率が到底足りないことに気づいて急遽支援を始めたのが94年だったので、シンコウフォレストより前に生まれるデザートサン・シェイクアルバドゥー・オーイントン・デザートスタイルは使っていません。これらを所有できていたら自家生産馬はいらなかったと思います。

グリーンデザートはジュライCを勝ったスプリンター。ダンジグ産駒として欧州のGIを初めて制し、ダンジグ系の欧州進出の先鋒となりました。種牡馬の父として非常に優秀で、ケープクロス・インヴィンシブルスピリット・オアシスドリームと3頭の大種牡馬を送り出し、欧州を中心に一代父系を築き上げています。日本にはあまり縁が無い系統で、昨年種牡馬入りしたシュネルマイスターには異系血脈として期待がかかりますね。

日本にいない血で固めれば牝馬も使える

産駒に優秀な種牡馬が複数いるので、2系統確立による親化が現実的。オアシスドリームは何故か収録漏れが多く、また洋芝スプリンターばかりで使い分けが難しいので、ケープクロスとインヴィンシブルスピリットが候補でしょうか。どちらも史実馬だけで確立が見込める上、寿命の短いケープクロスは息子のシーザスターズで代用可能です。

ちなみに母父サーアイヴァーは確立でST化しますが、グリーンデザートは非ST優先のため母父の状態にかかわらずSP系になります。主要産駒もST化ルートが存在せず(ケープクロスSP、インヴィンシブルスピリットSP、オアシスドリーム無)、ST箱庭に厳しい系統といえそうですね。

ヘイロー親系統昇格

ヘイロー系が親系統に昇格。

息子が強すぎる

日本12%での昇格。確立渋滞が続き、未だにサンデーサイレンス系が確立していないため、国内に溜まったサンデーサイレンス系種牡馬が全てヘイロー系にカウントされています。

ヘイロー系には大きく分けてサンデーサイレンスとデヴィルズバッグの2つの系譜があり、その他はセイントバラードの末裔が僅かにいるくらい。そしてそのほとんどが日本の内国産馬か、2010年頃までに日本に輸入される馬です。通常ならサンデーサイレンスは2000年頃には確立しますが、未確立で引退するか年上の馬によって押し出され続けると、05~06年頃に日本国内のヘイロー系の支配率が12%を越えます。

このうちサンデーサイレンス系が11%

国内のGIの相当な割合を自家生産馬が獲っているため、サンデーサイレンス系の支配率はかなり低く抑えられています。それでも合計38頭(うちサンデーサイレンス系34頭)という数の暴力で地域12%到達は時間の問題。05年末のロージズインメイの輸入とゼンノロブロイの高額種牡馬入りがトドメになりました。もしここで親化しなくとも、06年末にディープインパクトとハーツクライが種牡馬入りするので、大規模な史実馬ロストがない限り間違いなく07年に12%を越えるはずです。

サンデーサイレンスがまだ現役種牡馬なら、確立と同時にサンデーサイレンス系が親化して離脱するため、ヘイロー系はすぐさま零細になります。ロージズインメイの枝が架空期間まで残るので滅亡の心配はありませんが、ヘイローが近すぎてSS牝馬と配合できないので自家生産は非現実的。こだわりがなければ触れずに放置でいいでしょう。

なお、ロベルトが既に離脱しているため、親系統ヘイルトゥリーズンは滅亡を待つのみとなっています。アイルランドに残るストップザミュージックの枝が消えた瞬間に親系統ごと滅びるでしょう。

こんな史実馬いたのか……

デインヒル系確立

デインヒルが確立。世界2%(欧州型)、ST系。

世界中にST系をばらまくすごい奴

一介のスプリンターから世界的大種牡馬に上り詰めたスーパーサイアー。輸入時に購入して延命するだけで、一切手を触れず確立可能です。

1995年末に輸入される際に購入。自家生産も産駒の所有も必要ありません。後継種牡馬が20頭くらい湧いてきて、欧州とオセアニアだけで6%=世界2%を満たすので、繋養地域がどこだろうとお構いなしに欧州型で確立します。確立した場合はまず間違いなく単独で12%親化まで行くので、金札一枚で親系統をひとつ増やせて非常に便利です。

デインヒルは英スプリントCの勝ち馬で、種牡馬として数え切れないほどのGI馬を輩出し英愛・仏・豪リーディングに輝きました。種牡馬の父としても優秀で、デインヒルダンサー・ダンシリ・リダウツチョイス・ファストネットロックが繋養国でリーディングを獲っています。さらに母父としても非常に優秀で、父ガリレオ・母父デインヒルのいわゆるガリデイン配合が近年の欧州を席巻するなど、現代競馬最高クラスの大種牡馬といえるでしょう。

06年には既にガリデインの片鱗が……

欧州での良績に比べて日本ではパフォーマンスが悪いとされており、単年リースやマル外等で実績馬は多くいるものの、定着はしていない印象。ダンシリ産駒のハービンジャーが活躍馬を多く出しましたが、需要がないのか後継を欠いています。しかし逆に言えば国内では被りづらい血統で、欧州ではインブリードが多発して付けづらい良血牝馬を輸入することで、お手軽に血統の多様性を確保できます。

ウイポでは母系が零細で使い勝手がいい血統。ヒズマジェスティを確立し、リボーの親化までしていると非常に使いやすくなります。ほぼ自動で親化してくれるので金因子の少ない血統に付けると便利ですが、STが20しかないので乱用すると2000mすら走れない産駒が大量に生まれ、インブリード以前の問題になります。ご利用は計画的に。

後継は星の数ほどいるので、繋ぎたい場合はお好みで。一定の産駒がいて確立しやすいのはダンシリ・デインヒルダンサー、次点でロックオブジブラルタル・リダウツチョイス・エクシードアンドエクセル・ファストネットロックあたりですが、ST系を継がないことが多い上にノーザンダンサーのインブリードばかり。豪州馬が多いせいか孫世代以降が冷遇気味なのも難しいですね。このプレイでは特に後継は作らず、牝馬だけ使うつもりです。

豪州リーディングサイアーが無因子……?

ちなみにデインヒルはサンデーサイレンスと同期。同時に確立するとデインヒルが優先されます。両者の確立を狙う場合、引き伸ばしているとサンデーサイレンスが弾き出されて未確立で引退する可能性があるので、念のために両方所有したほうがいいでしょう。

今回はここまでです。次回は08年。

いいなと思ったら応援しよう!