ウイポ10 2024 系統確立プレイ #14
1997年
90年代もいよいよ終盤に差し掛かりました。確立計画はゼロ年代までしか立てていないこともあり、種付けがアドリブ多めになってきています。ミスプロ分割とか、想像はすれど実際にやったことはあまりないんですよね。基本的に90年代までしか遊んだことがないので、この先は未知の領域です。
ロイヤルチャージャー・エクリプス・レッドゴッド系が滅亡。派生した子系統も含む親系統丸ごと滅亡した場合、資料ページのサイアーライン表からも抹消されます。確立プレイでは基本的にサイアーラインに載っている系統は増える一方なのですが、たまに数が減ると少し寂しい気持ちになりますね。
今年で引退のマヤノトップガンを海外遠征に回し、ルドルフ産駒の三冠馬で国内長距離重賞をドサ回り。成長型遅めの芝馬が国内で満額種牡馬入りするためにはGI6勝+収得賞金10億円くらいが相場になります。ホープフルと三冠で5億円弱なので、春天に加えてJCか有馬記念を勝てばいい計算です。サクラローレルに勝ったナリタブライアンという感じで、上手く回れば4歳で引退できるはず。
前回書き忘れたのですが、96年に四位ジョッキーが井崎先生の若手贔屓イベントに選ばれていました。元々ダートと風車鞭が育ちやすいので、ダート差し馬を中心に強い馬に乗せつつクラシックも2つほど獲らせたところ、一気に成長してくれました。折り合いがついたのと長距離Aは嬉しい誤算。長距離は意識して育てないと基本的にCで止まりますからね。
種付けはインイクセス・ダンシングブレーヴ・マキャヴェリアン・トウカイテイオー。インザウイングス支援のためにシングスピールを少数、今年引退のケーニッヒスシュトゥールを牝馬目的で何頭か付けました。この時代の史実牝馬にはミスプロが3代前まで入った馬が多く、インブリードのせいで非常に使いづらいです。ただ子出しがいいために打率は高く、無視もできないのが困りもの。
プレイヤー所有馬は春まで好調だったものの、夏以降は割と散々な成績。インイクセスの第一世代が北米で華々しくクラシックデビューを迎えたと思いきやシルバーチャームに纏めて蹴散らされ、欧州ではパントレセレブルが無双状態。国内もサニーブライアンが史実通り二冠を獲ったまではよかったのですが、秋になって覚醒したサイレンススズカが何故か毎回同じレースに出てきてダービー2着の借りを倍返しされてしまいました。
年末処理でクリスエス系の馬を引退させたところ、なんとロベルト系の支配率が米12%を突破。しかし他の確立できる馬が年下ばかりで、このままでは親化できない! 急遽トニービン産駒も引退させ、カンパラを先に確立することにしたのですが、そのせいで欧州牧場がパンクして一部の種牡馬を放出する羽目になりました。無計画の極みですね。
Private施設は大した馬がいないので自家生産馬を。ストームバードの引退年ですが、今回はストームキャットだけ確立する形に予定変更したので無視します。フォーティナイナーと親化を並行すると米国の支配率調整があまりに面倒すぎることに後から気付きました。ザ・無計画。
97年末の系統確立はケーニッヒスシュトゥールとデピュティミニスターです。
ケーニッヒスシュトゥール系確立
ケーニッヒスシュトゥールが確立。世界2%(欧州型)、ST系。
ドイツ競馬史上初の独三冠馬にして、直仔モンズーンの大活躍により滅びかけのブランドフォード系を立て直した名馬。数少ない史実牡馬は自然引退に間に合わないので、所有しないと確立は難しいです。
素の能力がわりと高く、因子も2つあるのでエディットは不要。所有して欧州マイル三冠を獲っています。血統がとんでもなく貧弱なため、三冠配合が成立するようにして少しでも爆発力を上げましょう。史実で勝ったドイツ三冠がゲームにあればよかったのですが……ちなみに独セントレジャー(2800m)の勝ち馬であるにもかかわらず、なぜか距離適性は2600mまで。コーエー査定は複雑怪奇。
史実牡馬産駒は2頭しか収録されていない上、どちらも登場は遅め。今回はモンズーンのみ所有しました。自家生産は毎年5~10頭程度で、最終的に14頭種牡馬入りしています。ブランドフォード後継というと重厚なスタミナ血統の印象を受けますが、本馬のST値は50で柔軟性が高いため、自家生産馬はスプリント~中距離に強い馬が多いです。子出しも5と最低限あるせいか、血統から受ける第一印象ほどは苦労せずに確立できました。
確立の意義はモンズーンの強化、これに尽きます。モンズーンとその子孫はサドラーガリデインに覆い尽くされた現代欧州競馬で孤軍奮闘している異系血統で、ここを因子面で強化することで配合が非常に楽になります。97年時点でケーニッヒスシュトゥールを経ないブランドフォード系種牡馬は欧州にムトトのみ、全世界でも3頭しか残っていない惨状であり、零細化が約束されている父系です。ここに銀因子があるだけで相当変わってきます。
後継は当然モンズーン。ズルムーの確立も彼のためです。ただ一頭でブランドフォードを盛り返したため史実馬が豊富に収録されており、フル稼働させれば自家生産しなくても確立可能。ケーニッヒスシュトゥールにはモンズーン以外に伸びる枝が一切なく、架空後継を残しておかないと確立と同時にケーニッヒスシュトゥール系が滅亡してしまうので気をつけましょう。
モンズーンの産駒を確立した際にブランドフォードがまだ残っていれば、連続確立で親系統に昇格します。ゲーム上の意味はまったくないですが、21世紀に入ってからブランドフォードが昇格するのはちょっと面白いので、輸入時に買っておいたペイザバトラーで自家生産して細々とラインを残しておくつもりです。
デピュティミニスター系確立
デピュティミニスターが確立。米国5%、ST系。
米国ダートに特化したノーザンダンサー系北米支部長。確立ラインに届く少し前に引退するロベルト型の種牡馬なので、所有して放置するか、史実馬を活躍させて早めに立てるといいです。
産駒からシルヴァーデピュティ・ソルトレイク・フラッグダウン・デヒア・フレンチデピュティをエディット強化し所有。エジーディプロマットとデフレアが種牡馬として湧いてきます。一応自家生産馬を2頭用意しましたが、いなくても確立したはずです。フラッグダウン以外は産駒持ちで必ず種牡馬入りするため、ノーザンダンサーの直系ながら支配率は楽に稼げます。
早熟ダートマイラーながら、種牡馬としてはダートのマイル~中距離で息長い産駒を多く出した馬。以前は父のヴァイスリージェントから確立してST系を継がせるのが主流でしたが、『10』から固有ST系を獲得して父の確立は不要になりました。産駒のフレンチデピュティとオーサムアゲインがそれぞれ種牡馬として成功したので、この2頭を使って親化する予定です。
なお、本馬が米国型で確立したことで、ノーザンダンサー系が世界系統に昇格する条件を満たしています。本来はリファールやダンジグが米国型で確立するのですが、このプレイではどちらも欧州型なので、ここまで米国型の子系統がありませんでした。リファールの離脱前に世界系統化するため、自家生産して確立を早めています。早期確立を狙う必要がなければ、Private化して2006年くらいまで放置すれば自然確立するはずです。
プロディース牝系確立
バブルガムフェローを輩出した社台の名門、プロディースの牝系が確立。
直仔バブルカンパニーが繁殖牝馬として非常に優秀で、米国時代にキャンディストライプス(アニマルキングダムの祖父)やインティミストを出し、日本に輸入された後に天皇賞馬バブルガムフェローを産みました。さらにバブルの姉妹から牝系が広がり、ディープブリランテ・ザッツザプレンティ・ショウナンパントルといった活躍馬を出しています。
根幹牝馬のプロディースは1969年生まれ。GIサンタラリ賞を(繰り上げで)勝っただけあって、サブパラはかなり良いうえに子出しも8。ただしウイポ的にはよろしくない血統で、ハイペリオンが2本入ります。史実馬は2頭しかいないので、出尽くした78年に買ってとにかく牝馬を作りました。
あとはひたすら子孫を走らせ続け、20年目で牝系確立。バブルカンパニーの孫が何頭も重賞制覇していてとっくの昔に条件を満たしていたはずなのですが、結局架空馬の系譜で三代連続重賞制覇するまで確立しませんでした。もう今更驚きもしませんが、牝系まわりの挙動がめちゃくちゃなのは本当に勘弁してほしいです。
ここ10年ほどあまり活躍馬が出ていないため活力が弱まっている印象を受けますが、ウイポではかなり優秀です。史実牝馬はリファール・ミスワキ・インザウイングスといったパワー因子持ちの種牡馬が配合され、多少マイナー気味のメジャー血統で扱いやすい印象。良質の架空牝馬が何頭かいるので、パロクサイド系なみの広がりを目指して使っていくつもりです。
1998年
3年間の武者修業を終えた長女が米国で騎手生活をスタート。全ステータスがSSで騎手になりやすくなっていましたが、進路操作のチケットを使わなくても騎手を志し、さらに海外挑戦までしてくれたのは嬉しい誤算でした。初期特性に恵まれている上、こちらも強い馬を供給して育てますから、もはや成功は約束されたといえるでしょう。
マッチェム・ネヴァーセイダイ系が滅亡。ナスルーラの消滅まであと一歩という感じです。零細SP系になったネヴァーセイダイの再利用はちょっと考えたのですが、既にザテトラーク・ザボス・ファラリスを保護しているのでこれ以上増やしても意味がないと判断しました。どちらかというとST系の本数が足りていないので、確立後放置して滅びかけているギャラントマンの末裔を回収しようかと考えています。
クラブでハクタイユーの後継が誕生。スピードは底辺レベルですがサブパラと子出しが非常に良いです。元々白毛牝馬を生産するための種牡馬なので、毛色以外に求めるのは爆発力が出るマイナー血統ということだけ。できれば牝馬を経由して土着の零細ST系を白毛血統に組み替えてしまおうと画策しているのですが、中々いい牡馬が出ていません。
種付けはシーキングザゴールド・トウカイテイオー・エンドスウィープ・ダンシングブレーヴ。クリス後継の自家生産馬も付け始めています。サドラーズウェルズが確立したらインザウイングスを一気に生産したいので、それまでに母父ST系の牝馬を一通り揃えておきたいところ。
サイレンススズカが無双状態で、大阪杯・安田記念・宝塚記念と連勝。大逃げが強化される固有特性を持っており、これまでのシリーズでの不遇ぶりが嘘のように大暴れしています。所有していないので史実通り予後不良になってしまいましたが、両親SP系で気性難因子が削除されるなど使い勝手が改善されていて、確立できたらかなり強そうですね。
昨年に続き海外では史実馬が大暴れ。シルバーチャームが年間無敗でGI10勝を挙げたほか、アルマンザールやフェアリーキングプローンといった騙馬が欧州遠征で結果を出しました。プレイヤー馬を含め欧州地元厩舎の所属馬が揃ってボロボロの成績で、戦えていたのがデイラミくらいだったので、現実だとかなり問題になりそう。エディットしていないラビーブ(SP68)が何故かプレイヤー馬を押しのけてBCマイルなどGI6勝していましたが、一体何だったんでしょう。
年末処理は溜め込みすぎたアルザオ牡馬を大放出。欧州の種牡馬枠がパンクしているため種牡馬入りをかなり絞っています。引退種牡馬の有名どころはミスワキとプレザントコロニーですが今回はどちらもスルー。ちなみにミスタープロスペクターとハイセイコーも引退していました。どちらも上限28歳まで種牡馬を続けるため、DLCを買わないと所有できません。輸入種牡馬からディアブロを購入し、ダンシングブレーヴ産駒を欧州に送ります。
98年末の系統確立はカンパラとクリスエスです。
ノーザンダンサー世界系統昇格
ノーザンダンサー系が世界系統に昇格。確立地域の内訳はノーザンテーストが日本、ノーザンダンサー・リファール・ダンジグ・トライマイベスト・ヌレイエフが欧州、デピュティミニスターが米国。
何もしなくても勝手に世界系統化する現代世界競馬の支配者。実は完全放置だとノーザンテーストが確立しないため日本型の系統がなく、各地域の主要GI制覇というマイナー気味な条件で昇格します。世界支配率が23%、ニジンスキーも含めれば30%近くという圧倒的シェア率で、支配率を気にする必要はありません。
このプレイではニジンスキーが既に離脱しているため、それ以外の系統を使っています。リファールとダンジグは放置だと米国型になる可能性が高いですが、介入して欧州型にしているため米国型が足りていない状態でした。デピュティミニスターが米国型で確立したことで3地域それぞれの系統が揃った形です。
今回はリファールが離脱する前に世界系統化したかったので、デピュティミニスター確立を少し早めることで昇格時期を前倒ししています。尤も、トライマイベストの確立で系統数に余裕がある上、リファールが離脱したところで世界19%超の支配率があるので、特に気にする必要はなかったかもしれません。未確立のサドラーズウェルズとストームキャットがいますし。
現代競馬においてはノーザンダンサーを全く含まない競走馬はほとんど存在しないレベルであり、血統表中に超高確率で見かける金因子が虹に強化されるだけでも多大な価値があります。パシフィカスなどの直仔牝馬やその子孫には心強い強化になるでしょう。
また、子系統ノーザンダンサーが入っている馬は芝適正が一段階広くなり、レース選択の幅が広がります。系統確立する程の広がりを持たない中堅種牡馬、エルグランセニョール・ディクシーランドバンド・ザミンストレル・ナイスダンサー・ノースフィールズ・ナイトシフト・シャリーフダンサー・アンフワインなどの子孫に恩恵があります。
手を加えなくてもゼロ年代中盤に昇格するので放置しても大して問題はありません。とはいえ昇格が早ければ早いほど配合で得をするので、余裕があれば前倒しを狙っていきましょう。
カンパラ系確立
カンパラが確立。欧州5%、SP系。
『10』から競走馬として登場し、因子追加が可能になったトニービンの父。息子を確立する際に所有しておけば一緒に確立できます。
まずは本体をエディット強化して所有。短距離GIIIを勝った程度の馬なのでステータスが低いのは仕方ないにしても、成長型が晩成普通というあんまりな査定を受けています。子出しが低いことも相まって産駒を活躍させるのが大変なので、せめて遅めあるくらいにしておきたいです。因子追加のラインを超えたら種牡馬入りさせてしばらく放置。トニービンが出てくるまでやることないですからね。
唯一の史実産駒トニービンを所有し、産駒のサクラチトセオー・ウイニングチケット・ロイスアンドロイス・オフサイドトラップ・エアダブリン・ロングカイウンをエディット強化。すべて欧州に集めています。中長距離でバランスよく強い馬が揃っており、芝適正も問題ないため支障なく活躍させられました。
トニービンが連続確立するとカンパラ系が即座に滅亡するため、カンパラ産駒から最低1頭は架空馬を種牡馬入りさせる必要があります。子出しが低く血統も良くないため、欧州でまともに戦えるクラスの産駒を出すのはかなり大変です。最悪日本で強制種牡馬入りさせるつもりで、1頭確保しておきましょう。
ゼダーンとカラムーンの確立状況次第で系統特性が切り替わります。両者未確立またはカラムーン確立時は無系、ゼダーンのみ確立でSP系です。非ST優先継承で無系化するため、ST系で確立したい場合は母父オンリーフォアライフも立てましょう。トニービンは絶対にST系にならないので、SP箱庭のホーンビーム+トニービンの代わりにST箱庭のオンリーフォアライフ+カンパラという選択肢はありかもしれません。母父確立の苦行度も大差ないですし。
後継は当然トニービン。今回はホーンビームを確立して両親SP系です。グレイソヴリン×ハイペリオンは21世紀の血統環境では零細すぎて全く被りません。金因子が遠いのが玉に瑕ですが、父系でも母系でも主流血統に合わせられるマイナーの星として役立ってくれるはず。ジャングルポケットがヌレイエフ次第で系統特性を切り替えられるのも良いですね。
ロベルト系昇格
ロベルト系が親系統に昇格。
米国12%による昇格。クリスエス産駒の過剰生産で9%くらい稼いでしまい、シルヴァーホークやダイナフォーマーといったその他の系譜と合わせてギリギリ12%を超えました。
元々はブライアンズタイムとの二系統確立で昇格させる予定で、日本でブライアンズタイム産駒を走らせまくっていたのですが、まったく予定外にも早めの昇格。余り気味のクリスエス牝馬をサンデー産駒と合わせられるようになったのはありがたいです。インブリードがちょっと厳しいですが、スティルインラブよりはずっとマシでしょう。
ロベルトを親化しなくても、サンデーサイレンスはいずれ勝手にターントゥを出ていきます。ただ2007年くらいまで待たないといけないので、ここで離脱できたのは間違いなくプラス。金因子が近くなって牝馬も使いやすくなります。再現性は全然ありませんが、ロベルト早期親化自体にはメリットはしっかりあるよ、ということで。
クリスエス系確立
クリスエスが確立。米国5%、ST系。
日本で子孫がブレイクしたロベルト直仔。子出しが非常によく血統構成も優秀、さらに種牡馬期間が長く史実馬もそこそこ収録されているため、非所有でも確立は楽です。
確立にあたってクリスエス本体をエディット。ステータスは変えず、成長型を早め持続にしてあります。成長型を変えているのと、芝ダート兼用で柔軟性が高いことから、レースを選ばず息長く走れる産駒が出ています。元々子出しが高く、プリンスキロ子系統化とナシュア確立で完全型活力補完も成立するため、爆発力は高めやすいです。ミスプロやノーザンダンサーを付けられるのが嬉しいですが、プリンスキロが引っ掛かる点は注意。
史実馬はプライズド・ブロッコ・ユーアンドアイ・マチカネアレグロを米国で所有、アーチが種牡馬湧き。ロベルト系は異系血統なので種牡馬入りは基本的に弾かれません(だから支配率が上がりすぎたんですが)。
後継はシンボリクリスエスが最有力、次点でアーチでしょうか。どちらも通常はSP系になります。SP系ロベルトはグラスワンダーと競合しますが、史実馬の充実しているボリクリが有力。アーチも後継であるナダルの産駒が非常に好調なので、今後の活躍次第では収録馬が増えてきそうですね。
今作ではヘイルトゥリーズンにスピ因子が追加され、ロベルトがスピード大活性を起こせるようになりました。クリスエスもスピ因子持ちでその恩恵に預かれる他、プリンスキロ子系統化で因子面も強化されています。欧米ではマイナーなロベルトということもあり母父適性が高いので、ぜひ牝馬を作っておきたいところ。チャイナロック・パーソロン・ファバージあたりの牝馬に付ければ欧米メジャーとは掠りもしない血統になるでしょう。
リヴァークイーン牝系確立
競馬ファンから愛される社台の名門「薔薇一族」の祖、リヴァークイーンの牝系が確立。
一般に薔薇一族と称されるのはローザネイの子孫ですが、リヴァークイーンはローザネイの祖母。リヴァークイーンの母リヴァーサイドが金札の初期繁殖牝馬なので、そこから一族を回収できます。今回はリヴァーサイドの牝系確立を試みていたのですが、条件を満たしても全く確立せず、仕方ないので子孫を走らせ続けていたら娘が確立しました。
確立後に牝系図を確認していたところ、確かに重賞を勝っているはずの馬が何頭も漏れていたり、GIを勝った史実馬が勝ち鞍なしになっていたりと無茶苦茶に。リヴァーサイドから数えて4代連続でGIを勝っている枝が複数あるのですが、それでも確立したのは娘でした。
このプレイではツールを使っていますから、確かにどんな不具合が出てもおかしくはありません。しかし編集していないデータや、ゲーム進行により追加されたデータが飛ぶというのは一体……そもそも牝系システムは『8』時代からバグだらけなので、ツール不使用ならこの現象が起きないとも言い切れないのが嫌なところです。そろそろ登場から10年になるのですし、まともに機能するように作り直してもらいたいですね。
薔薇一族はローズキングダムやスタニングローズなど、人気のある活躍馬を出してきた系譜。重賞戦線で活躍するが、GIは勝てないことで有名でした。SS・キンカメ・クロフネなど日本の王道種牡馬が付けられているため、史実馬を使った生産に少し気を遣うところがあります。たくさん使うことはないと思いますが、保護も兼ねて傍流をいくらか確保しておくつもりです。
今回はここまでです。次回は2000年。