ウイポ10 2024 系統確立プレイ #7
1983年
イエローゴッド系確立の目算が立ち、ほっと一息。これまで立てたことがなかったのでかなり不安でした。今作は成績の良い架空馬は種牡馬入りしやすくなっているのでしょうか? 『9 2022』時代より弾かれることが少ない気がします。手放すと爆速引退するのは相変わらずですが。
昨年末でロックフェラ系が滅亡していたことが発覚。結構前から種牡馬がいなかったので、よく保った方だと思います。今作はフェアーウィンがSP種牡馬ではないので延命も手間ですし、大した意義もないため保護する人はあまりいなさそう。オリオールが離脱したことも併せ、ハイペリオン系はどんどん凋落していきます。
83年のクラシックといえば三冠馬ミスターシービー。正直勝てるわけがないと思いつつ、バックパサー産駒の覚醒馬をサブパラ育成のつもりで皐月賞に投入したところ、なんと勝利。大舞台と根幹距離のせいで難易度EASYでも中々勝てないのですが、どうもシービーはデビューが3歳2月になっていて成長度不足だったようです。むしろそれで2着に来れるのがすごい。
この後ダービーと菊も勝って無事に三冠を達成。シービーはすべて二着でした。カツラシュウホウかな? 鞍上を奪ったりせず史実三冠馬を真っ向から倒せたというのは生産者としては非常に嬉しいですね。ただこの三冠馬は確立要員として爆発力だけを重視して生産されたため、血統に多大な問題が……
気を取り直して種付けはヴァイスリージェントとファピアノ。セクレタリアト生産用にナスルーラフリーの牝馬をたくさん用意していたのですが、想定より早く片付いたのでシアトルスルーの援護に割り当てます。北米メジャーを国内に輸入する専門業者みたいになってますが、輸入した馬の半分くらいは再輸出で海外へ出ていくので定着率は悪そう。
セクレタリアト産駒の3歳馬がジ・エベレスト→ジャパンカップ→有馬記念と連勝し、GI級4勝ながら獲得賞金の暴力で満額種牡馬入りしたところで一年が終了。ノーザンテーストは昨年同様に牡馬の存在感が皆無のままリーディングを獲得しました。史実に輪をかけてフィリーサイアーですね。
年末処理でパーソロン系とオーエンテューダー系の馬を全て引退。日本で種牡馬入りしたセクレタリアトの牡馬2頭を北米に送ります。またトレボロが輸入されてきたので購入。ロベルトの確立直前に引退するので買って延命したほうがいいです。Privateは大した馬がいないので自家生産馬を。グロースタークの引退年なので確立が間に合ってなければ拾いましょう。
83年末の系統確立はダマスカスとゼダーンです。
ダマスカス系確立
ダマスカスが確立。米国5%、SP系。
種牡馬として湧いてくる馬や日本に輸入される馬が多く、エディットと米国への送り返しでかなり支配率を盛れるため、自家生産なしでも確立可能。82~83年頃が最も低負荷ですが、供用期間が長いので確立時期には融通が利きます。
種牡馬湧きするタイムレスモーメント・カットラス・アクシピター・ベイルジャンパーを84年シナリオの種牡馬リストからエディット強化。サブパラを全て最強にすると大体900万くらいで種牡馬入りします。輸入されるラバージョン(74年末)とジャッジャー(80年末)は買っておき、任意のタイミングで米に戻します。
競走馬からはプライヴェイトアカウント・ハイランドブレイド・ベルデイルフラッター・イナノラバージョン・タクラマカンをエディット強化し所有。全て米国で種牡馬入りさせます。ポイントはイナノラバージョンで、父であるラバージョンの繋養地で暴れさせることで父の種付け料も上がるため、見かけ以上に支配率を稼げます。
確立時期を遅くすればデザートワイン・タイムフォーアチェンジ・スキップトライアル・パーソナルフラッグなど強力な史実馬が使えるため、80年代ならどこでも確立可能です。ただし、父であるソードダンサーをPrivateで回収して連続確立を狙う場合はリミットが84年になるので気をつけて。
テディ系はもとから零細父系であり、系統特性も変わらないので、父系としての確立の意義はあまり大きくありません。ただ母系でダマスカスが入っている馬が多いため、様々な馬に因子を増やせますし、欧州系テディ・タンティエームと北米系ダマスカスで系統が分かれるので完全型活力補完が成立しやすくなるなど、配合面のメリットは大きいです。
後継は血統構成が良いプライヴェイトアカウントが鉄板。今作ではラフターに因子を付けられるのでプライヴェイトタームズも使いやすく、三代(ソードダンサーも含めれば四代)連続確立も視野に入ります。ミスプロやダンジグと全く競合しない異系血統として大事に育てましょう。
ゼダーン系確立
ゼダーンが確立。欧州5%、SP系。
こちらも史実馬のみで確立可能。後継の出る時期が偏っているため、自家生産しないなら最速でも82年くらいになるでしょうか。
ゼダーン本体は78年に輸入されるので、欧州に送り返します。ゼダーン産駒のニシャプール・ナジャ、カラムーン産駒のケンマール・ドムラシーン・カンパラ・シャカプール・カラグロウ・ビカラをエディット強化し欧州で種牡馬入り。数が多いので1~2頭種牡馬入りを弾かれても余裕で確立します。ドムラシーン産駒のディープルーツも今回持っていましたが不要でした。
トニービンにSP系を生やすのが確立の主目的です。『9 2022』でホーンビームが確立可能になったことで、それまで無系確定だったトニービンにSP化の道が拓け、ゼダーンの注目度も上がりました。なお『10』まではカラムーンを連続確立してもSP系を継承していたのですが、今作ではカラムーンが確定でST系になるので、トニービンをSP系にする場合はPrivateで回収してはいけません。
カラムーンを確立しない場合、ケンマールの系譜が現代まで残るので保護の必要は特にありません。今作からカンパラを競走馬として所有し、因子を増やすことも可能になりました。カンパラ→トニービン→ジャングルポケットと連続でSP系なので、グレイソヴリン離脱まで持っていくのも現実的です。血統構成は良いですが、成長力に欠けることとナスルーラが近すぎてインブリードが多発することが難点で、母父としての適性は低め。
系統確立とは関係ありませんが、芦毛が出やすいので自家生産馬を日本で売ると大体ウィンド冠の雪野さんが買ってくれます。ライバル馬主との戦いを楽しみたい人は強い芦毛牝馬を敢えて売りましょう。繁殖入り後もピュアスノーFで大事に抱えてくれるので、サブパラの高い良血架空馬がどんどん出てきます。
ディナーパートナー牝系確立
後年のシナリオでは確立済みの、『10』から登場した新たな牝系です。73年シナリオだと未確立の上、序盤から意識的に介入していかないと確立を逃してしまう厄介な存在。
牝系確立の条件である① 一定数の重賞馬 ②三代連続重賞制覇 ③複数ラインで孫世代に重賞馬 を満たす鍵がネイティブパートナー。史実馬が一定数収録されており、また自身は初期繁殖馬ですが勝ち鞍が設定されています。つまりネイティブパートナーの娘とその子で重賞を勝ち、ネイティブパートナー以外のディナーパートナー産駒牝馬から生まれた子でも重賞を勝てば②③を満たすわけです。
ネイティブパートナーの子といえばキーパートナー。ダンシングキイの母、ダンスインザダークらの祖母です。ちょうどグロースターク系支援に使えるキートゥザミント産駒なので、エディット強化してGIをたくさん勝たせました。因子が付いた上にライバル関係で子出しが上がり、初年度産駒が2歳重賞を勝ってめでたく三代連続重賞制覇を達成。
それとは別にディナーパートナーの架空産駒を囲って重賞馬を輩出しておきました。ディナーパートナーを母に持つ架空牝馬は5~6頭もいて、勝ち鞍がついているものもあり、総じて子出しが良いです。低難易度ならGI馬5頭程度はすぐに出せるでしょう。
牝系確立でいちばん重要なのは確立したい牝馬の子孫の繁殖牝馬を探し出すこと。このゲームは牝系システムを実装しておきながら母馬名ソートができないという狂った仕様をしているため、ファミリーラインのつながりは血統表をスクロールしながら目視で探すしかありません。あまりにも苦行なので今回はツールの牝系表出力機能を使って探しました。
あまりにも便利すぎる。実は系統確立よりも牝系確立の方がツール依存度が高いかもしれません。母馬名ソートが実装されない限りツール使用者が消えることはないでしょう。
1984年
前年末にオーエンテューダー系の現役馬をほとんど引退させたところ予想外にも大半が種牡馬入りできてしまい、満額種牡馬まみれで欧州の支配率が大変なことになっています。12%越えは確認できているので、年末にちゃんと引退してくれるといいんですが。
確立用の馬があらかた引退した後で国内にダート馬しか残っていないため、例のごとく古馬戦線ががら空きになっています。まだ本格化していないギャロップダイナが気を吐いていますが、育ちきった西浦騎手の乗るカツラギエースに叩きのめされる始末。ヴィクトリアマイルはCPU所有のダイナカールがSP75の自家生産馬を差し切ってオークス馬の意地を見せつけました。
種付けは日米がデピュティミニスター、欧はクリスとズルムー。ファピアノも保険として少し。クリス産駒の出来があまり良くないのもあり、後継選定が長引きそうな予感がします。
クラブに突っ込んでおいたシンボリルドルフが無事三冠を達成し、そのまま引退。放っておくと古馬全冠コンプリートされかねませんが、競馬ブームを起こしてもそれほど確立プレイによい影響はありません。空いた秋古馬三冠はミスターシービーが獲りました。クラシック全部二着にケガで春全休からの秋古馬三冠、この世界では苦労人属性ですね。
年末処理はシアトルスルーとヴァイスリージェントの産駒を弾かれない程度に引退させます。既にセクレタリアトが確立条件を満たしているのですが、年上のバックパサーとリファールが順番待ちしているので確立できず、したがって米国に置いている産駒を引退させられないので米のボールドルーラー支配率が凄いことになっています。
Privateは大した馬もいないのでナオキを回収。ザボス系最後の砦です。チェリーテスコをエディット強化して種牡馬入りさせることで延命させるのが常ですが、ナオキのほうが子出しがいいので枠が空いているならこっちを取るべきです。
数年かけて溜め込んだイエローゴッドとオーエンテューダーの種牡馬が一斉に引退。これで欧州の種付け料インフレもある程度は解消されるはず。
84年末の系統確立はパーソロンとイエローゴッドです。
パーソロン系確立
パーソロンが確立。日本5%、ST系。
開始時から種牡馬をやっていてリミットは85年。史実馬が10頭以上収録されており、シンボリルドルフの3歳引退が間に合うため、毎年1~2頭ずつ史実馬を走らせて82~85年あたりの確立を狙うと無駄がありません。
ボールドシンボリ・マチカネタイテイ・サクラショウリ・アグネスホープ・シンボリフレンド・サンエイソロン・メジロティターンをエディット強化。種牡馬として湧いてくるベストブラッドも強化していましたが、日本6%を超えていたので不要でした。
確立に重要なのは史実馬よりも初年度のマイバブー確立。ジェベルの芝質は欧州型なので、日本型のマイバブーを確立していないと芝が合わず産駒の成績が悪化します。国内のみならず豪州や香港もまともに走れなくなるので、パーソロンを立てるつもりがあるならマイバブー導入は必須級です。
後継はメジロアサマとシンボリルドルフの二択。メジロの系譜はST系維持ですが、スタミナ色が強くマックイーンの血統構成と子出しが悪いので苦労します。ルドルフ方面はトウカイテイオーにスタミナ因子を付けないと無系化してしまいますが、代々マイルから中距離適正のため扱いやすく、血統も能力も申し分ないサードステージが後継。いずれにしても史実馬の数が足りないので、自家生産で稼ぐことになります。
『10』からST系を獲得し、今作ではジェベルを親化すれば念願の金因子も手に入る血統。史実・架空ともに牝馬が大量にいるため、確立することで国内の血統環境はかなり良くなります。チャイナロックやセントクレスピンを付けると手軽にST昇華レベル2対応の牝馬を作れるので、後々確立させるつもりで序盤から牝馬経由で血を取り込んでおくといいですね。
オーエンテューダー系昇格
オーエンテューダー系が親系統に昇格。
欧州12%による昇格。基本的には84年が昇格リミットです。
オーエンテューダー系の史実牡馬を片っ端からエディットし、欧州で種牡馬入り。また74年に輸入されるテュデナムを欧州に送り返し、産駒を暴れさせて種付け料を引き上げます。流行血統になると産駒未収録の馬はその地域で種牡馬入りできなくなるので、先に産駒のいない馬を種牡馬入りさせていき、流行血統化したら産駒のいる馬を一気に引退させるといいです。
ムーアスタイル・ランネット・カジュン・ホスピタリティ・ヤングジェネレーションの5頭が83年末に引退する(85年産の産駒が収録されている)ため、84年に最も支配率が上がります。逆にこれ以降は牡馬の数が少なく、さらに高齢の種牡馬がどんどん引退するため支配率が下がり続け、リカバリーは困難です。
欧州の種付け料総額によって昇格ボーダーはかなり変動しますが、体感としては満額種牡馬が12~15頭くらい必要になります。今回はイエローゴッド確立とニジンスキー親昇格を並行しているので多めに見積もり、1300万~1500万で18頭入れて13.6%。種牡馬所有枠が足りないので年末処理で売り払ったら翌年には14頭引退して6.7%になっていました。欧州馬産は複雑怪奇。
オーエンテューダー系はハイペリオンの最大勢力。しかし始祖となるオーエンテューダーはハイペリオンの種牡馬生活4年目の産駒で、なんと1938年生まれ。サイアーラインは広いものの、どの後継も系統確立するほどの勢力がなく、しかも欧州馬の母系に広く浸透しています。シャーペンアップのようにオーエンテューダーとそれ以外のハイペリオン分枝で2本入っているような馬もいるので、昇格のメリットは大きいです。
『9 2022』時代よりも収録馬が増えており、それに伴って確定で種牡馬入りする馬も増えたので、以前より12%昇格のハードルは下がっています。管理馬が非常に多くなってゲームが煩雑化、またプレイ時間が激増するため確立プレイでもない限り到底お勧めできませんが、欧州馬の母母父あたりに沈んだ子系統オーエンテューダーに煩わされることがなくなるので、興味がある方は挑戦してみてください。
イエローゴッド系確立
イエローゴッドが確立。欧州5%、ST系。
史実牡馬が6頭収録されており、本体も輸入時に購入可能なため意外と確立しやすい部類。支配率の半分は自家生産で賄う必要があるので、確立時期は箱庭の状況によって前後します。リミットは87年ですが、本体を買っておけば95年まで伸ばせます。
開始初年度に輸入されるイエローゴッドを購入し欧州へ移送(レッドゴッド系確立の一環)。ネビオロ・ファンタスト・カツトップエース・ゴステロをエディット強化し欧州で種牡馬入りさせます。さらにイエローゴッドから自家生産し6頭を種牡馬入り。ゴステロの種牡馬入り前に欧州6%を超えてしまい、完全に過剰援護でした。83年にパンパバードが種牡馬として出現、84年にゴステロが3歳なので、最も確立しやすいのは85年でしょうか。
確立目的はブラッシンググルームと併せてのレッドゴッド昇格になると思います。レッドゴッド最速確立にイエローゴッドとネビオロを使うので、そのまま自家生産して確立に移れるのがメリットです。また、ブラッシンググルームの支配率が伸びるのが90年代前半なので、そこまでに確立しておけばブラッシンググルーム産駒の種牡馬入りを妨害せずに済みます。
イエローゴッド系自体は後継が軒並み失敗したため先細りで、パンパバード産駒のシュボティカで打ち止め。血統や因子構成にもそれほど見るべきところはありません。早熟・気性難因子にテコ入れが入った今作でもなぜか気性難が削除されておらず、産駒にデメリットウマソナが付きやすいのも問題。基本的にはナスルーラ離脱用の確立と割り切り、必要ならいくらか牝馬を残しておけばいいでしょう。
ボールドルーラー系昇格
ボールドルーラー系が親系統に昇格。
米国12%による昇格。本来なら79~80年ごろに昇格しているはずですが、米国のGIを他系統の馬で取りまくったので支配率が足りていませんでした。
今回はセクレタリアトを確立するためにかなり自家生産しており、日本で満額種牡馬入りした自家生産馬を米国に移送しています。またボールドリーズニング確立のためにシアトルスルー系の史実馬も動かしていたため、82年あたりから支配率が急伸して12%超え。
基本的には米ダートにノータッチなら勝手に昇格する系統。米国の主流血統であるのみならず、日本馬の母系にもかなり浸透しているので、是が非でも早めにナスルーラから離脱させておきたいです。ゲーム序盤に米ダートを荒らしすぎないようにするか、適当にボールドルーラー系の銀・金札馬を数頭持って高額種牡馬入りさせる等して支援しましょう。
余談: 自己所有馬で世界系統
メニューの馬主画面からプレイヤー馬主を選ぶと、「偉業」というタブがあります。『10』ではアップデートで追加されたこの項目、要するにプレイに慣れてきたら達成してみよう! というコーエー側からプレイヤーへの挑戦状みたいなものらしいのですが……
開発者の気が狂ったとしか思えないような内容が列挙されています。爆発力50(『10』ではなんと70だったそうです)は配合理論から〆配合を計算してニックス後付までするような一部の玄人でないと達成できそうにないですし、雷嵐配合はとにかく条件が面倒で、普通にプレイしている限り自力で辿り着くのは不可能に近いです。流星群もかなり運が絡みます。
最大の問題が「2頭の所有種牡馬を世界系統に昇格させる」で、そもそも世界系統に辿り着ける馬が史実期間中に5頭くらいしかいない中、この条件はちょっと意味がわかりません。報酬が金のお守り1個って何なんだ。昇格の過程で100個くらい手に入りそう。
DLCでミスプロとノーザンダンサーを自己所有すればそれだけで達成できそうではありますが、そんなことしてもつまらないですし、そもそも今回のプレイでは無理です(偉業タブの存在に気づいたのが83年だった)。そこで、今からでも自己所有して世界系統を目指せる種牡馬を考えます。
◎サンデーサイレンス。最盛期には日本国内だけで20%を軽く超えます。ディープインパクトがほぼ親化まで行くので他で4系統稼げばよく、ステイゴールドはほぼ内定。収録済み史実馬の数を元に考えるとフジキセキ・ハーツクライ・ゴールドアリュールあたりで条件を満たせます。元々ステゴとハーツは立てる予定で産駒をエディットしてあるので、今回のプレイではサンデーの世界化を目指します。
◯ダンジグ。デインヒル・グリーンデザート・ウォーフロントで3系統、さらにデインヒルもグリーンデザートも後継多数で自力親化も見込めます。デインヒル産駒を日本に持ってきて欧州12%を妨害、ケープクロスかインヴィンシブルスピリットを立ててグリーンデザート親化も防ぎ、日本であと1本立てればいいです。自己所有してませんが26歳で引退するので、ギリギリPrivateに回収できます。引退後のPrivate化が所有種牡馬扱いにならなかったら詰んでしまうのと、一旦確立したデインヒルの親化阻止が大変めんどくさいので保留。
▲サドラーズウェルズ。自身も産駒のガリレオも自力親化可能な上、インザウィングスとモンジューは確立が容易。北米ではエルプラドが大繁栄しています。日本には全然定着しませんでしたがオペラハウス産駒の大物2頭を盛り立てれば1系統は確保可能。ただしこれも自己所有してない上、27歳引退でPrivate化できないため論外。
△ゴーンウエスト。イルーシヴクオリティ・スパイツタウンの2系統に加え、ザフォニックからウートンバゼットまで欧州で繋がる血統があるので系統数の確保は容易。ただ世界支配率15%には全く足りません。
△ファピアノ。クリプトクリアランスとアンブライドルドで2本、場合によってはクワイエットアメリカンも使えます。ただ系統数を確保しようと思うと主力のアンブライドルドが離脱してしまいそうなので不安定ですし、やっぱり支配率が全然足りない。
さてどうするか……と考えたところで、完全に忘れていたとある馬の存在に気付きました。84年の幼駒リストに載っているものの、所有する必然性が皆無なので気にしていなかった、その馬の名は……
☆ストームキャット。ハーラン・ヘネシー・ジャイアンツコーズウェイで3系統あり、これ以外にも小粒の種牡馬が無数にいて北米に20%近く確保できます。北米ダートでハーラン→ハーランズホリデー、欧州でジャイアンツコーズウェイ→シャマーダル、日本でヘネシー(輸入後)と立てて6系統。どの子系統も史実馬中心に弱い介入で確立できる上、単独親化は難しいため事故の心配もありません。
この手があったか! ということで、急遽ストームキャットを自己所有。サンデーサイレンスとストームキャットの将来的な世界系統化を目指していこうと思います。なお、どちらの馬も世界系統化は種牡馬引退後のことになると思うのですが、もし仮にこの偉業の達成条件が「2頭の所有種牡馬を現役期間中に世界系統に昇格させる」だった場合はどうすればいいんでしょうね。実際にやった人いるんだろうか。
また長くなってしまったので今回はここまでです。次回は86年。