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ウイポ10 2024 系統確立プレイ #3


怒りの再走

それは時計を進めに進めて1979年のこと。悲劇は唐突にやってきました。

あれ?

シャーペンアップと連続確立するつもりでいたエタンがしれっと引退している! 調べてみると10からエタンの引退年は79年になっていたようです。2022から10無印を飛ばして10 2024を始めたので全然知りませんでした。2022では84年頃に引退だったので……

それにしても79年というのは非常に都合の悪い数字。オリオール親化に必須のセントクレスピンの引退年です。セントクレスピン自体は国内繋養なので早期確立できないこともないですが、いくらなんでも自家生産の猶予が2年だけでは厳しすぎる。それに史実馬を使えば82年頃には余裕を持って確立できるので、前倒しに序盤のリソースを全てつぎ込むのは都合が悪いです。ホーンビームと食い合うし。

さてどうするか。エタンの確立を諦めるのも手ですが、ネイティヴダンサーを世界系統にするにはエタン確立が非常に重要。さりとて国内の系統数確保のためにできればセントクレスピンも立てておきたい。理想の確立プレイのためにはこの2頭は両取り必須。つまり……

こいつを自己所有すりゃいいわけだ

というわけで再走。DLCの初期種牡馬にギャラントマンを選んだのは国内繋養にして初年度から種付けするためなので、2年目以降に割り当てる牝馬を増やせば無問題です。多分。

今回はセントクレスピンを自己所有してタイテエム共々欧州放逐、欧州5%で確立するプランでいきます。ギャラントマンは76年の引退時にPrivateで囲って日本型で立てます。なんとかなるでしょう、多分。

初動(2周目)

再走していますがDLC種牡馬がセントクレスピンになったこと以外の初動は前回と全く変わらないので省略。ちなみに73年生まれのナシュア架空牡馬の数が足りなくて3回、レッドゴッド牡馬が足りなくて1回やり直しました。ただでさえチャートが適当なのに引きが悪すぎる。

初年度の種付けはギャラントマンを付けられないのでとにかくインターメゾ、たまにセントクレスピン。2年目はホーンビームとギャラントマン。海外牧場を開設したら74年末にサンフォードラッドとイエローゴッドを欧州に送りつけてレッドゴッド祭りの仕込みを始めます。

年末の系統確立も前回と同じ。ラトロワンヌ牝系独立が遅れ、なぜかケンフジが初年度に立ちました。ここの順番が逆になることってあるんですね。

1975年

テスコボーイ最速確立のためにとにかくテスコボーイ産駒に重賞を取らせていきます。パラメータ固定でスピードがG+しかない初期1歳馬にもGIを勝たせないといけないので、ラビットを出してひたすらリロードして戦法と乱数を変えながら勝つまで試します。時間が溶ける。

サブパラさえあれば後は試行回数でなんとかなる

2月デビューから3歳でスプリンターズSを勝つ謎の皐月賞馬が誕生するなどの波乱を経て、どうにかこうにか架空馬3頭が種牡馬入りできるラインに到達。もう二度と再走したくない……

種付けはホーンビームとギャラントマン、保険としてグロースタークに、牝馬づくりでサーゲイロードを少々。まだトキノミノルから後継になる高ステータスの牡馬が出ていないのが気がかりです。因子付与ラインのSP71に届いていればなんでもいいので早く決めたいところ。

年末処理ではテスコボーイの牡馬をすべて引退、マイギャラントをPrivate化。輸入されてきたベイラーンを欧州に、レイズアボーイを米国に送ります。どちらもエディット強化して種付け料が高騰しているのでごっそり資金を削られました。

年末処理での牧場間の牝馬交換には頭数制限がないので、米国で芝を走れる良血牝馬をあらかじめ買っておいて国内と欧州に送り込みます。初期の日欧の牝馬は種牡馬因子持ちが少なく、本当に爆発力が出ないので、優秀な米国血統を積極的に導入すると後々効いてきます。

75年末の系統確立はラウンドテーブルです。

ラウンドテーブル系確立

ラウンドテーブルが確立。世界2%(米国型)、無系。

プリンスローズ親化でほぼ完璧な血統になった

本作では特に介入しなくてもだいたい確立します。ただ絶対というわけではないので、確実に確立させたければSP種牡馬でアッパーケースを導入しておくといいでしょう。

プリンスローズ系は今作から親系統になっており、父プリンスキロが確立済みで既に銀因子を持っています。親化するわけでもなく系統特性も変わらないのであまり有意義な確立ではありませんが、ほぼ自然確立なので阻止する必要もないでしょう。父ラウンドテーブルの牝馬は架空・史実ともに優秀で、また大半が安馬なので牧場の竈馬にするには良いです。なぜか母父ナスルーラ・ボールドルーラーが多いのでインブリードには注意。

優秀な架空牝馬の例。子出し6の普鍋・有り

プリンスキロからもう一系統確立すればプリンスキロが親化します。基本的にはプリンスジョン一択です。ただ非プリンスキロのプリンスローズ系を使い倒すシーンはあまり思いつかないので、序盤に大きな負荷をかける割には効果は限定的だと思います。

カーリアンやサートリストラム、シアトルスルー、マージュらに母系で入っているため現代競馬にも一定の影響力があります。プリンスローズ親化により、これらの馬の血統組み込みの難易度もかなり下がりました。日欧に結構な数がいるボワルセルを持つ馬と配合できるのでありがたいですね。

ラトロワンヌ牝系確立

2年遅れの時報。これまでと違い初年度の確定枠ではないため、現役馬の活躍が鍵になっていることは間違いなさそうです。エディット状況次第ではラトロワンヌを独立させずにドクサ系のまま繁栄させるプレイも可能なのかもしれません。メリットは特になさそうですが……

1976年

初年度にCPUが生産したナシュアの架空馬に重賞を可能な限り取らせます。3歳引退必須なのですが、プレイヤーの介入が不可能なので遅め成長が出てくるときつすぎる。10環境では絆コマンドによる成長度ブーストが使えないため、晩成馬の価値はかなり下がっています。

78年確立を目指してファバージ産駒で地方・ローカルドサ回り。ファバージの架空産駒は短距離芝に多く出ます。スピードがある程度あってもサブパラ、特にパワーと精神が貧弱で海外遠征に使えない馬が多いです。史実では割と重めの中長距離馬を多く出していたはずですが、種牡馬の現役時代の成績と産駒傾向が一致しない馬はウイポで再現されづらいですね。種牡馬入り時専用のステータスがあればいいのですが。

珍しいダート短距離専門家。史実70年代だと走るレースがなさそう

DLCで入手したフジノパーシアが完全に仕上がっており、サウジCとドバイWCを獲れるレベルになっているのですが、それでも海外牧場を拡張したり確立用の史実幼駒を買うと一瞬で資金が吹っ飛びます。年末処理のために数十億円は残しておきたいので、資金の調整はまだシビア。とはいえあと数年して海外牧場に高額種牡馬が揃うと一気に金が余ってしまい、丁度いい均衡というものが存在しません。このへんのゲームバランスはもう少しなんとかならないでしょうか(たぶん無理)。

種付けはホーンビームの最終年。再走でギャラントマンの種付け猶予が一年減っており、ルファビュルーの引退年も結構近いので、この3頭に均等に割り振りました。海外牧場は牧場の所在地+Private種牡馬しか種付けできないのですが、馬券王の報酬で貰える海外牧場種付けチケットで所在地以外からも種付けできます(欧州牧場の馬に米国の種牡馬を付けるなど)。メイドと結婚したい人以外はやらなくていいコンテンツだと思って敬遠していたのですが、こんなメリットもあるんですね。

年末処理でナシュアとフォルティノ系の牡馬をすべて引退させます。ファバージの確立は来年ですが、確立の前年に一気に引退させると乗馬が出てしまうので細かく引退させていくのが大切。ナシュアの牡馬を米国に送り、ギャラントマンをPrivateで回収して終了。

76年の系統確立はレイズアネイティヴとテスコボーイです。

レイズアネイティヴ系確立

レイズアネイティヴが確立。米国5%、SP系。

親の顔より見たテディ由来の母系継承

ミスプロの隆盛で自然確立する系統ですが、逆に言えば確立枠を確定でひとつ消費するため、確立プレイにおいてはどれだけ早い時期に押し込めるかが重要。基本的には76年が最速です。

アワーネイティヴ・レイズアボーイ・ミスタープロスペクターを強化して高額種牡馬入りさせ、さらにレイズアボーイが75年末に日本に輸入されてくるため即座に米国に送り返します。種牡馬として湧いてくるレイズアカップはステータスをエディット強化することで種付け料を上げられます。ホープフリーオンは種牡馬入りが間に合いませんが、2歳戦で暴れられるよう早熟型にエディット強化してレイズアネイティヴの種付け料がうまく上がってくれることを祈りましょう。初年度の海外セールに確定で出てくるレイズアネイティヴの架空馬を買っておくと保険になりますが、早熟普通であっという間に競争寿命が切れるので、相当うまくやらないと強制種牡馬入りのカードを切ることになります。

ツールで読める本来の継承法則では父系継承無系なのですが、10から追加された新法則により確定でSP系。確立回避してもミスプロも確定でSP系なので、素直に立てたほうがいいです。架空牝馬に優秀な血統馬が芝ダート問わず大勢いて、簡単に強い馬を作れます。テスコボーイとのスピスピ配合は特に強力。ミスプロ経由で90年代頃までインブリードが入るため、牧場の基礎血統として取り込むには少し危うい感もあります。

ミスプロが確実に離脱するため、後継はそれ以外から取る必要があります。アリダー→イージーゴア、イクスクルーシヴネイティヴ→アファームド、マジェスティックプリンス→マジェスティックライトと選択肢も豊富。ミスプロの親化を遅らせることで米12%を狙うこともでき、かなり自由度が高いです。早熟ダートのSP系はそれこそミスプロで十分間に合う上、架空期間までランハッピーの系譜が残っていて滅びないので、放置して零細SPとして使うのも良いかもしれません。

テスコボーイ系確立

テスコボーイが確立。日本5%、SP系。

8時代の悪夢こと確立無系も遠くなりけり

こちらも概ね自然確立する系統ですが、レイズアネイティヴより安定度は低いです。日本5%なのでプレイヤーの介入もかなり大掛かりになります。こちらも76年が最速。

ランドプリンス・キタノカチドキ・ライジン・タイフウオー・スリーフラムをエディット強化。ランドプリンスは所有できないので、対戦する可能性のある古馬をエディットで弱体化して調整します。キタノカチドキはDLCで所有、他は初年度の1歳馬です。また初年度1歳の架空牡馬が3頭いるので購入し、全馬を可能な限り高額で種牡馬入りさせます。他系統の種牡馬入り状況にもよりますが、最低でも種付け料合計額が12,000万程度必要です。1年遅らせてもいいのなら、トウショウボーイ・フローカンボーイ・ホクトボーイが使えるので非常に楽になります。またテスコガビーはテスコボーイの種付け料を楽に上げられる上、保護にもなるので持っておきたいです。

世代最強牝馬だがダリアと引退年が被って因子1つに

父父ナスルーラ・母父ハイペリオン、親系統4本でスピード4連続、子出し良し牝馬多し、距離適性もMILまでと完璧な血統馬。今作ではファバージをかなり早めに立てられるのでナスルーラ離脱も早く、日本完全独自のSP系を簡単に作れます。ファバージ確立を視野に入れている場合は牧場の竈馬の親にもなれるでしょう。ハイペリオンが多少引っ掛かるのでオーエンテューダーを親化できるとなお良いですね。

後継はトウショウボーイ→ミスターシービーかサクラユタカオー→サクラバクシンオーの二択。前作までは血統は優秀だが後継のいないシービー、後継は豊富だがSP系を失うバクシンオーという棲み分けでしたが、今作はノーザンテーストがSP系のためバクシンオーが両親SP系となり優位性が増した印象。とはいえノーザンダンサー系の使いにくさ、短距離馬ばかりで確立に頭数がいることなど欠点も目立つので、好きな方を選んでいいでしょう。

国内にかなりの数の牝馬がいるので、早めに立てておくと架空馬の生産がとても楽になります。プレイ時のストレスを減らす意味でも、70年代の内に確立できると嬉しいですね。

プリティポリー名牝系昇格

これも時報のような気がしてきます。そのうち確実に昇格するのですが、確立用に無理してGIを獲らせたレッドゴッドとカロの架空馬が所属していたのでタイミングが早まったようです。フリゼットもすぐに昇格するので、これらの牝系の馬を確保しておくと爆発力を手軽に盛れて便利。所属馬が非常に多いので史実期間中は絶対に滅亡しないのが嬉しいです。

今回はここまでです。次回は78年まで行ったら。

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