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イラン最高指導者ハーメネイー師と金曜礼拝説教【完結版】まとめ 2020/01/17


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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名によって


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テヘラン金曜礼拝
導師:アーヤトッラー・ハーメネイー・イスラーム革命最高指導者
デイ月27日
(2020/01/17)

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2020/01/17、最高指導者ハーメネイー師が導師を務める金曜礼拝がテヘランのモサッラーで行われた。歴史的な金曜礼拝に参加するために、テヘラン市民はもとより、近隣都市からも多くの人々が駆け付けて周辺道路は人で覆い尽された。

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金曜礼拝の説教後、ハーメネイー師が金曜礼拝の導師を務める後ろに、皆が付き従って礼拝している。会場に収まりきらなかった人々が、道路や広場を埋め尽くす形で礼拝している。勿論、警備体制が十分に敷かれており、警備側の指示のもとに皆が場所を確保して金曜礼拝に臨んでいる。決して、大衆が好き勝手に道や広場を占領して礼拝しているわけではない。

通常の金曜礼拝では、このような人で覆い尽されるような大混雑は起きない。これ程の数のイラン国民が、ハーメネイー最高指導者そして、イスラーム革命体制を支持していることの顕れである。

反イスラーム革命、自由主義者がイラン国民の大半であるとする主張は、西側が誇張している蜃気楼に過ぎない。

上の写真はテヘランだが、この日はイラン国中で体制を支持する行進が行われ、どの都市も体制支持を表明する人々で道や広場は埋め尽くされた。

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#国民はアメリカに対して抵抗する
デイ月27日 金曜礼拝での説教

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イラン国民は抵抗を望むことをしめした
#国民はアメリカに対して抵抗する

殉教者たちの葬送に数百万人が集結した日、そしてアメリカ基地をミサイルで爆撃した日は、アッラーの日であった

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アッラーの日、それは歴史を作る日々である

殉教者たちの葬送に数百万人が集結した日、そしてアメリカ基地をミサイルで爆撃した日は、アッラーの日であった

我々イラン国民はこの二日、―殉教者たちの葬送に数百万人が集結した日、そしてアメリカ基地をミサイルで爆撃した日―を、それぞれのアッラーの日を、目の前で繰り広げられたこの日々を、我々は自身の目でもって目撃した。 これらは、歴史に刻まれる日々であり、歴史を作る日々であり、普通の日常の日々ではない。この力とこの精神力を持っている1つの国民が、世界に理不尽な要求をする暴虐な力へ、このように平手打ちを食らわす、これは、唯一神の力を示すものであり、唯一神の力である。よって、あの日々はアッラーの日である。

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プライドを打砕くことは部隊を粉砕するより重大である


コドゥス部隊は戦争の陰とテロを国から遠ざける

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革命ガード・コドゥス部隊の価値を我々はこのように理解する:

コドゥス部隊は戦争の陰とテロを国から遠ざける

コドゥス部隊は、心の広さ・寛大さを持って、あらゆる場所、あらゆる人々を注視する部隊である。国境を持たない戦士たちである。我々は革命ガード・コドゥス部隊をこのような視点で捉えるのだ、その時、まさに彼らは、自身の命を持って、すべての自身の力を持って、他の諸国民や地域の弱者を彼らの利益になるよう助けに出掛ける、まさにこのような人々なのである。まさに彼らは戦争の陰やテロ、そして破壊工作を、我々の国からも遠ざけ、粉砕するのである。


ハージ・ガーセム将軍は、1つの学派そして道である

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司令官ソレイマーニー将軍の殉教を我々はこう理解するのだ:

ハージ・ガーセム将軍は、1つの学派そして道である(ハージ:巡礼達成者への敬称)

我々は大きさと価値の次元において、この出来事を理解する。ハージ・ガーセム・ソレイマーニー将軍、そして親愛なる殉教者アブー・ムハンディス将軍を、1人の人物として我々は理解してはならない。彼らを1つの学派として見なくてはならない。我々の親愛なる殉教した司令官らを、1つの学派、1つの道、1つの教訓を学ぶ学校、この視点で理解しなくてはならない、この視点に立つ時に、この命題の重大性が明らかとなるだろう。この命題の大きさと価値が明らかとなるだろう。


交渉する紳士たちは、バグダード国際空港のテロリストたちである

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交渉する紳士たちは、バグダード国際空港のテロリストたちである

交渉もするこの者たち、彼らの交渉とは詐欺とペテンを混ぜたものである。まさにテーブルに着いて交渉開始する者たち、その交渉するジェントルマンたちが、まさにバグダード国際空港のテロリストである。この者たちは同様で変わらない。服を着替えるのだ。鋳鉄の手であり、ビロードの手袋と服を脱いで自身を現すのだ。あるいは、内面はまさにその内面であり、まったく違いはない。この者たちは、ヒトがこの者たちに信頼を見出すことが出来ない者たちである。

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ソレイマーニー将軍の葬送はイマーム・ホメイニー師への忠誠の誓いである

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ソレイマーニー将軍の葬送はイマーム・ホメイニー師への忠誠の誓いである

ルーホッラー・イマーム・ホメイニー師の目(上)
ガーセム・ソレイマーニー将軍の目(下)

この愛、この忠誠、この抵抗、そしてイマームの筆跡※1によるこの偉大な忠誠の誓い、大通りや広場で彼ら自身が立ち会うことでもって、イマームの筆跡で忠誠の誓いをした;この偉大さでもって、それも偉大なイマームが亡くなられた30年以上も後に、このようにイマームと忠誠の誓いを行う、このようにイマームは生存しておられる。

※1.これは特殊用語で、1979年の革命初期における5つの要素から成る考え方、イデオロギーである。
1.決定的な反帝国主義の態勢
2.反専制君主制の態勢
3.社会の公正さの希求、そして権利を剥奪されたり、不幸であったり恵まれない民衆の保護・援護
4.諸権利の保証と個人の諸自由の点における方向づけ
5.先の4点における諸権利の点で、人民の本当のあらゆる全ての力を結合する必要性への依拠


إِنَّ مَعِيَ رَبِّي

فَلَمَّا تَرَاءى الْجَمْعَانِ قَالَ أَصْحَابُ مُوسَى إِنَّا لَمُدْرَكُونَ(61) قَالَ كَلَّا إِنَّ مَعِيَ رَبِّي سَيَهْدِينِ 26.詩人たち章61.62節

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إِنَّ مَعِيَ رَبِّي
فَلَمَّا تَرَاءى الْجَمْعَانِ قَالَ أَصْحَابُ مُوسَى إِنَّا لَمُدْرَكُونَ(61) قَالَ كَلَّا إِنَّ مَعِيَ رَبِّي سَيَهْدِينِ 26.詩人たち章61.62節

ムーサー(モーゼ)と共にいたイスラエルの民は言った:さぁ、ムーサー!〔ファラオの民は〕まさに今、我々に追いつこうとしている;《مُدرَکون》;彼らは我々を捕まえ、そして公開処刑する。ムーサー様は応答の中で述べた: قَالَ كَلَّا,決してそのような事態にならないだろう;何故か?إِنَّ مَعِيَ رَبِّي ;共にいるとは、これである。もし、私とあなた方が、この、唯一神と共にいることを守ることが出来たなら、あなた方は知りなさい!アメリカはまったく何でもない、たとえアメリカの10倍の力を持った人々がこの世界で力を握っていたとしても、唯一神が共にいるこの力は、彼らに対して勝利を収めるだろう。

両者が互いに姿が見えるようになると、ムーサーの仲間たちは言った。「私たちは、必ず追いつかれるでしょう。」 26.61

彼(ムーサー)は言った。「決して、そうではない。まことに私の主は私と共におられます。すぐに私を御導きになられるでしょう。」 26.62
(26.詩人たち章61.62節)

※クルアーン日本語訳は「聖クルアーン日本語訳 澤田達一」より引用


手厳しい報復とはこれである…

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手厳しい報復とはこれである…

イラン革命ガードは目下、反撃を行った。そしてアメリカの拠点を自身のミサイルで粉砕した。そして、その暴虐で高慢な政府の名声と威厳を踏み潰した。そして、アメリカへの根本的懲戒処分とは、彼らを地域から駆逐することである。


勝利の扉 そこに殉教者たちはいない

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勝利の扉 そこに殉教者たちはいない(勝利の扉を目前に、あなた方殉教者たちは先に旅立ってしまい、我々は只々寂しい…)

至高なる唯一神は、献身的な僕たちの純正さ(اخلاص)に潤沢な天恵(برکة)を授けられ、潤沢な天恵の作用が始まる。芽生えそして成長して、その賜物がすべてに行き渡る作用となる。そして、その潤沢な幾つもの天恵は、人々の間に留まるのである。これは純正さに起因するのである。


もし石であったら、必ずや硬い石であった

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もし石であったら、必ずや硬い石であった※2

殉教者ソレイマーニー司令官は、例えるなら最前線に立つ勇敢さを持って最も危険な地帯に赴き、勇敢に戦ったものであった。そして、彼はシリアとイラクにおいて、ダーイッシュ(ISIS)やその類似勢力のテロリスト分子の敗北に最も効果的な措置を取る人物の一人であった。

※2.その石が御影石の如き硬さのため、如何なる馬でも頂きに登れず、如何なる鳥も頂きに飛ぶことが出来ない。如何なる人も、かれの唯一神信仰や純正さ(اخلاص)の点で、彼に敵う者はいないことを表現している。

ナフジュル・バラーガ(雄弁の道)叡智435:マーリク・アシュタルの特徴より حکمت 435 نهج البلاغه : ویژگیهای مالک اشتر


敵たちはアッラーの日、つまりハージ・ガーセム・ソレイマーニー将軍の殉教を忘れさせたがっていた

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飛行機の墜落は胸が張り裂ける事件であった;しかし:

敵たちはアッラーの日、つまりハージ・ガーセム・ソレイマーニー将軍の殉教を忘れさせたがっていた

飛行機の墜落は胸が張り裂ける事件であった;言葉の真なる意味で、我々の心は炎で焼かれた。親愛なる若者たち、我々の良き人々、そして他国からここにいた皆さんを失ったことは、大変痛ましく断腸の念に駆られる事件であった。これにおいては微塵の疑いもない;しかし、若干の者たちは、アメリカのテレビやイギリスのラジオへの追随や手引きで、この事件を粉飾して、親愛なるこの殉教者二人の、偉大なる殉教に起因するアッラーの日の出来事を忘れるにまかせようと懸命に取り組んだ。

しつけの悪いアメリカ政府の業務報告書

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地域におけるアメリカの悪行の諸事例

しつけの悪いアメリカ政府の業務報告書

革命最高指導者は、2020/01/17の金曜礼拝の説教の一部において、西アジア地域の諸国民に言及し、この地域におけるアメリカの数々の悪行の幾つかを数え上げられた。これらの事例をここで描いて読み返してみる。

パレスチナ
目的:アジア大陸諸国の中心におけるシオニスト体制の拠点樹立
方法:犯罪集団シオニストらに対してパレスチナを無防備状態に措く

シリアとレバノン
目的:従属したシリア・レバノン政府の占有においてと、アメリカ政府のための勤労者の確立
方法:最大限の暴虐と悪行の実行
結果:・ここ近年におけるシリア国民の厳しい試練
   ・レバノンにおける連続した内部紛争

イラク
目的:①イラン人とイラク人がお互いに憎しみ合うための取り組み(互いの怒りや憎しみを助長する宣伝活動と巨額予算でもって)
    ②イラクの石油財産のすべてを所有するための取り組み
方法:・信徒の武装解除と故郷・地元愛(他地域・他国は敵とする理解)のための取り組み
   ・アメリカ軍の撤収を既決したイラク議会の決定に反対すること
   ・イラク人民動員軍の殉教者アブー・ムハンディス将軍とコドゥス部隊の殉教者ソレイマーニー将軍の暗殺テロ
   ・イラクを分割するための取り組み
   ・内戦と内部紛争の工作
   ・イラクでの連続的な破壊活動と扇動

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新イスラーム文明への歩みのための解決策

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新イスラーム文明への歩みのための解決策

互いの怒りや憎しみを助長する悪魔的所業から救済を得るための関係する地域に住む諸国民の義務

イスラーム革命最高指導者は、2020/01/17の歴史的な金曜礼拝の説教において、アラビア語での説教部分において、アメリカの支配下地域に住む諸国民に対しての説教で、同様によそ者たちシオニストらの統治からのパレスチナの開放を提示した。これらの事例をここで描いて読み返してみる。

・地域大学の協力、共同研究
知識とテクノロジー進歩そして文明の土台作りのため

・地域のイスラーム法学者たちの一致団結
イスラーム生活のための解決方法の獲得のため

・地域を分断する諸原因の一掃

・地域における軍・部隊の関係強化
地域からの侵略や戦争を遠ざけるための軍・部隊の関係強化

・地域市場の関係強化
窃盗搾取する会社の統治支配から諸国経済を解放するため

・地域における情報媒体の共同協力
一般的文化の根本を矯正するため

以上

―――――本文はここまで―――――

以上、この続きはありません。

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