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ムハッラム7夜目 アリー・アスガル様らの追悼

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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名によって

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おぉ、アッラーよ!祝福くださいムハンマド様を
そして彼の御一門を
そして彼らの救済を近づけてください

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イマーム・フサイン様にサラーム
アリー・ブン・フサイン様にサラーム
イマーム・フサイン様の子供たちにサラーム
イマーム・フサイン様の支援者たちにサラーム

ムハッラム7夜目

アリー・アスガル様

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彼を追悼します。

アリー・アスガル様はイマーム・フサイン様の御子息でアーシューラーの悲劇時には未だ生後6ヵ月の乳児でした。

イマーム・フサイン様が昨晩仰った通り、戦場に赴いた彼の援助者は全て殉教を遂げていました。

もはや、イマーム・フサイン様以外の戦士は残されていません。

宿営地のテントには、唯一神の叡智とお計らいで病に倒れて戦場に赴けない4代目イマーム・サッジャード様と預言者様の御一門の人々の女性や子供たち、彼らを援助するためにカルバラーまで付き添い、殉教を遂げた人々の女性たちと子供たちがいました。

2日前にクーファ総督軍の卑劣な作戦によって水の補給が断たれたことと、荒野の暑さで喉は渇き切り、その上、愛する人々との別れと戦場の凄惨な光景が、彼らの精神と体力を極限まで奪っていました。

イマーム・フサイン様が最期のお別れにテントへやって来ます。

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各々、最期のお別れを済ませる中、
乳児であったアリー・アスガル様は喉の渇きに耐えきれないご様子でした。

イマーム・フサイン様がアリー・アスガル様を抱えて敵陣に対峙します。

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皆の者!

私に同情しないのでしたら、

この乳児に同情しなさい!


すると、
敵陣から水は運ばれて来ず、

代わりに・・・

殺傷力の高い鏃(やじり)のついた
弓矢が飛んできたのです

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弓矢は乳児アリー・アスガル様の喉に命中します

イマーム・フサイン様はドクドクと血が流れ出る喉元に手をあてがい
その血を天空に目掛けて放たれました。

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続けて仰いました:

«هَوَّنَ عَلَىَّ ما نَزَلَ بي أَنَّهُ بِعَيْنِ اللّهِ»

この苦難を

私に容易とするものとは、

すべてが

唯一神の御臨在のもとであることなのです

(すべて唯一神がご存知であられることなのです)

そして、

先ほど天空へと放たれた乳児の血は、

地面へと落ちたのです。

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典拠
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علی اصغر

アーシューラーの物語
正午の礼拝
独りの戦士~ハルマラの弓矢

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