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酸素ゲームプレイ日記(第1回) - OxygenNotIncluded
そういうわけでツイッターで俺が布教しまくっている酸素ゲームのプレイ日記をつけていきたいと思う。
どんなゲーム?
簡単に言えば、地中に生まれた「複製人間」を使って、コロニーを発展させるゲームである。
このゲームは単純化された箱庭の地球シミュレーターみたいなものである。
目的はコロニーを発展させてロケットなどを開発したり、持続的に生存可能な生活環境を構築することであるが、このゲームの凄いところは人間の生きる環境がどのようにして成立しているかを考えさせられる点である。
生き物は常に何かを消費して生きている。
我々人間が食べる肉はもともと牧場で育てられた牛であったり、海で取れた魚であったりするわけだが、牛は牧草を食べるし、魚は海藻を食べたりする。その牧草や海藻も適切な栄養や温度が保たれて初めて成長できる。
普段、我々がご飯を食べるとき、金銭と引き換えにスーパーマーケットに並ぶ加工された肉や魚を手に取り、キッチンで調理して口に運ぶ。消化された食物はウンコとなってトイレに流れ、我々の目に見えるところから消えていく。我々は普段、自分が口に運ぶものがどこからきて、それらがどのようにして育ってきたかなど、さほど意識せずに生きているが、その生活は実に絶妙なバランスで成り立っている。
人間が海を汚すと海藻は育たなくなるし魚は死んでいく。大地が砂漠化すれば牧草は生えなくなり牛も死ぬ。それが酷くなれば食物連鎖のバランスは崩れ、人間が築き上げてきた文明の存続にまで危機的な影響を与えることになるのである。
これは大げさな話ではなく、歴史にある一例を挙げると1958年から1962年。中国で「四害駆除運動」というものが行われた。ペストやマラリアの蔓延に頭を悩ませていた中国がその媒介元となるネズミ・ハエ・蚊・スズメを徹底的に駆除したのである。
すると何が起こったかというと、それまでスズメは畑の農作物を食べる害虫を食べて生きていたのだが、そのスズメが駆除されたことによって、畑は害虫が蔓延して大飢饉となり、数千万人が餓死することになったのである。
このように人間が無思慮に地球環境のバランスを崩すと大きなしっぺ返しが待っている。地球の環境はまさに奇跡的なバランスで成り立っているのである。
このゲームはそういった奇跡的なバランスで成り立っている食物連鎖や地球環境をデフォルメしつつ見事にシミュレートしており、複雑な要因で成り立つ環境をいかに崩さずコロニーを発展させるか、戦略を練りつつ持続的な環境を構築していくのが楽しいのである。
多分、プレイ日記を読むと「なんちゅう複雑なゲームや…」と思うかもしれないが、一度ハマってしまうと40間近のオッサンが明日仕事なのに朝までぶっ続けで10時間以上プレイしてしまうような電子ドラッグへと変貌する。
うまく環境のバランスをとりつつ発展できたときは快感そのものである。
前置きが長くなったが、それでは始めるぜ…。
最初にやること
ゲームモードを決める。
俺はもう酸素ゲームのプロだからな!
楽勝モードじゃ物足りねえぜ!ってなわけでサバイバル。
コロニーを作る惑星は、とりあえず「テラ」にする。
割と資源が沢山ある星だが、それでもめっちゃむずい。
さあ、始まりだ…。
まずは複製人間を3人選ぶ。
それぞれ複製人間は特性があって、料理が不得意であったり食中毒になりにくかったり様々あるけど、説明はおいおい。
このゲームにはストレス値があって、ストレスが溜まっていくと、建物を壊したり、ゲロはきまくったりと奇行に走る。それがまた他の住人のストレスを貯めて泥沼になることもある。
気に入らなかったら交換できるけど、今回はスクショの内容で。
ただ、せっかくだから名前だけ変えよう。
けんも三兄弟。
そしてコロニーの名前も決められる。
地獄にしかならなそうなコロニーだがまあいい…。
そしてけんも三兄弟はこの星に生まれた。
まず最初にやらないといけないことは、見える範囲の全貌の確認だ。
今から作るコロニーにある天然資源がどのようなレイアウトになっているかを確認する。
水が随所にある。複製人間はあまり水を消費しないが、水は農作物を作るための貴重な資源だ。この水は最終的に一か所に貯めてるように設計していきたい。
※黒枠で覆われているところは未開の地で、複製人間が近づくと視野が色がっていく。
右上を見ると間欠泉がある。
これは塩素を吹き出す間欠泉で、塩素は殺菌に役立つ。
殺菌すれば食物も腐りにくくなり、食中毒を防ぐことができる。
コロニーの資源は有限であるが、一部例外があり、間欠泉はその一つだ。
今この時点で、安定した塩素の供給源を手に入れたというわけだ。
これはぜひ有効に活用していきたいところだが、間欠泉が出す気体の温度は高温である。高温の気体を放置しているとコロニーの温度が高くなって、農作物が育たなくなるため取り扱いには気を付けたい。
他はまあ特に特筆するべきところはないか。
まず最初にやらなければならないのは生活環境の確保。その中でも特に早急に必要なものがトイレである。トイレがないとそのまま垂れ流しである。汚染水をまき散らすことになって環境に良くない。複製人間は穴を掘って、その穴で取れた鉱物を使ってものを作ることができるので、とりあえずはトイレを作るために穴を掘る。
つーわけでレッツマイニング。
1階部分は作業場にしたいので、2階部分にトイレと洗面台を2セット作った。これで垂れ流しは回避だ…(これを作るまでに一度失禁した)
次は寝る場所の確保だ…。
トイレの近くに寝る場所を作ると移動が少なくて良い。
ただしトイレは衛生環境が良くないので少し距離を置く。
けんも次郎がベッドの構築中に高いところに上って降りられなくなって、そのまま失禁してしまった…。梯子を作って降りれるようにする。
どうにか仮説ベッドができたが、シャインバグという光を放つ原生生物のせいで明るくて眠れないけんも太郎。
しかしこのシャインバグは光が必要な農作物を育てたりするのに役に立つので殺さずにこのまま寝室からいなくなってくれるのを待つ。
どうにかシャインバグは寝室からでていってくれた。
そして3サイクル目に入る。3サイクルに一度のボーナスがある。
人間を増やすか、補給品を受け取ることができる。
人間をいきなり沢山増やすと食料不足が起きてしまうので安易に増やせないのだが、3人は少ないので一人増やすことにする。
集合体恐怖症のけんも四郎。
ウェルカム・トゥ・アンダーグラァゥンド(耳元で囁く)
さて、どんどん新しい建物を作っていこう
つーわけで発電機と充電池とパソコンつくったった。
パソコンを作ると研究ができるようになり、研究すると新しいオブジェクトを作れるようになる。作れるオブジェクトは多種多様あるが、まずは食料の確保をしたい。
研究するけんも次郎と、そのための発電をするけんも四郎。
そして何もせずそれを眺めるけんも太郎。
パソコンは土を消費して稼働する。(なにそれすごい)
暇そうなので並行して水を一か所に集めるための工事をすることにする。
水を居住地域の近くに貯めておくと、気温を維持しやすい
このゲームはとにかく熱の制御が肝である。
しかし大規模な工事になるので先に食料の確保をする必要がある。
土を掘っているとムックルートという食える果物も出てくるが、それじゃ足りないので微生物粉砕機というものを作る。これは水と土から直接食べものを作れる謎の機械なのだが、味はおいしくないので食べるとストレスがたまる。
しかし、今は食べ物がなく兵糧攻め状態なのでまずは土食って我慢する。
そうこうしているうちに食べ物の研究が終わったので次の研究を行う。
これから水の処理をするので液体の研究をしよう。
パイプを作るとポンプを使って水の移動ができるようになる。
ほかにもいろいろな研究を行って作れるものを増やしていく。
そうそう、複製人間は酸素で呼吸し、二酸化炭素を排出しているので、コロニーの酸素はどんどん薄くなっていく。なので酸素発生装置を作る。
これは緑藻を消費することで酸素を生成できる。
緑藻はまあまあ貴重な資源なので、緑藻に酸素生成を依存していると、緑藻がなくなったら呼吸できなくなってしまう。なのでこれは初期の酸素調達方法であり、持続的な環境を作るには他の方法で酸素を作る必要がある。
そうこうしているうちに水の受け皿ができたので水を中央に送る。
どんどん中央に水を流していく。この設計は何気に慣れが必要だ。
水が溜まってきたら受け皿を深くする。
計算通り…。
水をすべて流し終えて、ブロックを整えたら完成だ…。
今日はここまで…。
ちょっと細かく書きすぎたので次回以降はもう少しスピードアップしたい…。
次回は?
まとまった水が確保できたので、研究を進めつつ、農業に取り掛かりたいと思う。農作物が取れると食べ物の質が上がってストレスが減り、士気が上がる。士気が上がるとできることが増えていく。
ただし、農作物を作ると今度は農作物を育てるための様々な設備や材料が必要になっていく。
コロニーが進歩するたびに消費するものも増えていくのだ…。