【コラムアーカイブ】ヴァリバブル・サーガにようこそ
みなさま、初めまして!ラディカル・オムニシエンス社広報を担当しております、リチャードと申します。この度、ヴァリバブル・サーガの魅力を紹介すべく、【※雑誌名読み取りできず】にてコラムを掲載させていただきました。
今回、1回目の題材として、まずトレーディングカードゲームについてのご説明を行い、その後本製品について触れていこうと思います。是非お付き合いください。
トレーディングカードゲームとは?
みなさまは、カードゲームといえば何を想像しますか?トランプ、UNO、ハナフダ……いずれも歴史あるゲームですね。
一方で、トレーディングカードというのはまだあまり馴染みがないかもしれません。たとえばプロ野球選手のブロマイドとして発売された『メジャーリーガーズ』。日本で発売され爆発的なヒットを生み出した『ビックリマン・チョコレート』。タバコのおまけカードなどもトレーディングカードと言えるかもしれません。
両者は何がちがうのか?それは、カードゲームにはカード種類の多様性が、トレーディングカードにはゲームルールが、それぞれ存在しないという事です。前者は決まった枚数、決まった種類のカードを常に使用します。後者は膨大な種類がありますが、それらを使って1つのゲームプレイをする、という事がありませんでした……これまでは。
我々はブレインストーミングの果てに一つの解に辿り着きました。異なる両者を合わせることで、異なる種類のカードを使用し、統一性のあるルールでゲームプレイをする。つまり、トレーディングカードゲームの発明に至ったのです。新たなカードが追加される度に、ルールはどんどん拡張されていきますが、骨子となるゲームルールは変わらず、新旧のカードを組み合わせてプレイする事もまた可能となります。
まとめると、トレーディングカードゲームとは、トレーディングカードとカードゲームを合わせたものです!この宇宙的融合の第一歩として、我々はヴァリバブル・サーガを世に送り出す事にしたのです。
ではいよいよ、ヴァリバブル・サーガについてご説明いたします!
ヴァリバブル・サーガってなに?
一言でいえば、無数のカードを駆使して戦う戦略性カードゲームです。
タイトルの『ヴァリバブル』とは、Variable(可変)とBubble(泡)を合わせた造語です。多元宇宙論に着想を得て名付けられました。つまり、世界は無数の泡でできていて、我々の世界はその泡の一つに過ぎない……泡の向こうにはまったく別の世界が広がり、別の生物がいて、物理法則でない、別の法則が働いている。そういう世界観の構想が、ゲームタイトルにそのまま表れています。
ヴァリアブル・サーガのプレイヤーは、複数の泡を行き来する『渡りの魔札使い』です。様々な世界を旅しながら、数々の未知を体験し、魔法や技術を学び、住人たちと触れ合います。そうして培った経験を自分の力へと変換して、時には強大な敵と、時には好敵手と戦っていくわけです。
もう1つ、タイトルにはSaga(神話)が付けられています。このゲームが神話として語り継がれるくらい続いてほしい我々の願いと、それぞれの泡……世界に秘められた歴史を辿り、隠された神話を紐解いてほしい……そういうフレーバー要素が込められています。ヴァリアブル・サーガ。変化する泡の神話。そういうことです。
どんなルールなのか?
まず、ヴァリバブルサーガには大きく分けて2つのカードがあります。1つは【生物】呪文。さまざまな世界の住人を呼び出すカードです。
次に呪文カードの紹介です。呪文カードは、それぞれの世界で見聞きしたり、習得した技という位置づけです。生物と違って使い切りですが、様々な効果を発揮します。
プレイヤーには『結界力場』と呼ばれるシールド値が設定されていて、上記のようなカードを駆使して、先に相手の結界力場のシールド値を0にしたプレイヤーが勝利となります。ターン制を採用しているので、その目的のために交互に自分の手番を行うわけですね。
生物の召喚、呪文の使用にはコストが必要です。最初は少ない値から始まりますが、ターンが進むにつれてだんだんと上限値が増えていき、より多くのカードを使用することができるようになります。強力なカードは通常より多くのコストが必要になる事も多く、必然的にゲーム後半になるほど、派手な展開になっていくことが多いです。
ゲームプレイの前に、プレイヤーはこれらのカードを組み合わせて、40枚以上の山札……デッキを構築します。トランプのように決められた種類・枚数の52枚ではなく、完全にプレイヤーが創意工夫で、自分だけのデッキを構築するのです。同名カードは3枚までの制限はありますが、その他の制約がないため、自由にカードを組み合わせることができます。
そしてもう1枚、山札とは別にとある生物カードを置くことができます……それは本日最後にご紹介する、アヴァター・カードです!アヴァター……つまりプレイヤー自身の分身・化身です。分類上は生物カードに属しますが、山札からは使わず、任意のタイミングで、コストを支払うことで召喚することが可能です。通常、アヴァターは普通の生物よりも強力ですが、破壊されてしまうと、結界力場の残りシールド値に関わらず敗北してしまいます……つまり、ハイリスク・ハイリターンな切り札なのです。
スターターデッキには二種類のアヴァターが収録されます。あなた自身にどちらが近いか、ぜひ考えてみてください!
詳細なルールについては次のページに纏めましたので、是非読んでみてください!
終わりに
来月号のコラムでは、いよいよ発売される初のブースター・ボックスについて説明させていただく予定です。今後のコラムについての要望や、ゲームプレイの感想などあれば、弊社のヴァリバブル・サーガ窓口までぜひお送りください!
それでは、ラディカル広報のリチャードでした。また来月もお会いしましょう!
リチャード・A・ピックマン