かなり危うい日本の半導体株
TELやアドバンテストなどの半導体製造装置メーカーが昨年から好調だ。
しかしPER(株価収益率:要は何年でその株価と同じ利益を得られるかということ)が高くなりすぎているため危険だと私は以前から述べてきた。
調べていくとさらに悪いことに半導体製造装置メーカーはサムスン(韓国)や中国への依存がおもいのほか大きいことがわかった。
サムスンの不振と中国のリセッション(景気後退)がこれらの企業を直撃する可能性が高い。
他方、米国では生成AIブームが継続中だ。
生成AIでは、いままでPCの地味なパーツに過ぎなかったGPUが大量に必要になる。
そのため同じく地味な企業だったNVIDIAの株価が爆発的に上昇しているが半導体業界にどこまで影響があるのか慎重に見極めていく必要がある。
半導体銘柄は日経の好調を下支えしてきただけにこれらが暴落すると長期にわたって日経平均が停滞する可能性もあるとみている。
加えてドル円150円到達で円安ブーストによる株価かさ上げも限界に近い。
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