バークリーのランはハーツあってこそ

昨年まで所属したNYジャイアンツではまあまあなRBだったセクオン・バークリー。

なぜイーグルス移籍でスペシャルな選手としての才能を開花させることが出来たのか。

NYGのOLがへなちょこだったから?
ダボールがランを構築するのが下手だったか?
どうだろう。

ただ、フィラデルフィア・イーグルスのコーチの考えはちょっと違う。

2024プレーオフ、リンカーンファイナンシャルフィールドにおけるラムズ戦 の勝利で、セイクワン・バークリーは、2つの大きなタッチダウン・ランを決めた。

どちらもジャレン・ハーツがオーディブルでプレーを変更したものだ。

HCニック・シリアニは、ハーツは土壇場でのプレー変更に長けていると語る。

”昨日の試合、バークリーの2発のビッグタッチダウン、あれ実はハーツが土壇場でプレーを変えた”

シリアニHCはハーツのプレー変更の能力には舌を巻いている。

「あいつのあの嗅覚は素晴らしい。
 あのとっさの判断、QBにとって一番大事な事だ。
 ハーツはスクリメージラインでのプレー変更を頭使ってしっかりやってる。」

「まずハーツとCのジャーゲンズ、あそこで全員の息を合わせる。そこから全員で、あのロングゲインにつなげるんだ。」

「OL陣、あいつらの壁とスペース作りは完璧だった。
さらにあの2本のロングラン、WR陣のブロックが素晴らしい。
2本目はA.J.ブラウン、あれはシビれたね。1本目はA.J.とスミス、あいつらのブロックが光ってた。

今日のミーティングでも言ったんだけど、1本目はA.J.がニッケルをがっちり抑えて、スミスはまさに"お手本"みたいなストークブロック決めたんだ。」

「もしWRスクールの初級クラスがあったら、あのスミスのストークブロックを教材にするね。要はストークブロックってのは、技術の粋なんだよ。

DBにすぐ捕まっちゃダメ、崩れないようにしないと。早すぎると、簡単にかわされちまう。でもスミスは、あの距離感を完璧に保ってた。で、ボールが来ると見るや、ガッチリ決めたんだ。」

「まあとにかく、あのプレーは全員の力があってこそ。もちろん、走ったバークリーのゲインはえげつない。あいつはマジで化け物だ。
でも、本当に全員のハードワークの結晶なんだ。そして何より、最高のプレーを選ぶハーツ、あいつが全ての始まりなんだよ。」

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