見えないものを見ようとしない
●12月14日(土)
・休日なので寝坊した。9時半過ぎに布団から出る。寒かった。昨日買ったパンをもそもそと食べる。今日は何をするか考えていたら月のものが来たので、家でゆっくり過ごすことにした。
・匿名ラジオの過去回を聴きながら服に着替える。「明日地球が40%の確率で滅亡するとしたらどうする?」を聴きながら、自分ならどうするか考えてみた。40%か。うーん、外では自暴自棄になった人が起こす犯罪が多そうなので、恋人と家で寄り添いながら過ごすしかなさそうだ。こういうとき、自分は思い切ったことをやる人間ではないことが露呈した。だって40%だもんな……。60%で滅亡しなかったときのことを考えたら、大がかりなことをする気にもならなかった。ちなみにこの回のラストはなかなか好きだった。
・1月11日のZINEフェスで出す新刊の準備。本文の調整をしたり、奥付けデータを作ったり、「あとがき」を執筆したり。私のZINEの作り方はわりと独特なので、これ誰にも参考にならないだろうな〜と思いながら製作を進める。なんなら自分でも「今何やってんだ」となることがある。なんだこれ。
・年末の同人誌系イベントラッシュをすっかり忘れていた。印刷所の枠がどんどん埋まっているのに今さら気付き、急いで印刷所を予約する。ひょんなことから入稿期限が次の月曜日15時までになってしまった。まぁ間に合うけど、明日のうちにデータ周りを全て終わらせることになるな。これまで、全然余裕をもってZINEが作れた試しがない。基本的に計画性がない人間なので、今まで間に合っていたのも不思議といえば不思議だ。ギリギリ入稿とギリギリ納品でいつも生きている。KATーTUNかよ。
・ZINEを新しく作る度に、思い浮かべる人がいる。中学生の頃から私の書いた文章を読んでくれた恩師である。故郷に帰る機会はあれど、恩師には1年近く会えていない。そもそも私がZINEを作り始めたことすら、恩師は知らないのである。知ったなら、絶対に面白がってくれるはずなのだが。
・「これをあの人に読んでもらう日はいつか来るのかしらん」と思いながら、せっせとZINEを作り続けている。
・今年は、知り合いと会う機会がほとんどない1年だった気がする。あまりにも会わなさすぎて、もう私には友達、いや知り合いなんてほぼいなかったんじゃないだろうかと錯覚してしまう。年々友達が少なくなる感覚があり、「自分の何かが悪かったんだろうか?」と思い悩む今日この頃だった。
・調べてみたら、ここ1ヶ月は水星の逆行だった。なーんだ、だから昔の知り合いが懐かしいんだな〜と勝手に納得しておいた。すべては水星の逆行のせい。それでいいのだ。友達が減ったかどうかなんて、本当のところはよく分からないんだから。
・辛いときは気圧のせい、天気のせい、星のせいにしておく。自分だけに原因があるか判断しきれないときは、自然のせいにすると無駄に思い悩む時間が減るのでおすすめだ。考えるべきは、「自分で判断できること」だけで十分である。